買い物運が悪い季節…

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機材関係の買い物は、ほぼ海外からの通販に頼っています。その方が安いから、その方が速いから、国内ディーラーの保証に全く期待していないから他、色々と理由はあるのですが、なにはともあれ、海外通販利用歴はもうザッと10年以上。いちいち回数を数えてはいませんが、少なくとも数百回は利用しているはず。アメリカ、イギリスからは言うに及ばず、インドや トルコ からだって買っちゃいます。

▶ Vzaarはお勧め

品物ばかりでなくネット系のサービスも、たとえばビデオ配信サーバーはイギリスの Vzaar というところと契約していますが、ココは素晴らしいですよ!配信するビデオの転送量に応じて「Bronze」から「Enterprise」まで、一月単位で細かく設定されたグレードを選べ、料金もその他のプロバイダーに比べて格安。

もちろん、大抵はYouTubeにチャンネルを作れば事足りるワケですが、尺が10分以上の作品を配信する時、広告のポップアップを出したくない時、企業のイントラネット内への掲載でプライベートな設定が必要な時など、YouTubeが使えない時に重宝しています。

たとえばボクは通常「Silver」契約で、これだと月間の転送量が15GBまでで、$30 ぽっきり。新しい映像を公開した時など、アクセスが増えて転送量をオーバーしそうになると連絡が来ます。そしたら、一時的に一つ上の「Gold(転送量40GBまでで$50)」か、そのまた上の「Platinum(転送量125GBまでで$150)」に切り上げてしのぎ、アクセスが落ち着いたらまた下のクラスにダウングレードして経費を節約、といった小回りのきく運用が可能です。

年間契約の固定料金で縛られないのが良いですし、ファイル管理やアクセス解析に使うダッシュボード等のユーザー・インターフェイスもスムースで使い勝手が良く、またサポート対応も早くて親切。特別な案件等で相談を持ちかけると色々と融通も利かせてくれるし、本当に文句なしです。


…と、いった具合に大抵の製品購入やサービス契約を海外のものに頼っているボクですが、なぜかここ1ヵ月、“買い物運” が悪いのでした。

▶ とほほ1:Jag35 Handle

ことの始まりは、Jag35 から出たばかりの、15mmサポートロッドに取り付ける手持ち撮影用「ハンドルグリップ」を買ったあたりから始まりました。メールニュースを見て4月中旬に注文を入れたものの、新製品なので2週間ほど待ってねと連絡が来ました。ところが3週間を過ぎても届きません。「どうなってるの?」と問い合わせると、あと1週間くらい待ってとのこと。う〜ん、そういえばこのJag35って、見るからに南米系の人たち(気が長そうな人たち)がやってる会社だったっけ…。

その連絡から10日ほど過ぎた先日、ようやくUPSで製品が到着したのですが、なにかヘン。見かけがサイト上の製品写真と違いすぎです。早速、届いたブツの写真を撮ってクレームを入れると、「すまん!間違って昔の製品を送っちまった。送り返してくれれば、すぐに注文の品に差し替えるから」といった感じの “ゆる〜い” 返事が届きました。憮然として昨日 EMS で返品し、「今、返送したよ。でも送料の¥1,200は返金してくれよ」と連絡を入れるも、一日経過した現在までのところ、返事なし。いや多分、返金してくれるとは思うのだけど、こういう時にすぐに返事が来ないのは気分が悪いものです。

▶ とほほ2:Matrox CompressHD

続いて、編集の終わったHD映像を書き出す際の h.264 変換を高速化してくれるアクセラレータ・ボード、Matrox社のCompressHD。日本では7万円台で売られているこの製品、アメリカから買うと半額の3万円台で手に入ります。その他の小物と合わせて、いつものニューヨークは B&H で購入。きっかり3日で到着。さっそくインストールしたところまでは良かったものの、どうもマニュアル通りに動いてくれません。

具体的には、FCPの「書き出し」>「QuickTime 変換」コマンド経由で専用ドライバを選択した上で出力すれば、宣伝文句通りの “リアルタイム変換(たとえば3分の尺のHD映像が3分で h.264 出力)” できます。ところが、「共有」コマンド、あるいは Compressor 経由でプリセットを適用する方式だとまったく高速化してくれない、というワケのわからない状況。「QuickTime 変換」コマンド経由ではカスタム・プリセットが使えないので、出力の度にいちいちCompressHD用の設定を繰り返さねばなりません。これはどう考えても面倒!

早速、ユーザーフォーラムに自分の環境ほかの情報とともにクレームを書き込みました。…が、4日経っても返事がない。これは世界を相手に営業展開しているアチラの企業のサポート対応を考えると、異例の遅さです。「ココにはサポート要員がいないのか!?」とちょっと怒った調子の書き込みをもう一度。ようやく「遅くなってすみません」と返事が返ってきたものの、今のところ数回やり取りして、依然ラチが開かず。

▶ とほほ3:Magic Bullet Grinder

そして、EOS 5D mkIIの h.264 ファイルを ProRes にバッチ変換してくれる(筈の) Magic Bullet Grinder については 一つ前の記事 に書いた通り。

同時に12ファイル以上のデータをバッチ処理できない。しかも、無料の MPEG StreamClip よりも遅い。…これでは、毎週末、撮影に行くたびに100以上のファイルを変換処理しているボクには全く役に立ちません。

こちらも早速、Magic Bullet サイトの問い合わせ掲示板に状況を書き込んだのですが、なぜか?すでに3日を経過してなお、返答なし。つい先ほど、Matrox の時と同じように「誰かサポートはおらぬか!?」と書き込みしてきたばかり。

たぶん来週あたり、今度は 米・Letus 社に予約注文してある別のブツが届く予定になっているのですが、こう立て続けに買い物運が悪いと、今から気が重いです…

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