いつもお世話になっている Cinescopophiliaさんが、Reduser.netに掲載された 次期 Dragonセンサーに関する話題を紹介して下さっています。
▶ Cinescopophilia : 4K In The Home Is Now Declares Big RED Jim Plus a 6K Double Dragon
▶ Reduser.net : Thread: Double Dragon….
まず始めに、今年最初の『いつも豪快!Jim Jannard総裁』によるブチ上げ宣言。
1. 6K (new Dragon sensor) is 2.2x 4K in number of pixels.
2. 6K has 45% more pixels than 5K.
3. 6K has over 10x the number of pixels than 1080P.
4. 6k (6144 x 3160) has more resolution than a Canon 5D MK III.
5. Pixels are good. Down-rezzing is good. Dynamic range is good.
6. The cleaner the sensor the more you can compress in REDCODE RAW. Dragon has less than half the noise of Mysterium-X.
7. Obsolescence Obsolete is good.
Just a few facts to chew on.
I have tremendous guilt because we are late. That is the main reason for going silent. Having said that… we are finally about to unleashed a bevy of stuff to blow away everyone’s expectations.
Everything gets better, including color science. OLPF gets better. Color gets better. Resolution is up. Dynamic range is off the chart. Obsolescence obsolete. RED. And we still have no idea what we are doing…. just wait until we figure it out.
Jim
[raitank抄訳]
1.6K(Dragon)には、4K比 2.2倍の画素が詰まっている。
2.6Kには 5Kより 45%多い画素が詰まっている。
3.6Kには 1080pの10倍の画素が詰まっている。
4.6K(6144x3160)は 5D MarkIIIよりも画素数が多い。
5.高画素は素晴らしい。縮小しても素晴らしい。ダイナミックレンジも素晴らしい。
6.センサー出力が綺麗なほど REDCODE RAWで圧縮できる。Dragonのノイズレベルは従来の Mysterium-Xの半分以下だ。
7.廃れるべきものが廃れていくのは素晴らしい。
以上、知っておくべき幾つかの事実である。
Dragonのリリースが遅れていて大変すまなく思っている。最近静かだったのは、この遅れのせいだ。というわけで… ついに諸君の期待を吹き飛ばす勢いで、数々の新製品・新技術を披露する準備が整いつつある。
カラーサイエンスも含め、すべてが今以上に良くなる。光学ローパスフィルターも改良した。色がより綺麗になる。精細感がさらにアップする。ダイナミックレンジはチャートを振り切っている。廃れるものは廃れる。RED。我々はどこまで行くのか…。もうすぐハッキリするだろう。
Jim
最近あまり話題がありませんでしたが、お静かであられたのはそういうワケだったのですね。…っていうか、ますますお盛んなご様子、なによりでございます。(^_^)
で、言われてみれば「そりゃそうだ!」な話ではあるのですが、6K Dragonセンサーの解像度って 5D3を越えているんですね。横 6,000画素以上。そんな解像度で! しかも RAWで! しかも 80fps越えるハイスピードで! 動画のデータが記録できるって、一体どういうアレなんでしょうか(笑)。
というわけで、“そんな解像度” の映像を、実際に REDCODE RAW 2:1圧縮※で撮影したデータから切り出した写真が以下(といっても、ここに埋め込んであるのは横幅 1,200ピクセルに縮小したもの)。容量 50MB以上のオリジナル画像へのリンクはコチラ。
※ REDCODE RAWは圧縮コーデックですが、「Hobbit」をはじめ最高品質が求められるハリウッド映画でも 5:1圧縮で撮影されています。3:1圧縮を越えると肉眼では非圧縮と区別がつかないそうです。上の画像(2:1)の恐ろしさ(=画質、ファイル容量)を推して知るべし!。
また、すかさず横から Jarred Land社長が総帥を補足しています。曰く、『「6Kには 1080pの10倍の画素が詰まっている」という言葉の意味は、こういうことだ!』。
下の写真に描かれた点線の内側が、フルHD 1080p解像度だそうで。もう、笑っちゃうしかありませんね(笑)。
世の中がまだ SDか、せいぜい HDVだった時代に「これからは 4Kだ!」とブチ上げていた REDさん。それから丸6年の歳月が過ぎ、今、世界はフルHDが標準。一部がようやく4Kになりつつあるところです。「見よ!6Kの威力!」とか言われても、今はヘラヘラ笑っているしかありませんが、確実にやって来るんですよね?いずれそのうち?近い将来?
…ホントかなあ?(まだ半信半疑)
7 Comments
6Kか…
私としては『Dragonのノイズレベルは従来の Mysterium-Xの半分以下だ。』も大いに気になります。Mysterium-Xの暗部のノイズには相当悩まされましたからww
あ〜、なるほど。ボクも初めて使った時には「思ったよりもノイズが出るなぁー」と思いました。でもノイズの素性というか、性質は 5D2とかのしぼしぼノイズ(?)と違って、素直でコントロールしやすくないですか? ボクの場合は、NeatVideoを薄くかけるだけで、サラッと消えてくれました。
6Kサイズへの驚きもありますが、これEF100mmマクロで撮ってるんですね。
6K dragonセンサー搭載のEpicなんていくらになっちゃうのかしらんと思いつつ「でもレンズはウチに転がってるのでイケる!」とヘンな希望も湧いちゃったりなんかして(苦笑)。
REDがEFマウント用意している間は常に気になっちゃうなぁ。
なるほどねぇ。(^_^) それを云ったら BMCCも EFマウントなんですが、たとえ Canon純正でも使える EFレンズと使えない EFレンズがありまして、目下たいへん困っています(苦笑)。もうすぐ、次の BMCCロードテストに書きますねー。
なにやらミリタリーケイデンスで歌えそうなリズム感のある総帥のお言葉ですね。
さすが社長! そうなんですよ。総帥のお言葉はいつも読むだけで惚れ惚れする躍動感に満ちています。…って、そうとう年季の入った親衛隊のような発言ですな。やばっ。(^_^;)
当初、raitankさんはそういう取り巻きが苦手だったかと記憶しているのですが(^^;
しかし、気合い入っている人ですよねえ。
無茶を口にしますが、口にした言葉もそれなりに実現していますし、大したものです。
特に、DSMCの構想は世の中を変えたと思います。
言われてみれば、確かに、映画なんて毎秒24回シャッターを下ろしたスチル写真ですからね。