ビデオにハマった

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さて。三つばかしテスト投稿を終えて調子をつかんだところで、そろそろ本題。いや本題というのもアレですが、そもそも突然このサイトを作ろうと思い立ったきっかけは、ここ1年のあいだにすっかりハマってしまった映像(ビデオ)関連の話を書こうと思ったからでした。

▶ ひょうたんから駒でHiVision…

一昨年(2008年)の1月、ふとした機会にクライアントさんから『今度、北海道へイベント遠征するんだけど、ビデオで記録を残してもらえないかな?』とのご相談を受けました。そして、「面白そうですねえ。喜んで!」とお引き受けし、さっそくビデオカメラを買いに出かけました(おいおい、そこから始まるのか?)。

▶ いちおう映像の勉強は少々…

その昔、大学時代は映像芸術が専攻で、朝も夜もArriの16mmカメラを抱えて撮影と編集に明け暮れました。大学卒業後はTV東京系の制作会社で報道番組の助監督を半年、その後、外資の広告代理店マンを3年経験してから独立してグラフィックデザイナーとなり、一時、映像の世界から完全離脱。それから数年、友人のセミプロ演劇集団の皆と「自主制作ビデオを作ろう!」と盛り上がり、某・大手居酒屋さんにスポンサーになってもらってパイロット版まがいの作品を作ったりしたこともありました。が、ここ10年ばかり、またもや映像と疎遠に。

…という背景を経て、この時に購入したのはキヤノンのiVIS HV20というHiVision(HDV)カメラ。友人の小寺NOBさんが AV Watchの連載で『絵はもはやコンシューマには行き過ぎた「化け物」!?』とベタ褒めしていたので、安心して購入。実際、それまでHi-8〜DVときて、DVCAMまでで進化が止まっていたボクにとっては、まったくもって驚嘆の高画質。しかもフィルムの質感を再現するガンマ設定、映画と同じ24fpsでの撮影機能も内蔵されていて、大満足のお買い物でした。

▶ ようやく正式な“お仕事”に…

せっかく良いカメラを手にいれたので、依頼を受けた1本だけで終わってしまってはモッタイナイ!とばかりに、それからは呼ばれも乞われもしないのに「あ、それは是非ビデオで収録しましょう!」と持ちかけては、なにかというと勝手にHV20を持ってイベント会場に乗り込み、収録を続けました。

その後、YouTubeの高画質化に伴う形で“チャンネル”を作り、ボクが企画・運営しているクライアントさんのHP上で公開したところ、これが思いのほか大好評。いつしか「あ、来月のイベントもビデオで…」と頼んでもらえるようになりました(=つまり、正式な“お仕事”になっていきました)。

2008年は不定期に全国各地でイベントを行うクライアントさんに同行する形で、ビデオ収録〜編集〜公開を繰り返していたのですが、これを見た他部署の方たちから徐々に『うちも頼むよ』『こっちもお願い』と依頼をいただけるようになり、折からの紙資源節約方針から印刷物の受注が減るのと反比例する形で、ビデオの仕事ばかりが増えていきました。こうして2009年度は、同じクライアントさんの4つの部署の皆さんが行う、ほぼ全イベントの撮影〜公開までを担当する立場に。

▶ テープ収録は「取り込み」がかったるい…

ビデオの仕事が増えるに従い、撮影も編集も“問題なく楽しい”のに、その二つの作業のあいだに必ず入る「テープからの素材取り込み」がどうにも我慢ならなくなってきました。当たり前のことですが、60分テープにぎっしり収録した素材を取り込むためには、実時間と同じ60分という時間が必要です。って、別に転送が終わるのを待ってないで何か他の事をやっていれば良いようなものですが、基本、データ取込中は、CPUにそれ以上の負担をかけないよう他の作業もできないのですね。そしてボクは気が短いので、この時間が待てない。なんとかもっと早く取り込めないものか?

そこで目をつけたのが、『世界初、Apple社QuickTime(for Final Cut Pro)ファイルフォーマット対応』のコピーと共に、JVCから発売されたばかりのGY-HM100という業務用ハンディカム。動画のフォーマットはHDVでもAVCHDでもなく、SONYのXDCAM EX(HQ/35Mbps)。これをApple標準のQuickTimeコンテナでラッピングした形式らしい。記録メディアは安価なSDHCカード。収録素材はカードからMacにコピペするだけで、そのままFinal Cut Proのシーケンスに取り込めるそうだ。

というわけで2009年の夏、それまで一年半に渡ってお世話になったiVIS HV20には隠居してもらい、新たにGY-HM100を導入したのでした。

…そして、すべてはココから始まったのです。

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