SONY F3に S-LOGが標準化／タイで Nikonが大失態

Written by . Posted on 2012/03/08. Filed under VIDEO. Tagged , . Bookmark the Permalink. Post a Comment. Leave a Trackback URL.



それぞれ単体で記事の体裁に仕上げるほどではないものの、一読ちょっとブッたまげた話題が二つ続けて流れてきたので、簡単にご紹介。(^_^;)

１．SONY、F3用 S-LOGオプションを標準パッケージ化！

SONYのPMW-F3には、「RGB＆S-LOG出力オプション（CBK-RGB01）」という別売￥300,000もするオプションが用意されています。これを導入すると、F3に RGB 4:4:4での外部出力機能が追加され、また内蔵ガンマにダイナミックレンジ800％を謳う S-LOGが追加されます。

この機能拡張オプションに関しては、世界的に “素晴らしい！…けど高すぎるっ！” の声があったワケですが、どうやら今後は、F3本体価格は据え置きのまま、今まで別売だった本オプションが標準搭載されることになるようです。
▶ Peter Crithary@CineAltaNews



おぉっ！それはスゴイ！今後は本体価格ベースで見たら EOS C300とほぼ同じ値段で、F3＋S-LOGオプションが手に入るってワケね？ (^_^)v　…そうそう。その通りなんですが、ボクが「たまげた」のは S-LOGオプションの標準化そのものではなくってですね、あくまでもこれが、『今後のパッケージでは』と限定されていることでした。

平たく言い直しますと、すでに30万円を払って本オプションを購入／導入済みのオーナーさん達は… まぁ仕方がないとして、それ以外の『まだ S-LOGオプションを購入していなかった F3オーナーの皆さん』に関しては、なんと！引き続き有償で購入してくださいね〜！ と言うのです。 マジか！？ (ﾟДﾟ;)

値段は従来価格の1/3以下（＄900程度）に値下げするらしいですが、でも今回の実質値下げの恩恵を受けられるのは、あくまで「これから F3を購入する人だけ！」って、これはどう考えても既存オーナーさんたち、怒るっしょ〜？ ボクだったら怒る！(笑)
とりあえず今のところは “海の向こうのアメリカでの話” ですが、さて日本ではどうなるのでしょうか？


２．タイNikonのD800プロモに、他社製カメラで撮影した映像が！



なんともはや痛い事件が発生しました。先月の発表以来、“Nikonの逆襲” として世界中で話題沸騰の D800。前人未踏の3,600万画素フルサイズ・センサーとヘッドフォン端子をひっさげ、スチル派、動画派をともに飲み込んで、これから怒濤の快進撃を始めん！としたその矢先に…

なんと！タイはバンコックでの D800ローンチ・イベントで上映された D800のデモ映像に、あろうことか！？5D MarkII及び GoProで撮影された映像が混入していた事が、よりにもよって、ユーザーからの告発で発覚 してしまいました。 マジか！？(ﾟДﾟ;)
▶ FreshDV : Nikon uses Canon footage for D800 Launch Promo

以下が D800で撮影した映像と偽られたデモリールのスクリーン・ショット（当然すでに撤去済みにて静止画で）。





これは当然、Nikonさんは被害者であって、被告はタイのエージェンシー、もしくはその下請けの制作会社ということになるのでしょうけれど、せめて Nikon製のカメラで撮った映像だったらまだしも、よりにもよって 5D MarkIIで撮影したデータって…(泣)。
こんなことで D800自体の評判、評価にへんなケチが付いたりしないことを祈らずにはいられません。< (_ _)>


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8 Comments

  1. ek2008
    Posted 2012/03/08 at 19:03 | Permalink

    そう言えば以前にスペインだったかパナのG２コマーシャルのメイキング映像がyoutubeに上がってて５D２で撮ってるのがしっかりと映ってましたよ（笑、これは日本ではマジであり得んと思ってましたがあちらでは問題ないんでしょうかね？　でも今そのスペインのメイキング動画探してみても見当たらず、多分パナさんから消す様に注意されたんでしょうね、でもこんなのは残ってました（笑
    http://goo.gl/WWVgJ

    ソニーの業務機器はお得意さん価格があるという都市伝説？を聞いた事があるのでそういった方々にはおそらく○割引き価格なんでしょうね、損するのは個人で買った人たちなのかな？

    Reply
    • raitank
      Posted 2012/03/09 at 11:29 | Permalink

      これは、GH2ではなくて G2だったことと、カメラ（＝写真［静止画］を撮影する道具）として描いているところでぎりぎりセーフ！？なのかしら。いや、でも、それこそメーキングとかで同じ “一眼カメラのカタチ” をしたEOSで撮影しているところは見せられないですよね(笑)。…やっぱ色々と問題あるんだな。＞一眼ムービー

  2. ふじのん
    Posted 2012/03/08 at 07:27 | Permalink

    「S-LOGオプションを標準パッケージ化」いいですね！
    そろそろ4:4:4も後処理派としては導入したいんですよね。
    それとフルHDオーバーサイズ。4Kとまではいかないでも一回り大きな画素にするだけでも使い勝手は良くなるんですが…
    スチル写真なんてトリミング前提みたいなものなのにビデオは最初から撮り切りってのは誰が決めんたんでしょう？(笑)

    Reply
    • raitank
      Posted 2012/03/08 at 07:41 | Permalink

      ふじのんさん、お久しぶりです！ …っていうか、FS-100に加えて、今年はついに F3も導入されますかっ！？（すご〜っ！）

      ＞スチル写真なんてトリミング前提みたいなものなのにビデオは最初から撮り切りってのは誰が決めんたんでしょう？(笑)

      わおっ！ ご参考までに、一昨日 PRONEWSにて公開されました拙原稿をお読みになってみてくださいませ。ちょうど、そこに関する話題です(笑)。
      http://www.pronews.jp/column/raitank/1203061200.html

    • ふじのん
      Posted 2012/03/08 at 08:16 | Permalink

      実はちょうどraitankさんの記事を読む直前に自分のブログにも同じことを書いていたんですよ。
      大きなサイズで撮ってトリミングってやつを・・
      奇遇ですなぁ(笑)

      マジでF3欲しくなってきた。レコーダーがもっと安くならないとダメか…

    • blackeyes_photo
      Posted 2012/03/08 at 12:58 | Permalink

      4:4:4収録できるレコーダーってもはや個人で買うレベルじゃないですよね。必要なときだけレンタルで。

      抜けに関しても4:4:4収録より5K収録できるEPICのが良いような気がしますね。HD4:4:4の価値観があまり見出せなくなった今日この頃･･･

    • ふじのん
      Posted 2012/03/08 at 13:42 | Permalink

      レンタルできる都会はいいですね・・うらやましい。
      田舎なんで、なんでも自前でってなるんです。
      まぁクロマキーも4:2:2のXF305で充分っちゃぁそうなんですが。
      高解像度でRGBクロマキーなんてやっぱ特殊なんですかね。
      HDCAMで撮ったクロマキー素材送ってきたんですが合成するときエッジの汚さに愕然。。。

    • blackeyes_photo
      Posted 2012/03/08 at 14:03 | Permalink

      HDCAMのクロマキーは厳しそうですね･･･H264はもっと厳しいです･･･

      PC直結でキャプチャーするレコーダーなら比較的安価に組めるのかなとも思いますが、SSD大量に積むとなるとまた金かかりそうですね･･･

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