どっしぇ〜! 世間的にはちょうど今日から、オランダはアムステルダムで IBC(国際放送展/会議)が始まろうとしているわけですが、今月は中旬に今度はドイツはケルンで Photokina 2012が開催されることになっています(9/18〜23)。そして、天下の Carl Zeiss様としては、やはりお膝元で開かれる祭典のほうが重要ということなんでしょうか(いや、たぶんそういう事ではなく)、IBCのほうはさらっとスルーして Photokinaで展示(あるいは発表)する新しい製品に関するニュースが話題になっております。曰く…
フルフレーム画角をカバーする現行一眼レンズ・ラインナップを刷新する! (゚Д゚;)
そして、その刷新ラインナップの第一弾として、Distagon 55mm f/1.4 T* のプロトタイプをプレミア展示するそうで、ソースには製品写真も開示されてるんですが、なんで 50mmじゃなくて 55mmなんですか?って突っ込みは脇に置いたとして、これがなんというかその、曰く言いがたいヌルッとしてツルッとしたルルルン質感で(は?)、いやつまりその、写真を一瞥した限りでは、古式ゆかしい外観の現行モデルのほうが高級感があるような気がしませんか? (´ヘ`;)
で、なにが刷新されたか?っていうと、なんと光学系を丸ごと一新しちゃったそうで、“すべての面で現行モデルよりも優れている” そうであります。その描写性能は、“従来の中判フォーマット用レンズとも比肩しうる、未だかつてないもの” だそうであります。
…かなり自信満々です。ww
あとコレ、写真だとサイズ感がよくわかりませんが、なにげにフィルター径が ∅82mm(!)と刻印されていて、現行50mm f/1.4のそれが ∅58mmであることを考えると、マニュアル・フォーカスの標準レンズとしては異例のジャンボサイズですか?
市場投入は2013年の第二四半期。まずは順当に、キャノンEFマウント(ZE)及びニコンFマウント版(ZF.2)で登場する旨、アナウンスされています。
さらにもう一つ、こちらもビッグニュース!だと思うんですが、Zeissさん、ミラーレス・カメラ向け(ってことは、マイクロ・フォーサーズ & SONY E? まさか、Canon Mは… ねぇ?)のオートフォーカス・レンズを開発中なんだそうですよ! (゚Д゚;)
Zeissの名を冠したオートフォーカス・レンズ等と云うと「ん? SONYのコンデジ?」ってな気分になりますが、Zeissの副社長様が自ら自社ブログで言明しているこちらは、ちょいと違うものになるはず(?)。で、こちらも来年 2013年中盤には市場投入するそうで、最初に登場するのは固定焦点のワイドと標準、それにマクロだと明かされています。
もひとつオマケで、こちらはあんまり僕らには関係ないかも?ですが、来年はさらに加えて、ZM(ライカM)マウント・レンズにも “サプライズ” が用意されているそうで、でもこちらは何しろサプライズということで詳細への言及はなし。w
いやあ、それにしても。Zeissさん、元気だなぁ。そして、今回の情報ソース「Carl Zeiss CAMERA LENS BLOG」、初めて読んだけど、いいブログだなぁ。凄いなぁ。日本のメーカーさんもこういう情報発信手法、真似ればいいのに。
▶ Carl Zeiss CAMERA LENS BLOG
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5 Comments
現行のZレンズはコーティングが最新になってるだけで光学系は古いですもんね。コマーシャルでしっかり撮るときは収差が大きく自分の周りでは敬遠されてました。でもこのデザインはまんまαツァイスですね。
現行の35用50mmF1.4は開放側の色収差が相当厳しかったんで、あれを超えるのは
比較的ラクかも。
先日でたef24-70もそうですが、これからは82mm径の時代ですかね。
おもくなりそう。。。x_x;
そうですね。仰る通り、性能的に現行品を越えるのは難しくないのでしょうけれど、多くの人が最初に手を出す(?)50mm f/1.4 には、「小型」で「明るく」「廉価」な標準レンズでいて欲しかったなぁ、とちょっと思ったんですよねぇ。フィルター径だって、24-70の f/通しとかならわかるんですけど、50mm単焦点のマニュアル・レンズが 82mmって… (x_x;)
よく分からんのですが、現行の135レンズはコシナ協業OEMのが大半ですよね?
それも変わるってことですか?
あう〜、ボクはこれまたてっきり COSINAさん OEMだと思いこんでいましたが、どうなんでしょうね? 特になんの説明も書かれていないので、Photokinaの Zeissブースに行って尋ねないとわからないかも!?(いや COSINAに尋ねるほうが国内旅行で済むし)