昨秋以来、続々と登場しているラージセンサー搭載機たちは、数年前に突如あらぬ方向から現れた 5D MarkIIというスチルカメラによって強制的に鎖国を解除されてしまった “フィルムとビデオのコンバージェンス地帯” に切り込む精鋭部隊ではあるものの、開発思想的には、どの機種も 5D MarkII などハナから眼中になく、そういう意味では一昔前の高嶺の花=“CineAlta” が正常進化=普及価格帯に下りてきただけに見えます。
一方、ALEXA、EPIC、F3など、話題の新世代ハイエンド機器の登場とそれに伴う制作環境の変遷は、いちいち「へ〜」とは思うものの、一人でオペレートできる事が取り柄の 5D MarkIIと共に業界の端くれに片足の小指の爪の先っちょくらいを突っ込んでいる “部外者” にとっては、もはや我が身に照らしてワクワクする類の読み物ではありません。
…早いはなし「欲しくならない」ですし(先立つものもないけれど)、これらに手を出したが最後、今までの気ままなワンマンユニット体制が崩壊してしまいます(爆)。
という過渡期的カオスの中、かたや日々使っている 5D MarkII は、その限界が気になり始めています。モアレ、暗部ノイズ、8-bit、4:2:0、480p外部出力、フォームファクター、etc。おぉ天よ、我を背丈に見合ったカメラへ導きたまへ… と、天を仰いだところ、遠く北欧神話の国・スウェーデンの IKONOSKOP 神より「こっちこっち」と誘う声あり。
ボクが初めて a-cam dII の記事を読んだのは、たぶんもう二年以上も前の話。Ikonoskop というメーカー名が普段よく聴いている Royksopp
とどことなく似ていて北欧っぽいな〜と、まずその不思議な響きの社名が頭に残ったのでした(Röyksopp はノルウェーなんだけどね)。
Ikonoskop社 は、Göran Olsson氏と Daniel Jonsäter氏、二人のフィルムメーカーが 1999年に立ち上げた16mmカメラのメーカー。なによりもまず自分たちが使いたいカメラを!と開発を続けるうち、やがて時代の要請に応じる形で 2005年頃からデジタル・シネマカメラ、dII の開発に着手。以来、苦節5年、昨年末ようやく出荷を開始することができたそうです。
a-cam dII の、この奇妙な形状にまずはご注目。基本、同社のスーパー16mmカメラ、a-cam SP16(右写真)と相似形なのだけど、デジタルということで円形のフィルムマガジン部が不要になり、さらに小型・軽量化を進める内にこのような形になった、ということらしい。
奮ってるのがビューファーの位置。このカメラはデジタル(D)一眼(Single Lens)ではあるけれど、レンズの真後ろにビューファーを配置してペンタプリズムは省略してるから、デジタル一眼+レフ(R)はない、という奇抜な造形なんですな。
内部機構に目をやると、これまたユニーク、ある意味、驚嘆のスペックが待っています。
イメージ画角 : 1920 x 1080 pixels @ 1 – 30 fps
フォーマット : 12 bit RAW (CinemaDNG format)
センサー : CCD: 10,6 mm x 6 mm (16 mm size)
音声入力 : 2 channel 16 bit @ 48 kHz (XLR)
ビューファー : VGA LCD ビューファー / OLED 側面モニタ
出 力 : HD-SDI(ビデオ)/USB2.0(データ)
電 源 : Sony NP-F770 内蔵/または 7.2 V
筐 体 : アルミ削り出し
寸 法 : 222 mm x 91.5 mm x 83 mm
レンズマウント : PL、Leica M、IMS、C-mount
質 量 : 1.5 kg 以下(メモリカートリッジ、バッテリー含む)
どうですか? 12-bit RAW の Cinema DNG 形式というところに、まずは驚きました。Cinema DNG 形式=非圧縮 RAWデータということで、つまりは ProRes等のラッピングすらもなし。本当にセンサーが感じたままの映像信号の生出しデータを収録します。しかも、センサーは敢えて CMOSではなく一昔前のアナログ CCDを使用するという “こだわりのヘンタイ仕様” (笑)。
さらには、1フレームが 3.5MB にもなりますから超高速な記録メディアが必要! …ということで、これまたヘンな形をした専用メディアまで作ってしまったもよう。これ、基本、中身は SSD で、なんと秒速 250MB 以上の速度で映像信号を記録できるらしい(うちの Drobo に見倣って欲しい(泣))。
現在、同社が用意するメディアの最大容量は160GB で、これ1本で、約30分ほどの非圧縮 RAWデータを収録できるそうな。
また、側面には小さな OLED モニタが。ハテこれは一体? と思ったら、製作者たちの弁によれば(実用性はともかく)、ディレクターやフォーカスプラ−がサイドから収録映像を確認するための小窓なのだそうです(笑)。
あと、レンズマウントが定番の PLマウントの他に実にさまざま用意されていて、なんと Leica Mマウントまであります! …にも関わらず NikonF マウントや CanonEF マウントはありません!と、ココでもヘンタイな仕様が炸裂(笑)。
で、コレを回すと、どんな絵が撮れるのか?というと。
ん〜〜。北欧、雪、16mm フィルムっぽい質感、雰囲気ありすぎなカップル…と、再生を開始するや否やいきなり漂い始める 「ぼくのエリ」 のような空気感に引きずり込まれ、そもそも a-cam dIIってどーよ?という部分がよくわかりません(爆)。
が、今回初めてしっかり調べてみて、ボクのようなワンマンユニットに最適な小さくて軽い筐体、スチルカメラ(5D MarkII)で映像を撮る事と同じくらいヘンタイな構造と仕様、モアレが出ない&ノイズが気にならない 16mm フィルムライクな絵、外部レコーダーなしで撮れちゃう非圧縮 RAW 映像… と、色々もろもろ、気に入っちゃいました。
…ええ、とっても気に入ったんですけどねぇ(泣)。
でも値段が高すぎるんです。画期的なことはよくわかるし、町の工場的零細企業が作っているからってのも理解できるんですが、あぁそれにしても dII 本体だけで € 6,950(約80万円)。レンズマウントが1種類につき € 750(約8.6万円)くらい。メモリカードが2本で(たぶん) € 2,500(約29万円)約くらい。専用カードリーダー&再生プレイヤーが € 1,500(約17万円)。てことは、最小限のセット価格で、しめて €11,700(約135万円)なり(F3 が買えてしまいますがな…(泣))。
そしてもう一つ。
あとで気づいたコチラの方がボクには “致命的” だったのだけど(泣)、『dII の内蔵センサーサイズは 16mmカメラと同等!』という記載を「ふ〜ん」と読み飛ばしてリサーチを進めていて、最後の最後に改めて数値を確認したら!? 16mmフィルム(スーパー16mmではなくただの16mmフィルムね)の撮像面って、たったの 10.26x7.49mm しかなく、しかも dII が内蔵しているセンサーのサイズはこれより更にちょっぴり小さい 10.66x6mm しかないんですって。あらあらあら。
…なんのことはない、それってビデオ用 2/3インチ・センサーのサイズとほぼ同じじゃん(大泣)。
というわけで dII は諦めて、やはり Canonさんの大いなる英断と慈悲に期待しながら、“部外者” は依然として 5D MarkIII を待ち続けるのでした。
15 Comments
ふじのんさん、お返事ありがとうございます!
長々と質問したので、わざわざご丁寧なご挨拶感謝です。
ブログ、早速お気に入りにいれました。
色々、テストを出しているので、後でじっくり見させて頂きます。
80年代から3DCGとは恐れ入ります。大先輩ですね。
バブルを経験し、トレンディドラマのような生活を送っていらっしゃったとのこと。
羨ましい限りです。
RAITANKさんと、同世代くらいか少し上の世代のお方なんでしょうね。
関西の最前線でやっていきた技術とご経験を、5年遅れている鳥取にもっていき
市場を占めてしまう!
IT業界のタイムマシン商法と同じですね。実にうまい方法でいらっしゃいます!
話がそれました(笑)
ボクもWIN派でエディウスは1から、プレミアは4.2から使っています。
で、中間コーデッックで優れているカノープスHQはアップルのプロレズより数年前に開発されたわけで、ボクも現在ふくめてありがたく使っています。
(かの有名なAYATO@WEBの日テレ社員、彩人さんが日テレに採用したくらいですから)
プロレズ422は、実際WINのプレミアとエディウスで使ってみて結構軽いですよ。
(最新版のクイックタイムを入れれば問題なく再生出来ます)
逆に、カノプーHQはWINのプレミアCS5で劇重です・・・。
ブロードキャスト版やらグラスバレージャパンってしょうもない会社ですよね。
何はともわれ、今後とも宜しくお願いします。
はじめまして。ふじのんさん。
中々、僕のまわりで実機を持っている人がいないカメラをお二つお持ちなので
色々聞かせて下さい。
>HD制作は当初HVX200を使っていましたが解像度が低く感じるようになりEOS 7Dに。しかしコントラストの強さ、偽色、ノイズと散々で半年ほどでスチルカメラに…
上記ご不満は初期状態ではごもっともですが、撮影方法、外国の諸先生方やraitankさんなどのメソッドやら新しいプラグインで、現在では、かなり解決出来るかと。
(読み出し的に解像度とモアレ除去は無理ですかね?)
在京なので、ここ5年ほどローカルCMは制作しておりません。こういったご不満は、クライアントサイドからの指摘でしょうか?それとも、ご本人のクリエーターとしての譲れない意識からでしょうか?(ローカルCMの納品は、今はHDCAM or デジベですか?)
XF305はいいですよね。(raitankさん口調)同機にninjaで記録したものとほとんど画質に差がないみたいな記述も見た事はあります。
CMなどのように、光を操れ、機動性を要しない現場ならピッタリだと思います。
ボクは月に1度くらい、舞台や挙式みたいなドカタ仕事があるので、どうしても明るさと大きさが問題でしたが、いいカメラだと思います。
>先週NEX-FS100Jを導入しました。
このブログ的には、こちらがメインになることを祈るばかりです。
(あ、raitankさんのブログだった 苦笑)
外部記録は何をお使いになる予定でしょうか?
Ninjaおすすめですよ。(ATMOSの回し者じゃありません)
今月は、3回ほどZ5JにNinjaをつけて、ProressHQにて収録。クロマキー抜きはロバスキーを使っていますが、せまい会議室に蛍光灯およびLED3灯でフルサイズや半透明なグラスも良好な結果を出しています。(Primatteが業界標準でしょうが、天の邪鬼なもので)
ボクもraitankさんに触発されて、角形CPL2枚目を買いましたが、いつも思うのが、ブラックフロストなどその他のフィルターを入れたい時、どうすれば良いの?という疑問が絶えず。
やはり、CMなど時間や予算がかけられるのは、NDを揃えた方が良いのでは?と思います。時と場合ですよね。
ジャイロ話題が丁度出たので、来月上旬ヘリ内での撮影があるかもしれません。
名古屋のローカルです。一眼にジャイロをつけて試してみようかと思っています。
(個人的にはヘリの後ろにクロマキーをもってきて屋外でグリーンバック撮影の方が良いのではと思っているのですが・・・)
>FS100いいですよ~(笑)
そりゃー、いいですよね!具体的に、HDSRから変えてどう良くなったか、詳細を聞きたいです!
F3並みのSN比でしたっけ??
>raitankさん
>絞りリングが付いているから」という理由で、レンズはZeissも含めてすべてNikonFマウントで揃えています。
いや〜、ZEで揃えているボク。なんか、raitankさんのご意見に段々ブレてきましたよ。笑。raitankさんが言っているってことは、海外のプロもみんなZFなんでしょうし・・。
やっぱり、ZeissはZFで揃えておきゃ〜良かったなって。
でも、リングがムービーと逆だし。
まぁ、幸い28〜85mmという安めのレンズしか無いっていうのがせめてもの救いでしょうかね。。。
そういえば、ZFの絞りリングってクリックはあるとおっしゃっていたのですが、
それって、ビデオの絞りのように可変だけどもクリック音がするってことですか?
触ったことが無いので、教えて下さいまし。
やっぱり、最終的には広角もZeissが欲しいんですよね。21mm。
ようは、ステディやトラッキング、レールなど移動撮影がある箇所のみ光量が変わり、REC中に絞りをいじると思うので、ワイドだけZFにした方が良いかなと思っています。
可変が可能なら、まっさきにZFでしょうか。
>あららら、そうでしたか。ちょっと遅すぎたんですね。それは残念…。
まぁ、NABのお披露目ですから。。。先月号をペラペラ捲っていたら目につきました。
ただ、記事量はraitankさんの十分の一だから、多分日本で一番詳しい情報源はこのブログです、ハイ。
raitankさんはNY大学で16mmを回していたのでしょうから、思い入れも
人一倍深いんでしょうね。
>B&Oの困ったところは、一点豪華主義を許さないことですね。
わかります。笑。
ボクは一点豪華主義ですから買えません。ヘッドフォンも使いづらくて売り払いました。
(でも、Iphoneのドッグは欲しいなぁ。去年、ASUSからB&0のチーフがデザインしたWindows機が出たのはご存知でした?ロゴ以外はまさにB&Oで欲しくなって我慢していました。よほど売れなかったみたいで、最後は叩き売りされていたみたいで残念)
B&Oは、格好良いです。ですけど、使っている日本人が格好良くない。お洒落じゃない。笑。どこぞこのIT長者とかね。(偏見だらけです)
raitankさんの電話コレクション、ミッドセンチュリーの電話が可愛くて素敵です!
はじめましてスゥインガーさん。
7Dは諧調に関していろいろ出来るようですね。ただ偽色・モアレは致命的です。
CMで盆提灯撮ったらとんでもないモアレ…仏壇撮ると黒は潰れるしエッヂはチラチラ…それでやめました(笑)
収録スタイルも音声はガンマイクやピンマイク使うので外部レコーダーが必要になるしモニターも全画面出ないので大型のモニターを持ち込んだりと手間がかかりすぎですね。
解像度は下記の写真を見ていただくと分かる通り…
http://ameblo.jp/fuji007/entry-10574846861.html
購入時期に比較したものを載せています。
7DにNGを出したのはあくまでも自分の判断です。
クライアントはほとんど画質に対しての注文はないです。
鳥取なんですが僕が創める2004年までは9割が静止画CMでしたから(笑)
納品形態はSDはベーカムがほとんどです。
HDはHDCAMですが外注で早くファイル搬入始まらないかと待っているところです。
XF305はよく出来ています。mpeg2/50Mbps/4:2:2にも満足しています。
確かに暗いところは弱いです。FS100の出番です(笑)
FS100の外部レコーダー、欲しいですね。
ただ通常の映像記録だと内蔵のAVCHDでもさほど不満は感じません。
ここぞというシーンにはHyperDeck Shuttleもいいかなと。CMなので長尺撮ることもないので。
クロマキーではXF305を使います。スタジオ撮影になるのでFS100のHDMIをカノープスのボードに繋いでPCで録画という手もありますがオペレーターがもう一人必要になるので難しいですね…
NinjaとかProRes収録機器はいろいろありますが使っているのがwindowsだしMAC嫌いなもので(笑)どうにも手を出しにくい…CanopusHQのレコーダーを作ってほしいと思ってます。
クロマキーはキーライトを使っています。ロバスキーやプライマットは簡単に綺麗に抜けると聞くので使ってみたいとは思うのですが細かい設定がないとのことでキーライトを使い続けています。CMの場合はフレームごとにマスク切ったりするので細かい設定ができる方が良かったりします。
もともと僕は3DCGを専門にしていたので撮影は本業ではないのです。
それでも鳥取に戻ってCM制作をワンマンで始めて撮影もやらざるを得なくなったという感じです。
カメラは好きだったのですがロケに出たりはあまり…(笑)なので当初はスタジオ撮影だけだったんですが近年はランクルをロケ車にして外にも出かけています。
撮影をしていると三脚での固定撮影だけでは物足らなくなり、移動撮影をしたくてグライドカム、クレーン、ドリーなとに手を出してしまいました(笑)
ただ3DCG出身ということで人手で動かす揺らぎがどうにも納得いかずモーションコントロールで撮影したいという欲望がまた湧きあがってきました。10数年前、CGをやっていたときにコマ撮り専用の12軸モーションコントロールカメラを自分で設計して作ったことがあります。その時はコントローラーなど物理的な問題でリアルタイム動作ができなかったのでもう一度リベンジしたいと…
話がそれました(笑)
F3いいですね~一度は考えましたが周辺を考えるとかなりお金食いそうなのでFS100にしました(笑)スペック的には近いのではないかと思いますがカタログデータでけではなんとも…設定項目もたぶんF3より少ないと思います。
後処理でカラコレするのであまりカメラで色作りしない方がいいかなとあまりいじってません。
F3のRGB S-Log出力なんかは魅力的です。
長くなりました。
ちなみに私のブログです。
http://ameblo.jp/fuji007/
今後ともよろしくお願いします。
はじめまして
ローカルでCM製作をやっております。
HD制作は当初HVX200を使っていましたが解像度が低く感じるようになりEOS 7Dに。
しかしコントラストの強さ、偽色、ノイズと散々で半年ほどでスチルカメラに…
その後Canon XF305を導入して今はメインカメラです。
しかし万能カメラではあるもののレンズ交換カメラによるボケや超広角、高感度などが捨てきれず先週NEX-FS100Jを導入しました。あくまでもXF305のサブカメラとしてですが。
レンズはSIGMA 30mmF1.4 50mmF1.4 85mmF1.4 10-20mm あとEマウントの標準ズームです。
まだ実際の撮影には持ち出してないですが感度の高さ、ノイズの少なさには驚きました。
NEX-FS100、なかなか良さそうですよ。
ふじのんさん、こんにちは。初めまして。XF305、いいですよねぇ。外付けレコーダーなしで、あの小さい筐体の中だけで 4:2:2記録が完結するのがいい。XF305が出た時、ちょうどボクも 5Dの画質や操作性に疑問を持っていて、あとはあれがレンズ交換式だったら乗り換えていたかも?そして Letus社のリレーレンズ経由で DoFアダプタをつけて…
そういう意味で、サブでレンズ交換式の FS-100っていうのは最強の組み合わせだと思います。
あ、そうそう。FS-100って、HDMI端子から非圧縮 4:4:4@60p!のゴージャスな信号が出てるらしいですね。ところが、民生規格である HDMI端子経由で非圧縮 4:4:4信号を記録できる外付けレコーダー、なんて代物がそもそも存在しないのだそうで(笑)。もったいない話です。
ブラックマジックの据え置きレコーダーが3G対応とのことですがHDMIで4:4:4しかも60Pともなるとなかなかニーズが見えないんでしょうね。
ウチでは常設クロマキースタジオにしているのですがXF305でかなり綺麗に抜けます。
7Dもかなり綺麗に抜けましたけどね…同録ができないのでR-44で別撮りしてました。
ただ一人でやっているとRECボタン押すのを忘れそうで一回でやめました(笑)
実はHVX200の導入もDVCPRO50の4:2:2が使えるため選択した機種です。
これでかなりクロマキー撮影しました。
さすがにDVCPROHDのクロマキーは使い物にならないです。HDCAMよりましかとは思いましたがどっちもどっちです(笑)
そうですねぇ。そもそもニーズの前に、そんなヘンタイな信号をHDMIから出力するカメラがは、今も今後も(たぶん)FS-100以外にはないということもあるのではないでしょうか(笑)。
>ただ一人でやっているとRECボタン押すのを忘れそうで一回でやめました(笑)
ボクはしばらくTASCAMで別録りしてましたが、「忘れそう」ではなく実際に「忘れた!(泣)」を何度もやって、粗忽な自分には無理だと諦めました。
4:2:2、いいですよねぇ。別記事に書いた噂通り、5D MarkIII が 4:2:2@50Mbitを積んでくることに期待です!!
レンズ資産を考えるとやはり5Dの後継機ということなんでしょうね。
僕もFS100を導入するときEOSのレンズを使おうと思いましたから…
でもEOSマウントでは絞りがコントロールできないので諦めました。
SIGMAはAマウントにしているのでカメラ側から制御できます。
そうそう、可変NDですがraitankさんの記事見て「マットボックスにPLフィルター」ですぐに飛びつきました(笑)
最初ジーナスのねじ込み式可変NDを使っていたんですが4×4なら付け替えがいらないんだ!と(笑)
でもSchneiderの円偏光フィルターがあまりにも高いので挫折…FS100ならヒストグラムだから円偏光でなくていいだろうと言うことでキャビジョンのフィルターを使っています。かなり暗い所で使うと若干色が変わりますが僅かで、カラコレで何とかなるレベルのようです。
PLフィルターで露光調整ってなんか変ですがNDフィルターの頻繁な差し替えを考えると画期的ですよね。
そっすねぇ、やっぱりNS-100に飛びつけない最大の理由はレンズですかねぇ(笑)。
ボクは元がNikon派って事もあるんですが、それよりも「絞りリングが付いているから」という理由で、レンズはZeissも含めてすべてNikonFマウントで揃えています。…よくお客様先のカメラに詳しい方に「CanonのカメラにNikonのレンズって?」と怪訝な顔をされますが(笑)。
可変NDもずいぶんと種類が増えましたね。今では SchneiderからもCPLフィルターの他に、専用のフェーダーNDセットが出たり、LightCraft Workshopさんからも4x4 NDのセットが発売になったり。
ただ、Glidecam使ったり手持ち撮影する際には、今でも単体フェーダーNDが重宝しています。マットボックスまで付けると重くなっちゃうので…(最近、軽く軽く… と楽になる事ばかり考えてます(爆))
これだけPLの可変NDが出てきたってことは認知されてるってことなんでしょうかね。
コントラストや色が変わると言った問題もあり食わず嫌いをしている人もいるみたいですが。
グライドカムにも可変ND付けてるんですか?
僕もグライドカム使ってますが出来るだけワイドでパンフォーカスに近い状態で撮影するようにしてます。
しかしグライドカムは職人に任せる機材ですね(笑)素人がちょこちょこと触ったくらいではステディカム職人のような滑らかな動きには到底及びそうにもありません。
ジャイロスタビライザーでも付けようかと本気で思いました(笑)
ま、画質が落ちることは必定ですから使わないに越したことはないんでしょうが、映像収録ではシャッタースピード固定ですからねぇ。絞りのほうを柔軟に可変してかないと、現実問題として撮影できません。
フェーダーND、Glidecamにもつけますよ! 25mmF2.8@絞りF8〜11にしてパンフォーカスで撮ってますが、曇天以外ではそれでも軽く露出オーバーしますから(笑)。
おっ!ジャイロ(笑)。ボクも実物触りに行きました! あれ、効果は凄いですが重いし音がうるさいしで…(笑)
>そっすねぇ、やっぱりFS100に飛びつけない最大の理由はレンズですかねぇ(笑)。
マニュアル絞りレンズならFS100で問題なく使えるんじゃないですか?
マットボックスもそのまま使える可能性高いし。
FS100いいですよ~(笑)
あぁぁ、いえいえ。レンズ自体が使える/使えないという事でなくって、馴れ親しんだ焦点距離が 1.X倍とワヤになるのが嫌なので… という意味でございました(笑)。
ところで、ふじのんさんはニューヨークの AbelCineというお店はご存知ですか? ボクが知る限り、現在ここが一番 FS-100に力を入れてまして、精密なラチチュードチェックから、周辺機器一覧など、色々と特集を組んでます。この辺りのことを含め、そろそろ長くなってきたので(汗)、フォーラム(会議室)のほうに移動させて頂きますね。Swingerさんともども、続きは是非こちらで!
お疲れさまです。
あいかわらず、商業レベルの記事内容、レイアウト、デザインに感服しております。
raitankさんすごいなぁ。マルチっぷり。
丁度、ビデオαの5月号でこのカメラのこと見ていたら、この記事がアップされていたので驚き。
色々そそるところがありますよね。
仕事に使うというより、どちらかというと、ものとして持つ喜びっていうんですか。
アルミ削り出し。最高じゃないですか。
これは、北欧デザインの雄、B&Oを買うお客様がターゲットなんじゃないでしょうか?
あ、raitankさんですね!笑
>丁度、ビデオαの5月号でこのカメラのこと見ていたら
あららら、そうでしたか。ちょっと遅すぎたんですね。それは残念…。
知り合いに、まさに B&Oを買うスタイリッシュな人が約2名ほどいます。ボクは違います。せいぜい電話機どまり(笑)。
B&Oの困ったところは、一点豪華主義を許さないことですね。その他すべての身の回りの品々をすべて美しいものもので固めないと浮いてしまうという。色々な意味で、ボクには付き合い切れません(笑)。