最近ちっともデスクの前に座っていられなくって、ブログ記事作成はおろか皆さんのコメントへの応対までなおざりになっている、とてもイケてない raitankです。どうもすみません(泣)。「忙しい!」というのは相当恥ずかしい行為であると思っているため、なんとか澄ました顔してやり過ごしたいと思っていたんですが、現在の多忙モードが始まった4月は、とうとう毎月1本!とお約束している PRONEWSさんでの連載「raitank fountain」までスッ飛ばしてしまいまして。いやあホントに面目ない。
…で、5月に入ってから入稿した原稿が、本日公開されました。
▶ PRONEWS : [raitank fountain]Vol.09 Netflix製作「House of Cards」に見る21世紀的TV視聴スタイル
当初から意識してそうしていたワケではないんですが、徐々に raitank blogでは「ニュース情報」を、raitank fountainの方はもう少し突っ込んだ「リサーチ結果」を、という棲み分けが自分の中にできつつあります。そして今回のお題は2月からずっと書きたいと思っていた、米・Netflix製作/デビッド・フィンチャー監督が製作総指揮を務めたハードコア政治ドラマ、「House of Cards」について。現在、ボクが一番観たいと思っている TVドラマ・シリーズです。
2Kだ 4Kだ、RAWだ ProResだ、…って、ついついハード寄りな、あるいは技術的なことにばかり目を奪われてしまうボクなんですが(笑)、本来的にそれらはすべて “なにかを作るため” の道具の話なんだよなぁ〜、「なにで作るか?」もいいんだけど、もうちっと「なにを作るか」の話もしたいよなぁ〜 なんて。新幹線やら飛行機やらでセカセカとあちこち飛び回りながら、そんなことをボーッと考えていることが多い最近のボクでした。
Archives
- 2017年7月 (1)
- 2017年6月 (1)
- 2017年2月 (1)
- 2017年1月 (1)
- 2016年12月 (1)
- 2016年8月 (1)
- 2016年6月 (2)
- 2016年5月 (5)
- 2016年3月 (1)
- 2015年12月 (1)
- 2015年11月 (1)
- 2015年10月 (1)
- 2015年9月 (1)
- 2015年8月 (7)
- 2015年4月 (3)
- 2014年9月 (1)
- 2014年4月 (3)
- 2014年2月 (3)
- 2014年1月 (3)
- 2013年12月 (2)
- 2013年11月 (1)
- 2013年10月 (1)
- 2013年9月 (3)
- 2013年8月 (2)
- 2013年5月 (6)
- 2013年4月 (8)
- 2013年3月 (9)
- 2013年2月 (20)
- 2013年1月 (9)
- 2012年12月 (3)
- 2012年11月 (10)
- 2012年10月 (7)
- 2012年9月 (17)
- 2012年8月 (4)
- 2012年7月 (7)
- 2012年6月 (8)
- 2012年5月 (5)
- 2012年4月 (19)
- 2012年3月 (12)
- 2012年2月 (7)
- 2012年1月 (7)
- 2011年12月 (7)
- 2011年11月 (20)
- 2011年10月 (9)
- 2011年9月 (16)
- 2011年8月 (12)
- 2011年7月 (11)
- 2011年6月 (15)
- 2011年5月 (4)
- 2011年4月 (1)
- 2011年3月 (6)
- 2011年2月 (2)
- 2011年1月 (3)
- 2010年11月 (2)
- 2010年9月 (4)
- 2010年6月 (3)
- 2010年5月 (14)
- 2010年4月 (13)
13 Comments
檻の中の豹のショットは少しビデオ(ノーライトで感度を上げると、ああなるのでしょうか…)っぽい感じがしますけど、短編であのクォリティを出せるのはやっぱり凄いです。
4Kの映像は是非とも見てみたいですね。
WebだとHDでも細部は潰れますし、4Kカメラの真価を体現出来る機会がもっと欲しいですね。
Replyを間違えました。すみません。
お早うございます。
映画関係以外の映像関係者と話していると、今の映画を観ていない人が多い事に驚きます。忙しいすぎるのか興味が無いのかはわかりませんけど。映画監督やシナリオライター、映画のカメラマンはよく観ている人が多いように思いますが、割と暇な人が多いからでしょうww 私自身はお勉強は映画を観るくらいしか思いつかないし最近は暇なのでよく観ていますww
従来からの週一でのテレビ連続ドラマの放送形態はもう難しいですね。今回のNetflixのフィンチャーのドラマは内容にも興味がありますが、やり方も興味津々であります。立ち上げ的な花火企画じゃなく継続していって成功すると良いですね☆
おそようございます。今日(もう昨日ですが)も 55catcatcatさんの故郷に行っておりました。しかも、またもや日帰りです(泣)。宮島あたりでのんびりしてから帰りたいものですが、明日はまた5時起きで西丹沢なので…(ってもう寝なくちゃ!(泣))
映画見るのは暇な人だけ… という推論は、なにかうら寂しいですねぇ(泣)。でも、そういえば、かくいう私も忙しくなってきた3月以来、映画館に行けてません。ここ数年、コンスタントに月3本以上、観てきたのに〜。
新しい視聴形態は、ボクも期待ワクワクです。今までも勝手に一気見してたけど、作り手側がそちらに歩み寄ることなんて、想像もしていませんでしたからね(笑)。仰る通り、継続成功を祈念しなくては!(^_^)v
広島、丹沢ははいかがでしたか?丹沢はそろそろ蛭が怖い季節になってきましたねww
ところで『House of Cards』は日本の連ドラと比較しても60分(?)を10日とは早撮りですね。日本の民放の1h連ドラが正味40数分で通常5日撮りです。スタジオマルチ3日、ロケ2日程度です。2時間ドラマ(正味約80分)はロケ12日程度です。もっとも、一番時間を食う録音(音待ち)が、日本はほぼ同録で時間がかかるのに対して米国はアフレコが多いみたいな差はあるでしょうが。このクラスの連ドラでも米国ですらそんなに悠長にはやっていない事を知り複雑な気持ちになりました。
しかし差は、企画・脚本と、俳優の芝居力という事になるんでしょうね…
日本で『House of Cards』ほどのバジェットのネット発の連ドラが作られる可能性はほぼ無いような気がしますが、テレビとは違う何か新しいやり方のものがそろそろ出てきてもと、元ドラマ関係者としては思います。
raitankさんに期待しております☆
僕は”24″から始まった(と思っているんですが…)米ドラマの無理矢理な連続性について行けず(日本のバラエティのCM前後の引っぱりも大っ嫌い)結局その辺りのドラマは全て視聴してない(というか「出来なかった…」が正解かも)のでこの英断は潔くて素晴らしいでと思います。
CM挿入はまだ米ドラマは良い方だと思います、日本のそれは…ホントに作品をちゃんと見てるのか?と思いたいほどおかしな挿入の仕方しますから…。良いコンテンツを作ると言う志がアメリカのショウビジネスの中でどう昇華されるか楽しみでもあります。
ragiさん、ども!(^_^)v ボクはその「Twenty-Four」以来の米 TVドラマが大好物でしてね〜。最近は Huluのおかげで、ちょっと時間があると洋物ドラマで気晴らし&リフレッシュ… のつもりが、熱中しちゃって〆切ぶっ飛ばしそうになったりしてます。あ、でも、そういう意味ではアメリカだけではないっすな。英 BBC製作の TVドラマにも「シャーロック」みたく、一話一話が映画並みに凝った作りの、秀逸過ぎて腰が抜ける作品がけっこうありますし。
いずれにせよ、日本のTVは… ねぇ? (^_^;)
「raitank fountain」興味深く読ませていただきました!
ちょうどAbleCineさんの「4Kにかかるコスト」ブログエントリーを読んだ直後だったので余計ツボにはまる内容…「(自分で4K納品なんて時代が来るのはま〜だまだ先かと思いますので)4K記録をダウコンするのに命を削ってまで頑張る必要はないなぁ」なんて考えながら、道具の使い方、色々考えております。
米ドラマでCMまたぎのヘンなクリフハングがない…もう映画そのものですね。「一気見」も出来る13時間オーバーの映画!なんて想像しちゃうとワクワクします。
フィンチャー&ケビン・スペイシーってだけで「SE7EN」世代(?)な自分にはたまりません!
freiheitさん、いつも有り難うございます。(^_^)v ボクも AbelCineさんのアーティクル、読みました。いつもながら、とても実用的なお話でしたね。そのぶん「夢も希望もない」感もありましたが(笑)。
ボクも「SE7EN」世代! …っていうと、お若い freiheitさんに怒られちゃいそうですが(笑)、ボクもあれにガツン!とやられて以来のフィンチャーファンです。ついでにケビン・スペイシーファンでもあるので、「House of Cards」観たくてたまりません。NetFlix、日本でもサービス開始してくれないかなぁ〜〜。
フィンチャーはどんなDPと組んでも、仕上がった映像はフィンチャーのルックになっているのに感心します。
フィルム、Viper、RED…たぶん5D Mrak Ⅲでも撮っても同じ様になるんでしょうね。
そうなんですよねぇ。ただ、それは DP様の世界がすべてフィンチャー色に塗り替えられてしまうという意味でもなくって、やっぱり「SE7EN」を撮ったダリウス・コンジDP、「Fight Club」以来の常連フィンチャー組であるジェフ・クローネンウェスDPなどは、フィンチャー監督作以外でもすんばらしい仕事をされていますしね。この辺りの力量のぶつかり合いを拝見するのも、映画の楽しみですよねぇ。(^_^)v
そういえば、ジェフ・クローネンウェスはC500のプロモーション映像を担当していましたよね。優秀なDPって黒の絞め方が本当に上手いなと思います。
フィンチャーの特徴であるワイドレンズを用いた画角と落ち着いた色調で、クラシカルな画を作っていますね。ビッグバジェット特有の胸焼けするような高コントラスト映像では無くて、古典的かつ地に足の着いた安定感ある映像に仕上げる腕はDPの高度な技術あっての事だと思います。
C500のプロモ映画、「Man & Beast」ですね。あれはホントに見事な短編映画でした。未だにときどき見直しているくらい、内容も絵も大好きです。しかもラッキーなことに、ボクはこの作品が本邦初公開された Canonさんのイベント会場にて、4Kシアターでこれを観ることができたんですが、その美しさたるや、本当に尋常ではありませんでした。クローネンウェスさん、超リスペクトっす!(^_^)v