Digital Bolex D-16:出資フィーバーに警鐘の声も

Written by . Filed under VIDEO. Tagged , , . Bookmark the Permalink. Post a Comment. Leave a Trackback URL.



いやはや、大変なことになりました。米・現地時間の 11日に KickStarterで初回ロット100台の開発資金=$10万ドルを目標に資金調達の一般公募が始まった Digital Bolex D-16は、ほんの 24時間で目標金額を突破。その後もグングンと支持者を増やし、現在までに出資希望者 200人以上/調達額$24万ドル超えを達成してしまいました!
KickStarter : The Digital Bolex: The 1st Affordable Digital Cinema Camera

初回ロット100台のうち 80台は$2,500の出資額で(=市販定価より$800も安く)購入できる!とあって、通常の KickStarterでは考えられないスピードで出資者が参集。80台@$2,500の枠は早々に〆切られました。そして、初回ロット100台中、製造シリアルナンバー01〜20の固体を$3,500で購入できるという「コレクター向け」権利の方はまだ半分以上残っていることからも、やはり皆さんの目的は、ズバリ!『“撮影機材” として Digital Bolex D-16を1円でも安く手に入れたいっ!』ということに尽きるのでしょう。

さて、今回の “騒動” の発端は、ご存知、Philip Bloom氏が自身のブログで詳細な記事を公開したことでした。



氏は、ただ単に Digital Bolexチームの取り組みを紹介するのみならず、主宰者である若者二人、Joe Rubinsteinさん、Elle Schneiderさん(上の写真)へ電話インタビューを敢行し、その音声データも併せて公開するなど、全面的なサポートの姿勢を打ち出しています。それは、他でもない Bloom氏自身が “楽しむため” だったものと思われます。

…ですが、氏の影響力はいささか大きすぎました。

言うまでもなく、KickStarterでの資金調達は「投資」であって「製品の購入予約」ではありません。何らかの事情で計画が頓挫した場合には

出資金額のほとんどは返ってこない! (x_x;)

というリスクがあります。いくらスペックを考えたら破格の安さ!であろうとも、また、いくら実働デモ機がすでにできている!とはいえ、もしも今後の製造計画に何らかの障害が発生したら…? 200人越えの支持者の皆さんは、日本円にして20万円以上もの大金を、果たしてそうした覚悟を持って差し出したのでしょうか?

Philip Bloom氏と同じく、ボクが普段、オピニオン・リーダーとして尊敬している Stu Maschwitzさんは、今回の騒動に関し、いち早く疑問符を投げかけるコメントを自身のブログ ProLostに公開していました。Stuさん曰く、「たしかに画期的な取り組みだと思うし、うまく行って欲しいとは思うんだけどさ…」

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

■ ProLost|Stu Maschwitz氏の意見(抽出/要約)

• Cinema DNGは 12bit 4:4:4ではないよ?
仕様書には色深度が「12bit 4:4:4」って書かれているけど、ボクの理解が正しければ、ベイヤー配列センサーからは、少なくともネイティブ解像度のままでは 4:4:4信号を取り出すことはできない、よね?(raitank注:そうなんですか?? (゚Д゚;))

[追記(03月15日 02:40 am)]EOSHDさんによるElleさんへの電話インタビューによると、この 4:4:4というスペック表記は “勘違い” ではなく、ベイヤー配列センサーからの信号は、「RGB 4:2:2」もしくは「YUV 4:4:4」だと思うのだが、とのこと。調べてみます、と返答しています。

• オーバーサンプリングが重要なんだ
Rawで写真を撮る。Lightroom4のようなソフトで現像する。等倍表示した写真の中心部から 1920x1080の絵を切り抜く。これで満足のいく画質の画が収録できると思ってる人は、REDの 4K、5Kってスペックには、「どうだい凄いだろ?」って誇示する以上の意味があることを理解していない。
オーバーサンプリングが重要なのに…。
REDは 3Kの Scarletを作ろうとした。それは、3Kのベイヤー出力からオーバーサンプリングしたフル HDデータだったら “使い物になる” ことを知っていたからだ。Canonの C300は 4Kセンサー出力から一旦 4:4:4のカラー信号を作り、それをオーバーサンプリングしたフル HD信号を収録することに意味がある。サンプリング前の 4:4:4を外部出力してくれたらもっと良かったけどね。

[ raitank注:ちょ、↑コレが本当なら、D800や D4のクロップHD撮影モードや、あるいは GH2のEXテレコンの立場はどうなるんでそ…? (゚Д゚;)]

• 2Kのベイヤー出力はもっとも効率が悪い選択肢
Rawの動画は重く、編集の前に現像(トランスコード)が必要だ。とにかく手間がかかる。そんな大変な思いをしてようやく編集できる状態になる 2Kの Rawデータは、しかし本当にそれほど “フィルムっぽい” んだろうか? 主観的な判断になるから同意してくれなくても良いけれど、ボクは個人的に “2Kのベイヤー出力っていうのは、もっとも効率の悪いデジタルシネマの領域” な気がして仕方がない。重く、ワークフローが厄介な割に、上述の如くオーバーサンプリングなしの画質は特にどこも凄くない、という意味で。

ProLost : Digital Bolex

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

…続いて、ほぼ時を同じくして、こちらもお馴染み EOSHDの Andrew Reidさんが、やはりDigital Bolex D-16の出資フィーバーにこんな苦言を呈するコメントを発しています。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

■ EOSHD|Andrew Reidさんの意見(抽出/要約)

• REDがやろうとして失敗したのに?
Panaの GH2と、Canonが近々出す Cinema EOS 4K以外の一眼カメラは、基本的にすべて「写真を撮ること」がメインの目的だ。つまり現状、RED以下にめぼしい動画用途のカメラが存在しない。このギャップを埋めてくれる製品が出てくるのは良いことだ。けれど、あの REDがやろうとして失敗したこと(3K解像度のカメラを3Kドルで!)を、彼らのような小さなチームで本当に実現できるんだろうか?
(中略)
一方で素晴らしいプロジェクトだと思う反面、ボクにはどうしてこんなに大勢の人たちが、いともあっさりと、まだ存在するかどうすらかわからないカメラに多額のお金を差し出すのか、まったく理解できない。なにも心配せずに 5D MarkIIIを買うことに比べて、どれだけのリスクを背負い込むことになるか、本当にわかってるんだろうか?

• 16mmで ISO400で RAWなんてものが必要?
今や僕らの手には 35mmフルフレーム・センサーを搭載し、ISO6400でもクリーンな絵が撮れるカメラが沢山ある。そんな時代に「16mmセンサー+ ISO400で RAWデータが撮れるカメラ」なんてモノが、本当に必要なんだろうか? 個人的にボクにはまったく必要ないけど、中には露出やホワイトバランスを撮影後にいじりたい人や、ヘビーなVFXのために RAWが必要だって人もいるんだろう。そうでなければ、H.264の最終出力データを見比べたって、違いなんてわからないよ?

• これがスモールビジネスの未来形なの?
単に「話題になった」ってだけで、カタチになるかどうかわからないものに、こんなに大勢の楽観的な人たちがお金を進んで差し出してるけど、正直なはなし、これがこれからのスモール・ビジネスの形態として本当に望ましいものなのかどうか、ボクにはわからない。Webページ1ページ足らずの企画書とビデオプレゼンが、ちょっと有名ブログで紹介されて話題になったというだけで、簡単に$100,000以上ものお金を捻出してしまう。もしフツーに投資会社に$100,000のお金を投資してもらおうと思ったら、口約束と予告篇ビデオだけで!ってワケにはいかないのにね?

EOSHD : 10 ways to look at the Digital Bolex 16mm raw digital cinema camera

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

なるほどねぇ〜。かくいうボクも、KickStarterの予告篇を見た瞬間、速攻で「欲しい!欲しい!」になってました。ボクがもう少しリッチだったら、速攻で 購入予約 じゃなくて「投資」していたでしょう。我ながら、なんと踊らされやすい性格!?(爆)

でも、今回、Digital Bolex D-16をゲットせん!と参集した人たちをはじめ、世界中の多くのフィルムLOVEな人たちのあいだに…

➡ いじると破綻するだけの MPEG圧縮の動画データにウンザリ!
➡ クリーンなだけで「テイストレス」なデジタルの絵に食傷気味!
➡ 動画撮影の道具で、なおかつ「ビデオではない」カメラがない!
➡ 待てど暮らせど、流行に左右されない「決定版」が登場しない!


…という、“いつまで経っても永遠に満たされる気配がない思い” がくすぶっていることも事実だと思われ。

…皆さんは、いかがですか? (´・_・`)

28 Comments

  1. Posted 2012/03/15 at 22:44 | Permalink

    おぉ〜!皆さん、ついに製造シリアル 01〜02のコレクター・エディション… つまり、市販価格より$200高い$3,500の分も含め、初回ロット100台がすべて売り切れましたゾ! (゚Д゚;)

    • blackeyes_photo
      Posted 2012/03/15 at 23:18 | Permalink

      すごいっす。夢ですね。

    • Posted 2012/03/16 at 05:19 | Permalink

      http://youtu.be/lLAa9VxIKQI

      プロトタイプ展示と実物モックアップ登場です。

      英語でいろいろインタビュー受けてます。英語がよく分からないんですけど、インタビュワーさんが興奮しすぎのような。笑

      小さな液晶なので、フォーカス合わせが至難の業のような。。。。巻尺の登場??

    • Posted 2012/03/17 at 03:58 | Permalink

      この興奮し過ぎのインタビューアーさんが、KickStarterで一番最初に$2,500投資して「購入予約」したらしいです(そう言ってます)(笑)。今まで記事でカバーした以外のトピックとしては、

      ・「ニコンFマウント」もオプションで用意するかも?
      ・データは1分4GB。二つのスロットに 64GB入れれば、最大32分録画可能
      ・初回ロット100台が8月。一般向けには10月に$3,299で発売する予定


      といったところでしょうか。さあ、どこまで計画通りに行くのか、Joe&Elleさんのチームにとっては、これからが正念場ですね。(^_^)v

  2. Posted 2012/03/15 at 19:36 | Permalink

    先日の記事から通して拝見させて頂きました!まず、「そういえばAF105ってあったなぁ。話聞かないなぁ」と思いましたw 自分も倉庫に16mmカメラがゴロゴロ眠っているのでCマウントとRawでLowコストってとこに一瞬惹かれてしまいましたw しかしここに集う皆さんは凄い方ばかりですね!非常に勉強になります。しらぴーさんの
    >〜光があれば撮れてた時代は、不自由は多かったですけど、その不自由さが、とてもバネにもなっていました。
    というお言葉には感銘を受けました。男の子の性分として新しい機材にはワクワクしちゃうけれども、肝心なのはそれで何を作るかって事なんすよね。

    • Posted 2012/03/15 at 22:25 | Permalink

      ひぐちんさん、ども〜! (^_^)v 「男の子の性分として新しい機材にはワクワクしちゃうけれども」というコメントがツボでした(笑)。そういえば、アクセス解析とか見ると、うちのサイト男女比率が 100:0 とか出てました(笑)。

  3. まるめ
    Posted 2012/03/15 at 03:56 | Permalink

    TFのKおかさんは近い存在だなァ(^_^)

    • 1-300a
      Posted 2012/03/15 at 15:22 | Permalink

      それはまるでAF-105じゃないですか。

    • Posted 2012/03/15 at 18:27 | Permalink

      >まるでAF-105じゃないですか。
      言われてみれば、仰る通り!(笑) …ときに、ハンドルネームに追加された「a」ってなんざましょ?? (゚Д゚)

    • Posted 2012/03/15 at 17:54 | Permalink

      AF-105は、ハック出来ないんでしょうか?

      そうすると大本命カメラになりませんかね。

    • Posted 2012/03/15 at 18:29 | Permalink

      >そうすると大本命カメラになりませんかね。
      これまた、仰る通り! 大本命カメラになりますね。でも、ハックできないんですよねぇ、これが(泣)。

    • 1-300a
      Posted 2012/03/15 at 21:37 | Permalink

      気が付いたら いつの間にか「a」付いていました。
      たぶん、advanced じゃないかと思います。

    • Posted 2012/03/15 at 22:33 | Permalink

      あらー、いつの間にかグレードアップされてたんですかっ!?
      …ちなみにどの辺が?(笑) 1D-Xみたく実効感度が 204,800くらいまでアップしましたか? (^_^;)

    • 1-300a
      Posted 2012/03/16 at 00:01 | Permalink

      左の肩にヘッドフォンの絵が描かれた穴が開いています。 いったい何に使うのだろう?

    • Posted 2012/03/16 at 00:17 | Permalink

      あ!( ゚д゚)そういう事でしたかっ。行っちゃったのですねっ!? そ、それはしかし、1-300aさんではなく、1-C300さんとするべきではっ!?(笑)

  4. まるめ
    Posted 2012/03/15 at 03:55 | Permalink

    新しいカメラもステキな夢だと思いますが、
    現実的な欲求を申すならば、5DmkIIやGH2を
    依頼者の望んむ形にリハウジングしてくれる
    業者が出て来て欲しいです(^_^)
    例えば、GH2をバラして黒い四角い箱に容れて
    キャノンの音声入力コネクターやHD-SDIなんかを
    設けてくれて、EVFも筒状にしてくれて
    望んだ位置へ即座にセッティング出来たり、、、
    私が成れるものならばソンナヒトニワタシハナリタイw

    • Posted 2012/03/15 at 09:58 | Permalink

      わお、それもいいですねぇ〜!>リハウジング屋さん …っていうか、コレはそういう商売を始めたら、マジでお客さん殺到!でしょうね。いないんですかね? と、尋ねようと思ったら、TFのKおかさん。なるほど。なんとなくわかる略語ですが(笑)、いらっしゃるのですね?やはり。。。(キラリ)

    • グリップアート
      Posted 2012/03/15 at 12:51 | Permalink

      大手メーカーは、どうすれば売れる商品を作れるか日夜技術開発に頭を悩ませている訳ですが、この2人は新技術の開発が無くても、あり合わせの技術を組み合わせるだけで、いとも簡単に大金を集める事が可能なマーケティングの金鉱脈を探り当ててしまったようですね。

      これを見てNikonやPENTAXなどのムービー後発メーカーが参考にしてくれるといいのですが。

      ムービーカメラもパソコンの様にパーツを選んで好きなように組み立てられたらいいですね。

    • Posted 2012/03/15 at 21:59 | Permalink

      いやあ、ホントですよねぇ…。Digital Bolex、日本時間15日 21:55現在、KickStart開始3日で、もうすぐ29万ドルっすよ!本当にエライこっちゃ!です。

      >ムービーカメラもパソコンの様にパーツを選んで好きなように
      あああ、なんで皆さん、こうも斬新な発想、ステキなアイデアに満ちているんでしょう?(笑) (^_^)v 自分でパーツ組んで組み立てるムービーカメラかぁ。それも面白いっすなぁ。。。

  5. blackeyes_photo
    Posted 2012/03/15 at 03:54 | Permalink

    自分もうまく行って欲しいなと思う反面、クリエイティブな発想をダイレクトに反映できるツールにはみえませんでした。
    F3やFS100なんかも内部は300万画素を所得して200万画素にサンプリングしてますし、REDのHDクロップと4KのHD縮小は圧倒的に画質が違いますし、ベイヤーは縮小してなんぼ、というのはその通りだと思います。
    高感度もいまどきISO400って何撮るの?ってくらいありえないですね。
    CanonやパナやSony、Nikonが安価で素晴らしい道具を提供してくれている現状では、Digital Bolexが無いと撮影できない、なんてことはまずないと思うんですが、でも欲しいという欲求は確かにあるわけで、クリエイティブな場所とは違うところに人の欲求があるんでしょうね。
    EPSONのRD-1なんかも同じような発想で生まれてきてますが、EPSONというメーカーがあって実現した夢でした。そういったバックサポートが今後しっかり付いてくれたら面白いことになりそうですね。

    というか、全然関係無いですが、なぜだかうちにスカーレットが届きましたよ・・・
    金払ってないし手違いだと思うんですが、開封したくてうずうずしてしまいます。
    怖いのですぐ本社へ返送しますが、最高の嫌がらせですよ・・・とほほ。

    • Posted 2012/03/15 at 09:55 | Permalink

      「ベイヤーはオーバーサンプリングが前提!」なんですかっ!? うわあ、全然わかってませんでした。とすると、本文中にも書きましたが、れいの Nikonさんのクロップ撮影モード… ま、DXまではオーバーサンプリングするのでセーフ!として、やっぱ中央部フルHDクロップは画質的にキビシイんですかね? うわぁなんかテストしてぇ〜!って気分になってきました。(^_^;)

      んで、Scarletが届いた… のに、送り返しちゃったんですか!? それ、絶対、「貴兄のようなクリエイターに是非使って頂きたい!」っていう、ツンデレREDからの貢ぎ物ですよぉ!(笑) 返しちゃったんですか!?ホントに?もったいな〜〜 と思う反面、なんか昔、そういう詐欺もありましたっけ? 頼んでもいないカニ(?)だかなんだかを送り付けてきて… (ry

  6. Posted 2012/03/15 at 00:18 | Permalink

    大規模な詐欺にならなきゃいいですけどね。笑

    でも
    ➡ いじると破綻するだけの MPEG圧縮の動画データにウンザリ!
    ➡ クリーンなだけで「テイストレス」なデジタルの絵に食傷気味!
    ➡ 動画撮影の道具で、なおかつ「ビデオではない」カメラがない!
    ➡ 待てど暮らせど、流行に左右されない「決定版」が登場しない!

    まさにココですね。この想いが早く解決してもらいたい感じです。

    フィルム時代のノスタルジーとしても、強く有ります。

    • Posted 2012/03/15 at 01:46 | Permalink

      まぁ顔つきを拝見する限り、お二人とも「詐欺師の顔」には見えませんけど(笑)、でも、不可抗力ってこともあり得ますしねぇ…。

      で、Stuさんや Andrewさんの懸念もわかるんですけど、箇条書きしたような「想い」… というか、「願い」を叶えてくれるのって、やっぱ大手のメーカーじゃないんでしょうね。もっとこぢんまりした、家内制手工業の職人さん達がやってる、Ikonoskopのような工房じゃないとなかなか…。それか、ダークホース的に Lomoとか Holgaみたいなノリで、ロシアのメーカーとか(笑)。それなら夢を叶えてくれるかも知れませんよね…。(^_^;)

    • Posted 2012/03/15 at 02:48 | Permalink

      新たに EOSHDさんが行った電話インタビューによれば、ボディ横に付いているクランクハンドル(?)は飾りではなく、メニュー項目を割り付けられるジョイスティックのようなものになるそうです。ボリュームや絞りやFPSや、もし電子接点付きレンズなら、フォローフォーカスを割り付けることもできるのだとか。「こういうものが付いていたほうが楽しいでしょ?(笑)」と。
      なかなか、やりますなぁ…。> Digital Bolexチーム (^_^;)

    • Posted 2012/03/15 at 04:24 | Permalink

      「どうやってProresにしてるの?使ってるアプリも教えて下さい。ワークフローがよくわからないので、日本では話題になっているけど、心配も大きいですよ。ほんと日本でも発売してくださいね。」と質問してみました。またすぐに答えが返ってきました。

      Our prototype saves to TIFF, which we opened in Quicktime as an image sequence and converted to MOV Prores. We then went back to the TIFFs for our color correction. Since all Adobe programs support Cinema DNG, we’re not worried about workflow. We’re also working with a software developer to create software specifically for the camera to make the footage as versatile as possible!

      なんと、このカメラは、TIFFで記録しているって事でした。静止画TIFFの連番を整列させてMOVにしてるのかなと思います。カラコレするのに、またTIFFに戻すのはどうなんだろうとは思います。連番TIFFって、フォルダに入れてると読み込んでくれるのだったっけ?CG制作みたいな扱い方ですね。

      「ワークフローは心配するな。アドビが味方だ」という感じみたいです。

      自分は、フィルムカメラみたいに、もうきっちりと作りを確定してもらいたいです。感度アップとかどんどんスペックアップする流れの中でさえも、揺るがない作りなら、問題ないです。毎年スペックを変えて、毎年ちょっとずつカメラの画質比較したりしてると、楽しいだけに、そこに囚われてしまって、創作がスタートできなくなってしまいます。光があれば撮れてた時代は、不自由は多かったですけど、その不自由さが、とてもバネにもなっていました。最近の自分自身が、カメラ比較を楽しみすぎていて、反省もしてるところです。

    • Posted 2012/03/15 at 10:04 | Permalink

      しらぴーさん、果敢なメール攻撃、敬服いたします。< (_ _)> そしてそして、この返答でようやく一つ理解できました。Digital Bolex D-16チームさんの Vimeoにアップされている動画サンプル、最近のはれいの短編映画関係ばかりですが、最初の頃のサンプルはなぜか?タイムラプス映像ばかりで、「なんで?」と思ってたんです。これって、TIFFを QuickTimePlayerで「イメージシーケンスとして」開いてたんですね。なるほど、合点がいきました。。。

      そして、もちろんボクのレベルはしらぴーさんよりずっと下ですが、お感じになっている事はまんま同じであります。こんなブログを運営していて何云ってんだ?って話もありますが(爆)、もういい加減、機材の話はどうでもいいんですよね、ホントのこと言うと。その、手許にある一蓮托生の機材をどう工夫して使い、なに撮ってんだ?っていう、本来のベクトルにもう少しシフトしたいですなぁ〜って。(^_^;)

    • Posted 2012/03/15 at 14:52 | Permalink

      TIFF記録にはびっくりしましたが、フィルム的だと納得しています。24Pは完全な24枚の絵で構成されているって事で、アナログ思考の私にはすごく分かりやすく安心できます。GOPとかなんだか技術的すぎて、8ミリフィルムを、1コマ毎にカリカリと傷つけて遊んでいた時の体験が、感覚的に身に染みているんでしょう。

      自分は、ちゃんとしたカメラマンではないので、いろいろ反省する事が多いだけですよ。カメラだけが、作品全体のクオリティアップじゃないのに、時々、そこに注視してしまう。すべきことがいっぱいあるのに、カメラを楽しんじゃってるんです。(反省しつつも、カメラ好きになってきたし、GH2ハッキングも楽しそうだし。)

      なんだか、このDigital Bolex D-16のおかげで、いろいろ考えさせられました。自分の欲しいカメラの方向性が、コレなんだなって。Digital Bolex D-32や、Digital Bolex D-8とかも欲しいです。笑

    • Posted 2012/03/15 at 15:11 | Permalink

      オーバーサンプリングじゃなきゃダメって話なんですけど、よくは分かりませんが、TIFF記録って事から、静止画像の集まりなんだから、連射してすぐTIFF記録しているだけなので、データとしてはシンプルなんじゃ。。。。

      RGBとしてでなくYUVって事で、オーバーサンプリング処理しなくてもいいとか有るんですかね。。。。

      全く分かりませんが、小規模で、フィルムラブな若者が作れちゃうって事は、そんな感じなんではと推察しちゃいます。

      このコダックのCCDも、なんだか怪しい。。。

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *

*
*

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>