…ていうか、24H＝ 88Mbitの設定なのに、どうして 150％増しの 128Mbitなどという設定値を上回るビットレートが出ちゃうんでしょうか？ これって、実質、パラメータを設定しても意味はないって事なんでしょうか？

こんばんは。私はbkcmwdさんのパッチをありがたく使わせていただいておりますし、このような場を提供してくださっているraitankさんにも本当に感謝です。
bkcmwdさんの最新AQ2で、本日私も撮ってまいりましたが、エラー出ず。まぁ今日は街中のシーンでほとんどストレスフルな撮影ではありませんでしたが。
ちなみに、AQ1のsethバージョンから、私の独断でAQ2に上げただけのパッチで昨日撮ったときには、一度カードエラーが出ました。太陽を柳の風に揺れる葉越しに撮るという最高にストレスフルな絵柄です。pappasのdeathチャート並みの細かさ。
そのときは書き込み速度不足で止まったので、冒頭の2秒ほどのデータが残っておりまして、それを見ると86Mbpsでした。
私の場合は、一面に草が揺れてるようなシーンを撮ってもおよそ85Mbps程度で安定しています。
なので、皆さんが100Mbps越えできているのは、カードの性能の差かな？とか思ったりして。うちのカードの限界は85Mbpsなのかなとちらっと思ったりしたのですがどうなんでしょう。
一番低いビットレートでも30Mbps以上は確保できてる感じで、GH1の75Mbps設定とかでは平気で12Mbps程度まで落ちてたことを考えると、単純にすごい進歩のように感じてます。
あと、エンコーダ関係って、例えばx264でも最高ビットレートを指定しても平気で瞬間的にはそれを超えていたり、私も目安程度であんまり気にしてませんでしたが、それって正しいことなのかも突き詰めるとわからないですね～。

話はちょっと反れるかもしれませんが、エラーの出方って2種類ありますよね？　本体自体がフリーズしてしまって、まったくファイルが残らないエラーと、途中で書き込み速度不足で止まって、本体はフリーズせず、止まったところまでのデータは残っているタイプのエラーと。
このあたりの違いがなんなのかも気になります。
私の場合は、bkcmwdさんのパッチだと、後者のタイプのエラーしか24Hでは経験してません。
反対に、chrisさんの66Mbpsやraitankさんが紹介された42Mbpsの安定パッチでは、FSHが止まるんですが、これは前者のフリーズエラーです。
本家で聞いてみたいことたくさんあるんですが、いかんせん英語力と専門知識の壁は皆様以上に分厚く高くそびえたってます。

＞ やはりここまでやらないとダメなんですね～
駄目なんですかねぇ〜？(笑) proaudio4さんの実施されたテストって、過酷過ぎませんか？ しかも、1/1600秒なんてシャッタースピード、動画じゃ絶対に誰も使いませんけれども？ いや、まぁ開発サイドとしては、ここまでやる必要があるのかも知れませんが、ボクはそのずっと手前でフツーに動いてくれているので全く満足です(笑)。

で、たぶんもう Vimeoから連絡が行ってるとは思いますが、昨日の撮影データをつないでみました。YouTubeの raitankチャンネルにもアップ済みです。
▶ http://www.youtube.com/user/raitank?feature=mhum
▶ http://www.vimeo.com/29549553

…が、今回また「フィルムモード」を失敗してしまいました(泣)。まぁそのためのテストなんで無問題とも言えますが、やっぱ「シネマ」、駄目かも。っていうか、今まで試したものの中では、MACKYさんご推薦の「スタンダード」がやっぱ一番使い勝手が良いのかも知れません（もともと、MACKYさんはそう仰っていたんでした）。う〜ん。5D MarkIIのピクチャースタイルみたく、GH2のフィルムモードもパソコン上で編集できたらいいのになぁ。

各位

途中作業を中断したので時間がかかってしまいましたが、改良したセッティングを今貼りました^^
http://www.personal-view.com/talks/discussion/comment/17858#Comment_17858

厳密に言えば改良したというより改良に行き詰ったので試しに作ってみたら意外とよさげだった・・・というところなんですけど^^;

元々88M＆66MAQ2を作っていたんですが、24H88Mの方がAQ2だとどうしても超～過酷なテストをクリアできなくて、一方24L66Mは妙に安定していて・・・という状態が続いていました。
先に言うと、恐らくこのセッティングの24Hビットレートを88Mに戻してAQを2にしても、一つ前のセッティングよりは安定しているはずです。
Pappasチャートプルプル＆高速SSテストはクリアしましたから、もしかしたらproaudio4のテストも88Mでクリアできるかもしれません。
やった～と思っていた矢先にStrayが余計なもの！！！もといｽﾊﾞﾗｼｲテストチャートを作ってしまったので、早速これを使ってみたらPappasよりこっちのが全然キツくて・・・orz

で、仕方なくやり直していたのですが、こりゃもう無理だわという感じで、面倒なので24Hも安定している24Lと同じ66Mにしちゃえ！と笑われるようなセッティングにしてみたら・・・24Hも24Lもとても余裕がありそうで・・・じゃあついでにAQ3にしてしまえっ！ということで出来上がったのがこのセッティングです^^;
ストレス耐性はAQ3ではあるものの、前のAQ2よりも高いと思います。相当いじめても音を上げないくらいマージン見てありますから。

本来は以上の経緯を英語で説明したかったのですが、面倒なので省略しました(笑)

66Mにしたことで、もしかしたら前の88Mより最高ビットレートは跳ね上がらないかもしれませんが、逆にAQ3になったことで最低ビットレートがさらに落ちにくくなっているはずです。
そういう意味では実はいいセッティングかもしれないなと思っているので、是非また試していただきたいです。
24HとL両方66Mなのですが、違いが感じられるかも興味がありますね。Streamparserでは本家に貼ったとおりの若干の違いが見られます。

raitankさん

微妙な倍数になっているのは、それだけ88Mでギリギリを追求していた名残なんですが、このセッティング自体には余り影響ないかもしれません。
相当余裕がありそうですが、面倒でそのままにしているだけですf^_^;)
あ、もっとも、このセッティングを88M&66MAQ2に戻した際には有効かもしれません。

画質については正直私にもわかるわけがなくwただ、こういうテストを見ると変化はありそうですよね。
http://www.personal-view.com/talks/discussion/comment/17806#Comment_17806
あとは懸案の「どれだけビットレートを下げないか？」が少なくとも私にとっては重要な要素と考えています。
いじったらいじったなりに改善しますので。

貴兄ご指摘のフィルムモードについては次のPToolの課題にもなっていて、VKやChrisは今いろいろやっているみたいです。

…で、スパニングの問題についてですが、これは連続で4G以上撮影できないことを指しています。
前のバージョンではこの問題は起きなかったのですが、その代わりデータ自体が何か変で、PCで上手く再生できなかったりという問題がありました。
理由はわかりません（笑）が、これを改良したらスパニングの問題が出るようになりました。
8月前半に流行っていたkae's65Mは扱いが面倒ではありますがこの問題がないため、今も使っている人がいます。
これも次のバージョンで改善されるかもしれない項目ですね(^^)

追記：スパニングの問題は今のPToolのバージョンでも、確か32Mまでなら大丈夫だったと思います。
44Mとかでも条件によっては起こらないことがあったり…

bkmcwdさん、レス遅れてごめんなさい。今日は今の今まで外出しておりました。帰りがけにクルマで通り過ぎた新宿駅周辺を ISO3200でテスト撮影しながら帰ってきたんですが(笑)、今度は DriftwoodさんがＩフレームオンリーのパッチを発表っすか。いやはや、なんとも。GH2のハッカーコミュニティは、休んでいる暇もありませんね(笑)。

＞ この1GOPが3GOPキラーのように言っているdriftwoodの意味するところが正直よくわかりません。

なるほど。実際にハッキングを行ってはいないボクには、逆によくわかる… というか、よく見えるんですけどね(笑)。以下に GH2ハック哲学をまとめてみます。

Driftwood氏：GH2の記録する AVCHDデータ（GOP）から、ＰフレームやＢフレームの如き “計算から生まれる絵” を排除して、フィルムと同じ「連続した写真」にしたいと考えているＩフレーム至上主義者。

bkmcwd氏：ノイズやディテールが潰れて滑らかになってしまうロング GOPには満足できず、“本能のおもむくままに” ３GOPなど低 GOP設定を 66Mbit程度の実用的なビットレートで安定して動くように “調教したい” ハック職人。

cbrandin氏：ロングGOP、上下幅の広い可変ビットレートなど、GH2の AVCHDが本来持っている制約に逆らわず、ひたすら中庸の道を歩んでいった先に美の涅槃があると確信している GH2ハッカー道の老賢者。

といった感じではないでしょうか？(笑)

いやしかし。こうなってくると GH2が複数台欲しいですね〜。それぞれに違うパッチを組み込んで、同じ素材を同じ条件で撮影するテストを行って違いを検証してみたいです！

raitankさん　いつも遅くまでお仕事おつかれさまです。
並み居るハッカーさんたちの紹介文、わかりやすく楽しかったです。あのサイト、英文ながらそれぞれの人柄まで伝わってくるようで、想像すると楽しいですよね。

＞特に「フィルムモード（つまり、ガンマカーブ設定）」は超くせもので、あまり細かく調整できないだけに、基本となるカーブを注意深く選び、さらに注意して各パラメータを設定しないと、撮影後のカラコレ等に対する耐性がガクンと変わってしまう
そうなんですね。
フィルムモードってそもそもどういう仕組みで色をカメラ内でいじってるんですかね？　撮影前に設定を変えてるのか、それとも撮れたRAWデータにあたるものからH264化する際に設定を加えてるのか。
と思い至ったのは、今まではスムーズを使っていて、最近EOSHDさんのお勧めによりノスタルジックを使い始めたんですが、どうもノスタルジックにしてからカラコレ耐性が弱いように感じてしまって。ノスタルジックの独特の肌色は、カメラでのエンコードの際に作り上げられたものなんじゃないか？って疑問がわいてきてしまいました。
あの独特の色味は、はまればグレーディングなしでいいと思えるほど好きなんですが、あれを土台にしていじろうとするとどうも･･･。
私は小さい子供の撮影が多いので、あまり黒を締めずにハイキー寄りのふんわりとした絵柄が好きで、スムーズかノスタルジックが好みなのですが、カラコレ前提で考えたときにスタンダードも試してみようと思います。
情報ありがとうございます。

それにしても、vitaliyさんの次の一手が待たれますね。

soruさん

テストしていただいてありがとうございます(^^)
ちょっと今は大画面で鑑賞できる環境にいないので、後ほど堪能させていただきます。
ちなみにYouTubeのURLをリンク扱いにすると画面が小さくなりますよ。

今回の66MAQ3は特に暗所でどうなのかが興味あります。暗所でAQ2と変わりがなければフレームサイズがGH2の限界値まで上がるAQ2バージョンの方がいいかもしれませんので…
またサンプルを楽しみにしています。

＞ ただ、私がわからないと思ったのは、現時点でのフレームサイズが小さい1GOPがどこまでの画質を確保しているのかにもよりますが、3GOPキラーというのはちょっと違うんでないの？

一言でまとめようとして失敗してしまいましたが(笑)、そこが Driftwoodさんの真骨頂なのですよ。彼にしてみれば、ＰフレやＢフレのような現実の世界から切り取ったわけではない「計算フレーム」が混じること自体が我慢ならない。
写真の連続である GOP１は、たとえフレームサイズが小さくなって一枚一枚のＩフレームの画質が落ちたとしても、混じりっけなしに現実を切り取った写真のみで構成されていることだけで美しい！
…という考え方ゆえの、「Ｉフレーム至上主義者」なんです。

Ｉフレーム至上主義者にとっては、最終的な「画質」よりも「素性（そのフレームはどこから来たか？）」が優先される、ということです(笑)。

bkmcwdさん、ご報告が遅くなりましたが、最新のパッチ（sete）も結果は上々です！

先ほど解説は書かせて頂きましたが、ボク自身は DriftwoodさんのようなＩフレーム至上主義者ではありませんので(笑)、soruさんと同じく、DriftwoodさんのGOP１セッティングには全く興味がありません（テストしてみたいとすら思いません）。
それに引き換え、昨日の seteパッチによる ISO3200・夜間テストのフッテージを見ますと、ビットレートは平均して70Mbit以上、最高値が120Mbitと、かなり高いところでバランスされており、また暗部ノイズもフィルムのそれと見まがうばかり。ボクは当分、この設定を使わせて頂こうと思っております。いつものことながら、素晴らしい設定をご提供いただき、本当にどうもありがとうございます。。。