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新兵器であるGY-HM100が到着した7月下旬はちょうど夏休みの真っ最中とあって、各種イベント・催し物の類が多く、ろくにテストする間もなく早速8月初旬からガンガン使い始めました。小さくて軽いとはいえ業務用機ならではのグリップの良さ、そしてSDHCカードによる気軽な運用に助けられ、すぐに撮影〜取り込み〜編集まで、ストレスフリーの作業フローを構築することができました。
うん、これは素晴らしい! …ところが。
きっと人間というのは、余裕ができて初めて「次の課題」が見えてくる生きものなのでしょう。またしても改善したいことが出てきました。それはビデオ映像の“奥行きのないフラットさ”、具体的にはほぼパンフォーカスとも言える画面中のすべてに常時ピントが合っている状態の絵です。
さらに、幾らカメラ本体の色設定を調節しようとも、またいかなる条件下で撮影しようとも、自分が撮る絵は絶対にPhilip Bloom先生のレビュービデオのような色(黒が締まり、フィルムのような質感とコントラストの映像)になってくれない、という問題も本格的にどうにかしたくなってきました。
下は、上記「さらなる課題発見」のもとになったビデオです。こうしたゴチャゴチャと大勢の人たちが動きまわる活動風景の収録では、見せたいもの(メインの被写体)以外をボカしたい場面が多々あったのですが、全くボケてくれません。その上、いちおうFinal Cut Pro内で色の調整はしたものの、雰囲気が出ません。どうすれば良いのでしょう?
http://www.youtube.com/watch?v=I3H8GnADt2E
これまで、こうした活動の記録は、あくまでも報告書等への掲載に使う「写真がメイン」であり、ビデオは二の次、三の次の、いわば「オマケ」でした。ところが今や写真とビデオの立場が逆転しています。機材も新しくしたことだし、ちょっと本格的に勉強しなくては!と思い始めたのでした。
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