皆さん、ただ今絶賛公開中の「ドラゴン・タトゥーの女」は、もう見ましたか? D.フィンチャー監督が大好きな僕は、公開と同時に見に行きました。文句なしに面白いですし美しい。その上、フィンチャー監督といえば “大の RED好き”。「ドラゴン・タトゥーの女」も、全篇 RED ONEと RED EPICで撮影されているので、デジタルシネマの最前線をお勉強する意味でも必見!です。
5Kの RED RAWで撮影して、4Kデータをフィルム出力。そう、時代は 4K!「ええ?なんでそんなに必要なん?」と思っているアナタ。ぜひ昨日 PRONEWSで公開された raitank fountain vol.04をお読みになってください。個人的には初めて「なるほど〜!」と、5K解像度の使い方が腑に落ちたのですが、どうでしょうか?
▶ PRONEWS : [raitank fountain]Vol.04 「ドラゴン・タトゥーの女」のデジタル4Kワークフロー
「ドラゴンタトゥーの女」と言えば、同じ原作を一足先に映画化した「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム」というスウェーデン映画もあります。
▶ ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版> [DVD]
カチッとした硬質な美しさをたたえるフィンチャー作品に負けず劣らず、端正で洗練された美しさを誇る本国版。さて、どちらが好きか?と問われれば、正直なはなし、ボクはスウェーデン版のほうが好き! でして(笑)、これは是非みなさんにも見比べてどちらが好きかお尋ねしたいくらいです。なんと申しますか、こちらのほうがグッとリアルで “痛い” んですよイロイロと…。
ただし全3部作あるうち、ボクがのめり込めたのは1作目だけ。2作目と3作目は、なぜか?監督が別の人と交代してしまい、ボクの目には絵も演出もちょっとTVっぽく感じられて残念でした。
いずれにせよ、スウェーデンで大ヒットするやいなや、ハリウッドでも大いに話題になった「ドラゴンタトゥーの女 ミレニアム」に出演していた、ミカエル役のミカエル・ニクヴィスト氏は、さっそくハリウッドに招聘されてトム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」に悪役として登場。リスベット役のノオミ・パラス嬢も、「シャーロック・ホームズ2」や、リドリー・スコット監督の次作「プロメテウス」の主役に大抜擢!と、躍進を続けています。
まだご覧になっていない皆さんは、スウェーデン版/フィンチャー監督版を併せて是非ご覧になってください。 …ていうか、raitank fountainも見てくださいね〜! (^_^)v
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14 Comments
「ドラゴン・タトゥーの女」、観てきました。
個人的にはかなり好きな映画でした。
フィンチャーの匂いは少し薄い気がしましたが、終盤のたたみかけるような展開はドキドキしました。
明日、スエーデン版が届くのでまた観てみたいと思います。
撮影技術ネタフリですが、アナモで撮ったような横に伸びるフレアがいくつか垣間見えました。
多分、フィルターワークでやっているんだと思いますが、どんなフィルターを使っているのか気になりました。
ご存知の方、是非教えていただけるとうれしいです!
ボクはスウェーデン版を見てからフィンチャー版を見たんで、スウェーデン版の方が好きなのかな〜?と思ってたんで、反対の順序でご覧になる blackeyesさんがどう感じられるか、ぜひまた教えてください!(^_^)v
チオーニさんの講演では特殊効果については「AfterEffects上でやった」としか言及されていませんでしたが、なんなんでしょうね? MagicBullet Looksにもその名もズバリ!な「Anamorphic Flare」というモジュールが入っていて、シークエンス中の光の動きに合わせてパーっとフレアが出ますけど、他にも色々あるんでしょうか?
仕事柄、プラグインのフレアはひと目見てわかるんですよw
今回気になったのは、ブルームのように横に伸びるフレアで、レンズ内反射のフレアじゃない感じでした。
あの効果って、アナモじゃなくても雰囲気出ていいなぁと思った次第です。
フィンチャーを見終わって、スエーデン版が凄く気になって即ぽちっとしてしまいましたw
また感想書かせていただきます!
ミレニアム観ました。
自分もこっちのほうが好きでしたw
派手さや詰めの甘さはフィンチャー版と比べると劣りますが、強いオリジナリティを感じました。
というか、フィンチャー版がフィンチャーぽくないなぁと思った部分は、オリジナルをかなり忠実に再現されていたことによる要因だったのがわかりました。
ちょっと納得。
そして、オリジナルのほうがいろいろわかりやすかったですね。
おぉ〜!そうなんですか、そうなんですねっ? やっぱりスウェーデン版のほうが良い?
たしかに派手さは微塵もありませんが、地味なだけにかえってじわじわ迫ってくるリアリティが怖い。リスベットが駅でチンピラの若者たちにからまれる辺りの描写のリアルな “痛さ” とか、マジ、ヤバい。いやあ、そうですか。見た順番じゃないんだぁ…。ありがとうございます。勉強になりました。
時を同じくしてAppleの新型iPadが発表されたんですが解像度が2048×1536ってこれほぼ2Kですよね?
このまま進歩が続いていったら手のひらで4Kを見られるようになるのもそう遠くはありませんねぇ…。
そうそう、そして negさんの後輩の高校生あたりがスイスイと 4K映像を編集して次の傑作を撮るのも時間の問題… なんでしょう、きっと。おっそろしい世の中ですなぁ〜(笑)。
ふーん、4kねぇ~ 私には縁のないお話でー、なんて思ってたらそういえば
正規のシネスコは横に引っ張るんだよねーなんて思い引っ張ってみました(笑
3780x1080pixと一歩及ばずでした、QTがカクカクしてちゃんと動きませぬー。
http://vimeo.com/38058516
フィンチャーさんのはセブンがよかったなぁ~、あれから銀残しが再ブレイクしましたね。コンジさんのはデリカテッセンやらビーチやら印象深いトーンが多くて好きなDPさんですがセブンのオーディオコメンタリーでモーガンじぃちゃんが「カットが掛かった後にダリウスがいちいち計測に来て台無しだった!」などと怒ってたのを思い出しました。スキップブリーチ処理してかなりアンダーなシーンなので神経質なるのは致し方ないと思うんですけどねー、あれは可哀想。
重たいっすねぇ、今回の Vimeoアップロードは!(笑) Web経由ではぜんぜん再生できないので、ダウンロードさせて頂こうと思ったものの、さっきからずっと「残り3時間」表示が動きません。(゚Д゚;)
ボクと同い年のフィンチャーさん、ボクは(たいていの人が「失敗作」と言う)「ゲーム」が一番好きだったりします。また、ダリウス・コンジさんはボクの大学の先輩筋にあたる方で、お会いする機会はありませんでしが、お名前はかねがね〜…。
「ほぼ4Kアナモ」はのちほどダウンロードが終わったら拝見しますね〜。 (^_^;)
うぉ〜!見ました。目の前に並んだ2台の24インチモニタをスパンさせて、等倍で視聴しました。こんな横長の映像を2台に跨がって映したの、初めてですが、けっこうハマりそうに良い感じです。(^_^)v
中盤に出てくる SHIDAXのネオンとか、メチャメチャ綺麗ですねぇ〜。そして、見知った渋谷の街なのに「雨降り&人通りほとんどなし」だと、なんだか知らない場所みたいで面白かったです。これは朝方、午前4時とか5時とかに撮影されたのでしょうか??
>目の前に並んだ2台の24インチモニタをスパンさせて、等倍で視聴しました。
なるへそ、その手がありましたか(笑
えぇ!DLに3時間も掛かるんですか?ご視聴ありがとうございます
アナモネタの続きはフォーラムの方にてレスさせて頂きますね。
ダリウス・コンジ氏が大学の先輩だなんて一体全体raitankさんは何者???
ご無沙汰しています!
いつも欠かさずに読ませて頂いています。
「ドラゴン・タトゥーの女」僕も先日見まして、とても感銘を受けました。
エンドロールの最後に出たREDのロゴマークを見て、全編REDなのか、部分使用なのか気になっていた所での raitank さんの記事!あまりに凄いタイミングだったので興奮しています。PRONEWSでの5K解像度の記事、とても勉強になります。ありがとうございます!
このまま技術進化が続けば、バットマンシリーズのIMAX撮影のような超高解像度映像が、より多くの人に解放される日が来るのかと思うと、興奮します。
ちなみに raitank さんが映像の技術的な視点も含めて好きな作品・シーンは何ですか?
sonicfilmさん、お久しぶりです〜。「ドラゴン・タトゥーの女」ご覧になりましたかー。いいですよねぇ、コレ。記事にも書きましたが、ぜひスウェーデン版もご覧になってください。こちらも相当いいですよ!
>映像の技術的な視点も含めて好きな作品・シーンは何ですか?
好きな映画やシーンの話を書こうと思ったら、夜が明け日が暮れてまた夜が明けてしまいますが、D. フィンチャー、C. ノーラン監督作品は、技術的にも内容的にもハズレなしで全部好きですねぇ〜。(^_^)v
スェーデン版、さっそくチェックしてみます!
>好きな映画やシーンの話を書こうと思ったら、夜が明け日が暮れてまた夜が明けてしまいますが
まさに!そうですよね(w