去年までは戸外で雨に降られた時には、都度、カメラ全体をすっぽり覆うレインカバーを着用していたんです。でも、これを着けると大いに困ることが一つ。マイクまで覆われてしまうので、音がこもり、音量が下がり、さらにはカバーの衣ずれの音を拾ってしまい、つまりは音声が使えなくなってしまうのでした。
また、いちいち肩から下がずぶ濡れになるのも決して気持ちの良いものではありません。
あと、この全体覆いレインカバー君、役目はしっかり果たしてくれるんですけど、カバーが不透明なことが災いして微妙に使い勝手が良くありません(カバーの外にいる状態から、急いで撮影モードに移行することができない、とかね)。で、透明ビニール製のものを探して試してみたり、あるいはマイク除けの筒状のフードがついているカバーにしてみたり、なんやかやと今までこの分野のソリューション探しには、すでに膨大な手間と時間をかけている自分。
今回、「これはどや?」と大いなる期待と共に導入してみたのが、Velbon UC-6 という撮影用傘ホルダー。
カタログを見ると『雨の日でも安心して撮影』と謳われており、値段も税込定価が¥11,970と、決して廉価な商品ではありません。Velbonといえば言わずと知れた撮影機材の専門メーカーですし、今回はレビューの類をチェックすることもなく即買いしてしまった… のですが、これがまさかの大失敗(泣)。
「えっ?ちょ、アンタたしか傘だったよね?」と無機物相手にその素性を誰何したくなるほど雨漏りしやがりますよコイツ(怒)。縫い目から漏れた雨水がジワジワたまって水滴になり、撮影中、不定期なタイミングでピチャっと垂れてカメラや顔を直撃し続けるという、ホント冗談じゃないレベル。結局すぐに放り出して、一番上の写真のように普通のビニール傘片手に撮影する羽目に…。
なんかもうね、Velbonというブランドに対する信頼、一気にゼロ。どこが『雨の日でも安心』なんだか…(泣)。
と、ココでは最新の試みについてのみデスって書いてますが、今まで試した他のメーカーさんの製品もすべて似たり寄ったりで、この段で行くと信頼に足るメーカーがなくなってしまう!という危機的状況です。
そこで、皆さんにお尋ねしたいのです。皆さんは、どうされていますか? なにか良いソリューションはありませんでしょうか? ぜひ、ご教授くださいませ。
…あ、でも「助手に大きな傘をさしてもらう」とか「やぐら組んでその下で撮る」とか、あるいは「C300の如き防塵防滴カメラで濡れながら撮る」とか、そういうお大尽な提案はなしの方向で(爆)。
30 Comments
raitank様はじめ皆様はじめまして。半年程前からROMさせていただいております、北陸の光るイカが揚がる県でフリーのカメラマン(動画、というかビデオ専門^^;)をしている者です。
私は一時期ひどい雨男になって、雨については随分悩まされてきたものですが、一眼でしたら「シャワーキャップ」を被せて撮ってるのをニュース取材の現場で見たことがあります。
後ろから被せてゴムからレンズの先が出るような感じにして、ファインダーを出す穴を、ビニールのテンションで密着するようになるべく小さく開けて、心配なら周りをビニテで囲む、といった感じでしょうか。ヘビーレインや長時間の使用を避ければけっこういけるんじゃないでしょうか?
私も待機中の前玉カバーとして利用することがあり、勤め人時代出張等でビジネスホテルに泊まった折には必ず持ち帰っていたものですが独立してからはめっきり機会がなくなって…orz
水滴音については…直接雨に打たれなくてもカメラや傘に当たる音を拾ってしまう場合もあるので、それこそ人手があるのでしたらガンマイクにカゴと毛皮被せてやれば防水と直接の水滴音の問題は解決するのであとは水滴音を発する傘や雨具からマイクをできるだけ遠ざけるくらいしか解決策が思いつきません。
人手がないときはカメラマイクのスポンジが出るまで合羽めくって使ってます。酷く濡れたら交換して乾燥して。
(すぐ緩くなって何処にでも落としてくるので予備のスポンジは数本常備している、これが前提になりますが)
断空我渡辺さま、こちらこそ初めまして!(^_^)v (すんげぇハンドル名ですね!)
1-300さんに続いて実用的な情報をありがとうございます(笑)。シャワーキャップですかぁ。ただのビニール袋よりも最初から水をよける構造をしているところを、半分そのまま利用するってぇ寸法ですね。なるほど、なるほど。でも、それこそビジネスホテルにでも泊まらないと、入手困難なような?(お店に売ってたりするんでしょうか?あ、ドンキあたりにはあるかも?(笑))また、マイクに関しては、水滴音を出さない構造のマイクスポンジを考案したら、けっこう売れるかも?とか考えてしまいましたが、雨の日までワンマンでなんでもやってる人が(ボクはそうですが)、どれくらいいるか?ですねぇ。
Pentax K-5、防塵防滴ですよ F-)
おぉ、そうなんですか!? そいつは、クライアント様に「どうしてPentax使わないんですか?」と突っ込まれる種がまたひとつ…(爆)。(´・_・`)
透明ポリエチレンのゴミ袋( 厚手、 0.025mm ~0.04mm 位 )にレンズとファインダーの穴を開けて、レンズフードとアイカップを出してビニールテープで隙間をふさげば完璧です。
台風、夕立、潮の飛沫 どころか NK特機やグリフスの放水攻撃にも耐えられます。
EF 24-70 , 5DMarkⅡ , Z-Finder だと20Lくらいのサイズでヘッドまでカバーできます。
音は私の場合 カメラマイクですがそれなりに状況音は取れてました。雨足が強いと袋に当たる雨粒の音も拾ってましたけど。 これは何とも・・・・ マイクだけジャマーを被せて外に出しますか? 今度、録音部に雨対策方を聞いときます。
いろんなレインカバーを使ってきましたが、これに勝てるものは無いです。
軽いし、かさ張らないし、安いし(10枚入りで200円くらい)、中は丸見えで操作はしやすいし、使い捨てなのでいつもフレッシュ、乾かしたりとかカビが生えたりとか面倒なメンテもいりません。
カメラが載ってる三脚に直接かさをクランプするのは揺れやブレの原因になるし、風が吹いたらとても危険なのでやめた方がいいと思います。
どっしゃ〜!
NK特機さんやグリフスさんの放水攻撃、受けてみてぇ〜! ヽ(´o`; オイオイ
しかし。撮影部の1-300さんが透明ポリ袋推奨と仰るなら、市販品でまともに役に立つものはない、と思った方が良さそうですね。orz ワンマンユニットとしては、あとは収音をどうするか、だなぁ…
>それなりに状況音は録れてました
ポリ袋、有り無しでどれくらい違うのか自分でも気になったのでちょっと比べてみました。
確かに無音ではないですが 明らかに高域の音が無くなってます。(涙)
これからは音も録れる撮影部を目指して・・・・何か良い方法は無いか考えてみます。
あと、グリフィスでした、失礼いたしました。 ああっ直撃はやめてください。 死にます、私の方が。
グリフィスさんのHP、拝見しました。ホースからスプリンクラーまで用意して、最大20平米四方に雨を降らせてくださるんですねぇ。へぇー。(゚Д゚;)
>これからは音も録れる撮影部を目指して・・・・何か良い方法は無いか考えてみます。
マジですか!?考えて頂けますか。ではそれまではビニール袋とシャワーキャップでしのぎつつ、お待ちしております!(^_^)v
今日 現場で録音部の人に雨の中ではどうしてましたっけ? と聞いてみましたら
断空我渡辺さんが言われていたように 「カゴに入れてジャマーを被せる。」だそうです。
「そして絞る、被せる、絞る、被せる・・・・・・そしてオンリー録り。 雨は大嫌いだ。」だそうです。
カゴとジャマー 。 被せて そして 絞る。 これです。
カゴに入れるのは、びしょ濡れになるジャマーとマイクの間を開ける、という意味と、スカスカ隙間があるカゴでなるべく音を遮断しないという意味ですよね? んで、ジャマーは濡れるに任せて、おいてピチャピチャいうようになったら、都度絞る、と。
…ここまでは良いとして、「オンリー録り」はちょっと避けたいですけどねぇ〜! (゚Д゚;) でも、どうせアフレコせざるを得ないなら、現場のガヤの中で録っておけという知恵ですね。う〜ん。キビシイなぁ。。。(泣)
>「そして絞る、被せる、絞る、被せる・・・・・・
いいジャマーだと結構水弾いてくれるので時々振って水滴を飛ばせば長いこと雨に打たれても大丈夫ではないですか?
1万円以下の安っすいのだとじきに染み込んできますけど。あと抜け毛もひどいのでここはケチってはいけないところのようです。
というか個人的にフィールドミキサーの防水対策はぜひご教授願いたかったですね、今は殆ど使う機会ないですが。
ジャマーが水を弾いてくれるんですかっ!? (゚Д゚;) 毛皮なのに? あ、動物の脂で? へぇ、それは気が付きませんでした。
ジャマーが濡れっぱなしで良いなら、カメラ本体はビニールで厳重にガードして、マイク部だけシーリングした上で外に出せるので、かなり楽な上、音もしっかり録れて万々歳です。今度試してみます! (^_^)v …あ、ダメだ。その前に、ちゃんとしたジャマーというものをゲットせねば!(汗)
おお、この雨のビデオはいいですねえ。「日本の雨」って感じで、ぴしゃぴしゃと降る雨の滴や、肌に感じる湿り気まで伝わってくるようです。
こんな日は農作業を休み、部屋の中でゆっくりと降る雨を眺めていたいものです。まさに「晴耕雨読」で。
雨の撮影?最近はめっきりそういうシビアな撮影をしなくなったので、わかりませ〜ん(笑)。
ありがとうございます〜!
毎度、T.Yoshi先生のサイトで紹介されている海外のプロ、アマのDSLR作品を拝見するたびに、あちらのユーザーの皆さんの「色の作り方」というか「色の捉え方」(…というのは、つまり光の使い方ですね)の巧みさに、いつも舌を巻いています。どうもボクはたいてい「やり過ぎ」るんで(爆)、このくらいを基本にしていかないと!と自戒しているところであります。。。
私は以前台風の中で右手にビデオカメラ、左手にコンデジ・・・みたいなことしてましたけど、傘は柄の部分を懐に突っ込んで首で固定していました(笑)
さすがにこれはスマートではないのでオススメしませんが、身体に大きめの傘を固定できるベルトのようなものをずっと探していましたねえ。
あと重要だったのは傘の大きさと「骨の数」でした。
ビニ傘だと強風であっという間にお猪口なんで^^;
三脚で雨の中撮ったことはないのでよくわかりませんが、同様にホネの多い傘が安心なように思います。
ただ透明なものの方が周りが確認できていいですよね。
bkmcwdさん、スマートかどうか?とかそういう問題以前にハードボイルド過ぎです(笑)。(^_^;)
でも、骨の数を意識するっていうのは、アリかもですね。> 頑丈でビクともしない傘を、クランプで固定しておくってのが最善・最良の方法というオチのようで…。
初めまして、いつも拝見させて頂いてます。
Velbon UC-6 は、僕も使っていますので足跡を残させて頂きました。
以前、台風が接近してる時、撮影した経験がありますが;)
雨漏りの症状は体験していません♪
もしかしたら、乾燥後に毎回、防水スプレーをかけているのが良いのかも?
でも、風がある日は危険です;)
傘が浮遊して飛んでいきそうに…。
お邪魔しました(^^)
buzzさん、コメントありがとうございます。「台風が接近している時」ということは、かなりの雨風のはず。そんな状況でも雨漏りしなかった、となると、単純にボクが購入した固体が “ハズレ” だったということなのでしょうか?(泣)。なんとまぁ…! (x_x;)
おもしろそうなエントリーですね。
雨の日ってすごく撮りたい絵ではあるんですが、どうしても億劫になってしまいます・・・
アンブレラブラケットというものがあるんですね。探してみようと思います。
(何の役にも立たないにぎやかしレスですみません・・・)
あはは、soruさん。ボクにとってはけっこう切実な問題でして…(笑)。雨を撮るのは大好きなんですが、傘をさすと片手が塞がってしまいます。Velbonクランプを見つけた時は「これだ!」と思ったんですがねぇ…(泣)。なにか良い品を見つけましたら、ぜひ教えてください!
雨の日、私は濡れながらマーリンで撮影してました・・・(爆)
ぶっちゃけ、傘はビニールでいいので、アンブレラブラケットだけ使う
というのが一番良いかと思います。
カメラは少し濡れますし、自分も濡れますが、それはもう仕方ないかと・・・。
カメラを覆ってしまうレインカバーは、私も苦手で使ってません。
仕事柄雨の中の三脚固定撮影が多々あるのですが、その時も傘がさせる
状況の時はアンブレラブラケットを使ってます。
あぁなるほど。普通の傘を取り付けて使う汎用のアンブレラブラケットだけ利用するという手ですね。そうですね、Vilbonのみたいにセットになっている方が、さぞやきちんと機能してくれるのだろうと思いきや、雨漏りですもんね(泣)。自分が濡れるのは我慢するとして、機材が濡れて壊れちゃったら目もあてられないですからねぇ…。(^_^;)
晴れ男の僕を呼ぶ(笑)
まぁ基本週間予報を見ながら危なそうな日にロケをしないので降られたことがないですが…昨日も快晴でした♪
音のしなさそうな透明ビニールで人ごと包み込むカッパを自作してはどうでしょう?
マイクは防滴を買うしか方法ないでしょうね…
あはは。さすがは、晴れ以外を想定したことがない、ふじのん師匠のご託宣でございますな。
「透明ビニールで人ごと包み込むカッパ」ですかぁ、もう少し剣呑で目立たない方策はないものでしょうか?(爆) (^_^;)
昔のビデオカメラ時代はPortaBraceのレインスリッカーを使ってたけどね、どうしてもガサつくことはあるね。今ならHDSLR専用のものもあるね。Rain Slicker for DSLR cameras
ま、雨の日は撮影しないでお休みにすると。(違
ぬほ師匠、ども! (^_^)v
この PortabraceのDSLR用って、写真撮影用では〜?マイクが出るとこもないみたいだし。…やっぱ、雨の日は中止っすか?(笑)
PortaBraceは最初から映画テレビ用の動画機材専用なので、逆に写真撮影のことは考えていないと思われます。(笑)
マイクは選択されたその訳の分からない写真(笑)ではわかりづらいでしょうが、上部にベルクロで開閉できるスリットがあって、そこから覗かせることができると思います。DSLR用は触ったことないけど、通常のカメラ用はほとんどそうなってるので。
日本サイトにはHDSLR用はないけど、その他の写真は見やすいかも。
ははぁ、そうなんですか。…こちらの写真ならわかりやすい、かな? マットボックスをつけた状態でも装着できるよん!ってことですかね。たしかに上部にスリットがありますな。あとは、防水仕様のマイクを用意… って、そんなもん、あるの? (゚Д゚;)
http://www.sony.jp/pro-audio/products/F-115B/index.html
風雨、降雪時などに威力を発揮する全天候型の防沫マイクロホン
これ定番です。
昔はもっと安かったのに(笑)
プールに落ちでも大丈夫のようでバラエティーなんかでも使われてたようです。
ややや。ホントにあるんすか!? (゚Д゚;) でもホント高いっすねぇ。実売価格でも6万円近くするようで。コレって台風の実況中継とか用なんでしょうかね?いやあビックリしました。…しかし、こんな特殊製品にまで手を出すほどには雨風専門でもないという。
と申しますか、こういう記事を書いて尋ねたら、どうせ海千山千の皆さん(?)からスマートな定番アイデアがどっさり集まるだろうから、それを真似させてもらおっと!って期待していたんですが(笑)、実はそうでもないのですかねぇ。