ミラノ万博日記 ④

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▊ ミラノ万博を見学す[Aug.23]
本日は午後1時にCIBUS ITALIA館に集合。制作のつづき… の予定だったのだけど、朝から寒いくらいの曇天。のちパラパラと雨が降ったり止んだりという空模様。『ステンシルを使い戸外の壁面にスプレーで絵を描く』というインスタレーションの手法上、当然のことながら荒天では作業ができません。

じゃあ、これを機会に万博を見て回ります?ということで、一同でメインストリートに繰り出す。

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CIBUS ITALIA館は B to Bのパビリオンなので、入館待ちの人が行列を作るようなことはありません。おまけに今日は雨が降っているので来場者もまばらだなぁ… な〜んて思っていたら、なんのことはないメインストリートはすごい人出でした。

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各国とも思い思いの工夫を凝らし、“おらが国の美味しい食べ物” を紹介あるいは販売しています。ぼくはベトナム・パビリオンでココナッツの100%ジュースを飲み、ベルギー・パビリオンでベルギーフライ(フライドポテト)に “サムライ” ソース(マヨに香辛料が入った定番ソース)をつけて美味しくいただきました。

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▊ 日本パビリオンに感心する[Aug.23]
いつも入館待ち時間が 120分以上のお隣さん日本パビリオン、今日は 70分!の表示。えっ?それなら… と並び、入ってみることに。

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あまり詳細に説明してこれから行く皆さんの興を削いでもアレですが、ぼくは単純に「すごい!」と感動しました。なによりも、映像+グラフィック+音響、つまり目に入るもの、耳に入るもののクオリティが非常に高い。

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そして展示物の内容も、外国人が『日本』という国に対して持っている印象 =「伝統」と「テクノロジー」をちょうど良い案配で生かしていて、とても好印象。

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また多くの他国パビリオンで見た “ネットで調べればすぐわかる情報をパネルで読ませる” ような展示は皆無。できる限り “見せる” こと、そして “いじらせること・触らせること” にこだわった展示方法が上手いなぁ〜と感心。

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なにしろ、写真も映像もとても美しく楽しい。これは人気が出るわけです。

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どこの人たち(代理店?制作会社?)が構成・制作されたのか知らないけれど、こういう仕事は楽しいだろうなぁ〜と、ちょっと羨ましくなりました。

大団円は『未来のレストラン』と題された特設ステージでのパフォーマンス。これがなんとミュージカル仕立ての映像で、しかも歌も踊りもサイコーに楽しい!

この手の演し物はきちんと作られていないと、見ているほうが気恥ずかしさを感じるものですが、それが全くない。なにより出演している役者さんたちの見かけが “すごく普通の人たち” なのが、ぼくは大層気に入りました。

隣に座っていたイタリア人の老夫婦も大喜びで、しきりに拍手しまくってました(笑)。
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パビリオンを出たところに、いくつか誰でも知ってる日本食レストランが出店していて、帰りがけにそのまま食事もできます。…が、値段が超高い!のが玉に瑕(これは日本館だけではないけれど)。

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いやあ、雨が降ってくれたおかげで、到着三日目という早いタイミングで大人気の日本パビリオンを堪能できて、とてもラッキーな一日でした。

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