今日は、raitank blog にしては珍しい情報ソース(?)から入ってきた話題をば。本日、[ロイター東京]発・名義でアメリカから流れてきたスクープによりますと(…って、ややこしいな(笑))、Canonは来年、同社初のハイエンド・ミラーレス機を投入することを認めたそうです。
Canon のカメラ部門を率いるマエダマサヤ氏(と実名入り!)のインタビュー情報として報じられているところによりますと…
▶ REUTERS | INTERVIEW-Canon considering compact mirrorless camera
SONY を含むライバル企業は皆ミラーレス・モデルを投入し、専用レンズなどの利益率の高いアクセサリーの販売を強化しながら、今までコンパクトカメラを使っていたユーザー層の底上げを図っている。そして今、ハイエンドカメラ市場の王者である Canon と Nikon が同じ戦略を採るのではないか?との見通しが広まっている。
何人かのアナリストは、こうした新興市場への参入は Canon をより厳しい価格競争の世界へ巻き込むだろうと警鐘を鳴らしている。しかしマエダ氏によれば、ミラーレス機市場への参入はもともと単価の安い価格帯で競争することが目的ではないという。
「私たちは (ミラーレス機の)技術的側面に着目しているということです。で、来年ちょっと面白い機種を投入します」
氏によれば、この新モデルはかなり小さいらしい。だが、それが話題のミラーレス機なのかどうかは明確にしなかった。
また、Canonは生産体制を東北大震災前のレベルまで復旧したことを発表。マエダ氏は台湾に新設した工場をベースに、同社製一眼レフカメラの年間生産台数を震災前の水準=年間700万台から一気に1,000万台まで加速させる計画だ。
ということですが、コレって昨年の秋に流れた Canon EIS(EOS の後継機)の噂の “続編” ですね。
…と書いて、その噂を報じたエントリへリンクしようと思ったら… あれ?ない? ひょっとして、私、記事にしませんでしたか?(あらあらあら)
※ この写真は、昨秋、EIS60の噂が流れた時に海外の友人が送ってきたパチモン想像図です。「おぉ〜!昔のオートボーイみたいじゃん?」などと、すっかり本物と信じこんでしまいましたが、どうやら Photoshop仕事だったらしく…(爆)。
昨年9月、米の HDSLR 系ブログ、情報サイトが一斉に報じた信憑性の高そうな噂がありました。曰く、Canon は EOS の後継機となる、小型ミラーレス機 EIS を準備中である。
従来の EOS が Electronic Optical System (電子光学機器)の略だったのに対し、EIS は Electronic Image System (電子撮像機器)である。EIS は SONY の NEXシリーズ等、コンパクトカメラのユーザー層を底上げすることを狙ったモデルではなく、ハイエンド・セグメントに属すモデルである… といった感じ。その他、主なスペックとして…
・ 製品名は EIS 60
・ センサーは2,200万画素/サイズは18mmx12mm
(ほぼ、マイクロ・フォーサーズと同等)
・ 専用レンズは、EOS用レンズよりもかなり小型
・ 動画は、写真を縮小して収録するのではなく、3x3=9px のブロックを1px にブレンドしながら収録することにより、高ダイナミックレンジと低ノイズを両立させる新方式
と、かなりディテールに富んだ情報でした。
▶ EOSHD | Canon EIS 60 revealed? High end mirrorless camera with pixel fusion technology
まさかこの時の噂が、その後9ヵ月もの音沙汰ナシの時間を経て、突如、マエダ氏のインタビュー記事として復活してくるとは!
…といっても、まだ最低でも半年以上先、来年の話かぁ。
…で、5D MarkIII はどうなったんだろう?
2 Comments
気になりますよね〜。ファイルベースが浸透してきて、ますますCANONに期待しちゃいます。
はい、Canonさんはいつも「後出しジャンケン」ぽく一番最後に来るので(笑)、おのずと期待が高まってしまいます。。。