当方、iMacにLiteをインストールして使おうとしたのですが、アプリ起動後すぐに
「Your GPU memory is full. Try reducing the timeline resolution or the number of correctors.」
というウィンドウが表示されてしまい、まったく使うことができません。
で、以下「たぶん」という、なんとも頼りない回答で恐縮ですが、「Your GPU memory is full. Try reducing the timeline resolution or the number of correctors.」というエラーメッセージは「GPU(グラフィックボード)のメモリがいっぱいです。タイムラインの解像度を落とすか、あるいはノード(カラコレのインスタンス)を減らしてください」という意味ですが、この場合、意味のあるメッセージではないでしょう。
「Resolve Lite VS Colourists ll」非常に興味深い... ですが私も、BMCCとハックGH2の比較などを見てしまい、その色情報の圧倒的な差に愕然としてしまいます。 余談ですが、InterBeeのSONYブースで体験した4K映像&4Kマスモニの組み合わせには、思わず息を呑みました。
colorista2&premiere(我が家は5.5です)については、ただただ共感するばかりです。特にバグですね.... たしかにこっちもプロではない、でもそんなに安いプラグインでもないのに.... と言いたいところです。
最近は、メインマシンがiMacということもあって、FCP&Resolve Lite に鞍替えしようとずっと思案中です。プロの皆さんから大不評の X も、一からはじめる自分にとっては関係ないのかなと。 まぁ、クラウドサービス開始のお陰で、Adobe税の支払い回数が増えそうというのが本音だったりしますが。(^ ^ ;)
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フォーラム » Raitank Forum » フォーラム » カラコレ 何でも質問コーナー( ゚Д゚)ノ
投稿: 591
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on: February 25, 2013, 21:26
soruさん
あーなるほど、そっか。m2tsに Canopus HQXの AVIファイルですかぁ。Resolveにこの辺のファイルが読み込めるのかどうかが、まずわかりません(汗)。GTX285も、ちょっとキビシイかも?ですね。
> ところで、これってpremiereから呼び出して使えるんじゃないですよね?
ええ。Resolveはプラグインではなくスタンドアローン・ソフトでして、他ソフトから呼び出して使うものではありません。ですので、ワークフロー的な他ソフトとの連携に関しては「一旦何かで出力してから」ではなく、すべて XMLファイル経由でのやり取りになります。
今ちょっと調べてみましたところ、Canopus HQXは QuickTimeコンテイナーにラップすれば、Resolve9で読み込むことができるそうです。…が、Resolveは Canopus HQXファイルを書き出すことはできないので、同じコーデックで元ファイルを差し替えることで、オリジナルの Premiereタイムラインに戻ることは不可能のようですねぇ。
ホントは soruさんのような、Resolve以前にすでに確固とした色に対する認識とスタイルをお持ちの方こそ、Resolveを使って頂きたいんですけどねぇ。日本の明るいグレーディング界の夜明けのためにも…。
ときに、amasonっていいですね(笑)。soruさんのお作りになる動画同様の、やはらかい感じがします。 ( ゚∀゚)
投稿: 195
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on: February 25, 2013, 22:06
raitankさん
いろいろご教示どうもありがとうございます。
私もさっきからググってるんですが、GH2のm2tsや5Dのmovを直接読み込めたような記述もあったりなかったりで、結局よくわかりません~。
というわけで、まずはcolorista2で回り道して、最終的にresolveが必要だ!ってなったときに、考えるようにします。
アメイゾン、あらミスタイプ(恥)
やはらかいっていうより、なんか怖い・・・。
日本の明るいグレーディング界の夜明け、ぜひこのraitankブログからお願いします。
話題にのぼれば、googleが目をつけて、価格革命が起こる、はず!
私はかげながら旗を振って応援させていただきます~。
今日はシェイプを勉強してみます。
本当に、ライティングと密接なかかわりがあるんですね。
私のような素人は、すぐフィルムルックな「全体の色合い」のみを調整して、グレーディングできた気になっていましたが、(プライマリもセカンダリもすっとばして、一気にマスター!)
本当に映像に「力」を与えるのは、むしろこの光と影、立体感を作り出すシェイプ機能あるいはセカンダリ工程なんだろうなって気がしますね~。
color correction handbookは目からウロコが多く、アンダーライン引きまくりです。
投稿: 173
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on: February 26, 2013, 11:30
「エーブイシーエッチデーは現状ではサポートしていないのでコンプレッサーでプロレズ変換して読み込んでみてください」とあるセミナーで聞きました。ふ〜ん。
「光の支配者になる」って発想はもうちょっと古いっていうか、ついていけない感じがします(笑)
仕事でもそういうところから意識して距離を置くようにしています。
光や場の気配は読みたいと思いますけど・・・・。
『フィルムルックな「全体の色合い」のみ』って私は好きですけど(笑)
きっと撮影者という立ち位置がそう思わせているのでしょうか。
グレーディングは強力な表現の手段だと思います。
でも『本当に映像に「力」を与える』それはポスプロにあるのではなく、まずカメラの前に現れるのだと信じて日々模索しています。
って私の方が古くさいな、きっと(笑)
投稿: 195
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on: February 27, 2013, 23:31
1-300さん、こんばんは。
うーん、含蓄のあるお言葉。
カメラの前にあるものを大切にしなくちゃですね。
コントラストをつける、際立たせる、一番みせたい部分は暗すぎないように保つ、というのはなるべく気をつけようと思っています。
ただ、今までは大雑把にファンデーションを縫って粉をばーっとはたいておしまい!みたいなメイクだったのが、下地の濃淡による凹凸を出して、ハイライトやチークを入れて、出るとこ出して引っ込めるとこは引っ込めて、ってきちんとやっていくと、ちょっとした整形くらいには人相が変わるように、グレーディングってのはおもしろいもんだなぁと思わされています。
一方、きちんと作りこんだ美しさもあれば、すっぴんに近い肌にいさぎよくラインをひいてグロスを乗せただけ、みたいなラフな感じもあり。
頭でっかちに「グレーディングとはこうでなきゃいけない!」って思い込むのもきっと良くないんですよね。
今はいろいろやってみたいです。
ちなみに、最近観た映画(の再放送ですが)では、「愛を読む人」の絵がシンプルなのに濃厚で、素敵でした。
「ジュリー&ジュリア」のわちゃわちゃごちゃごちゃして全体的に暗いのに、どこか温かみと軽妙さを感じる絵作りも好きでした。
投稿: 87
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on: February 28, 2013, 19:12
soruさん
すでに解決済みのところ、目に留まったのでカキコしておきます。
Resolveの件ですが、AVCHDのデータは1-300さんの書き込み通り読み込みできません。私はProRes変換して読み込みました。
が、グラボは私もGTX-285なんですが、こいつが駄目でした。
ここの別のフォーラムで突っ込まれた事ですが、書き出したデータに白いツブツブのノイズが乗ってしまいました。
色々検証して、おそらくGTX-285のRAMが1GBしかないのが一因で、高度な処理でメモリーエラーが発生したと考えました。
で、Resolveの推奨するグラボのRAMが1.5GB以上である事も確認しました。
GTX-285には2GBのモデルも少数ですが存在しますので、soruさんがお持ちの物がそうであればOKだと思います。
遅ればせながら参考までに。
投稿: 195
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on: February 28, 2013, 19:51
momongaさん
詳しいご教示どうもありがとうございます。
RAMとかROMとかよくわからない私にはやはり敷居が高いですねぇ~。
tsukumoのBTOなんで、パーツを店員さんに相談すればいいのをそろえてくれるかなぁ・・・でもめんどくさいという思いが先に立ってしまいますね。
とりあえず、アマチュアで締め切りに追われることのない私は、回り道して工夫してやりたいことを実現する手を探してみます。
投稿: 87
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on: February 28, 2013, 23:39
soruさん
tsukumoのBTOと言う事はWindowsですよね?
でしたらグラボは選び放題じゃないですか! Macユーザーから見れば羨ましいくらいの選択肢です。
私も素人ですが、自分に適した環境を整える事が一番大切な事だと思います。
投稿: 4
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on: April 16, 2013, 21:38
こんばんは。
DavinceResolveに詳しい方にお聞きしたいのですが、、、
当方、iMacにLiteをインストールして使おうとしたのですが、アプリ起動後すぐに
「Your GPU memory is full. Try reducing the timeline resolution or the number of correctors.」
というウィンドウが表示されてしまい、まったく使うことができません。
他の海外フォーラムも当たってみたのですが、どうも英語力が低いもので解決には至りませんでした.....
DavinceResolveが、iMacに正式対応していないことは承知していますが、なんとかならないものでしょうか?
よろしくお願いいたします。
以下、IMacのスペックです。
iMac 27inch Mid 2011
OS: 10.6.8
CPU: 3.4GHz Intel Core i7
RAM: 16GB
GPU: AMD Radeon HD 6970M (2GB)
解像度: 2560 x 1440
投稿: 1798
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on: April 24, 2013, 01:10
kurasakiさん
はじめまして<(_ _)>
私自身はDavinceResolveにもカラコレにもMacにも何の縁も無いので、何のお力にもなれませんが、放置されているのを見かねてコメントします^^;
このDavinceResolveって、このフォーラム、もしくはraitankブログを訪れている方々の中で使っていらっしゃる方っていないんでしょうかね?
確かに英語では沢山検索で引っかかりますけど、日本語は全くひっかからないですねえ・・・日本人でこれを使っている人っていないんでしょうか・・・
BMCCが結構話題になってるので、結構お詳しい人が沢山いそうなのでちょっと意外ですね。(・ω・`)
私には全く関係ない世界なのでさっぱりですが、この手のエラーって「オレも困ってるよ」とか「ああ、それはこうすればいいよ」という人がいそうな気がするんですけどね・・・
ところで、BlackMagic絡みでraitankさんはお使いではないんでしょうか?例のカメラで使えるやつですよねこれ?
無関係なのに失礼しましたー<(_ _)>
投稿: 591
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on: April 24, 2013, 01:34
わー、すっかりフォーラム番長役をおしつけっぱなしでスミマセン! > bkmcwdさま
DaVinci Resolve、使ってます、使ってます! ほぼ毎日使っておりますし、ただ今現在ボクが一番好きなソフトでもあります。ただし仰る通り、使い方を隅から隅まで網羅した日本語マニュアルの類が皆無でして、英語のオリジナル・マニュアルを読むことが辛くない人以外にとっては、現状、敷居が高いソフトになってしまっています。
自分が必要としている機能だけを使っているぶんには、別に全然難しいソフトではないのですが、なにしろやたらと機能豊富なんです。そして使う為の「前提条件」が、これまたやたらとあります。つまりは、カラーグレーディング界の Photoshopとでもいうか。
で、kurasakiさんのご質問ですが、ボクもまだ勉強中なため、正しい回答を提供する自信がない。←これが即答できなかった最大の理由です。でも、そういう弁明だけでも書き込むべきでした。どうもすみません。> kurasakiさん
で、以下「たぶん」という、なんとも頼りない回答で恐縮ですが、「Your GPU memory is full. Try reducing the timeline resolution or the number of correctors.」というエラーメッセージは「GPU(グラフィックボード)のメモリがいっぱいです。タイムラインの解像度を落とすか、あるいはノード(カラコレのインスタンス)を減らしてください」という意味ですが、この場合、意味のあるメッセージではないでしょう。
というのも、ご自身でお書きになっている通り、2011年製の iMacは Resolveが正式対応したマシンではないからです。上に書いた通り、Resolveが起動及び稼働するためには「前提条件」があり、それはけっこう厳密だと聞いています。
ボクは 2009年製の MacProを使っていますが、当初、このマシンに実装されていた nVidiaの GT120という安い GPUでは、素材データがせいぜい 6fpsの速度でしか動きませんでした。慌ててこのGT120を外し、代わりに nVidia製の超高速 GPUを2枚追加実装して、ようやく普通に動くようになった次第です。
なので、たぶんマシンスペック的にキビシイのだろうなぁ?と思って読んでおりましたが、定かではありません。
この程度の情報しかご提供できず、申し訳ない! (◎_◎;)
投稿: 4
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on: April 24, 2013, 13:49
bkmcwdさん
トピックにあまり関係のない質問にも関わらず、ご親切な返答とアドバイスありがとうございます。 m(_ _)m
raitankさん
アドバイスありがとうございます。 やはりスペックの壁なのでしょうか.....
先日、BMポケシネを中野で予約したので、これを気に Final Cut に鞍替えしてグレーディングも DavinceResolve を一から勉強しようと思ったのですが、いきなり座礁してしまいました。(^ ^;)
Mac Proはさすがに無理ですが、もう思い切って、MBP Retina 15inch を買ったほうが手っ取り早いのかもですね。
ところで、Final cut Pro X のグレーディング機能はいかほどのものなんでしょうか? BMポケシネもしくはBMCCのLogファイルをいじるには、役不足でしょうか?
投稿: 591
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on: April 24, 2013, 14:12
kurasakiさん
そうですね。残念ながら、Resolveに関しては厳然とスペックの壁が存在します。
MBP Retina15inchは Resolveユーザーのエライ人の間でも使われている方が多く、そういう意味ではお勧めかと思われます。そして、FCP-Xのグレーディング機能についてですが、Resolve(あるいは以前の FinalCut Studioに付属していた Apple Colorなど)のような 16-bitグレーディングソフトから出てくる絵は、FCP-Xなどのいわゆる 10-bit NLEソフト上で行うカラコレとは別次元ですよ!これは確実です。現状、FCP-Xのカラコレ機能で満足されていたとしても、専用グレーディングソフトが書き出す絵を見たら、きっと改心するに違いありません(ボクがそうでした、という意味ですが)。
…というか、FCP-Xのあの(カラーホイールならぬ)カラーボードに違和感はないですか? ボクはもう〜まったく生理的に受け入れられませんで、いまだにいじったことがありません。(^_^;)
投稿: 4
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on: April 24, 2013, 14:45
確かに、あのカラーボードはしっくりきませんね。(^ ^;)
16bitソフトから出てくる絵.... 非常に心惹かれます。adobe環境でcolorista2を使っている身としては、グレーディングスキルアップのいい機会なのかなーという気持ちが湧いてきます。
MBPも視野に入れつつ、7月を待ちたいと思います。
色々と詳しいご教示ありがとうございました。 m(_ _)m
投稿: 195
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on: April 27, 2013, 16:54
kurasakiさんもadobe環境でcolorista2をお使いなんですね。一緒です。
あ、はじめまして、soruと申します。
ところで、bitって私あまりよく知らないんですが、premiereってそもそも32bit浮動小数点処理OKで、MBの製品も32bit浮動小数点処理ですよね?
といいながら、素材が私の場合8bit4:2:0なんで、あんまり意味ないとは思いつつ、ソフトによっての画質の高低ってそんなに関係あるのかな?っていう疑問があります。
この辺詳しい方にぜひ聞いてみたい分野なのです。
http://blogs.adobe.com/VideoRoad/2010/06
Understanding Color Processing: 8-bit, 10-bit, 32-bit, and more(Jun.3 2010)
http://www.reduser.net/forum/showthread.php?75862-Resolve-Lite-Vs-Colourists-II
なんて意見も読んでみたりしたのですが・・・
といいながら、vimeoでついついBMCC関連のフォーラムに登録してしまい、そのなめらかで気品高い「cinema」な色に魅せられてる私がいます。
これで4Kが出たら、色とともに精細感まで高まるんでしょうか・・・もうどうなっちゃうの状態ですね。
colorista2&premiere CS5なんですが、使い込んでいくほどに、あと一歩だなと思うところが多々。
まずこれはpremiere側の問題なのですが、effectの重ねがけに対する処理がものすごくなってない。
順序が意図しないものに勝手に入れ替わって追加されるんです。
なので、最後に全てのクリップにかけられたeffectの順序が正しいかどうかを1個1個確認しなければいけないので、ヒジョーに面倒です。
GH2ハッキングお勉強スレではトランスコードの問題が出ているようですが、premiereならトランスコードなしでvalkyrie 444だってへっちゃらなんで、そのあたりは使いやすいんですが・・・ううーん、いまいち。
あと、colorista2も、premiereと組み合わせて使う場合に致命的なバグがあります。
それはSecondery Keyの設定画面を開くと、間違ったクリップが表示されます。まず80パーセントの確率で。
対処法はネットで調べたりサポートに聞いたりしましたが、根本的な解決法がなく、しかたなくタイムライン上で適当な別なところにカーソルを合わせて、まぐれ撃ちで、正しいクリップが「運よく」表示されるのを待たなければいけません。これに5分~10分時間をとられます。
笑ってしまうくらいのひどいバグだと思いませんか?
まぁ、所詮アマチュアの趣味なので笑い話で済んでしまうのですが。
投稿: 4
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on: April 28, 2013, 05:45
soruさん はじめまして!
色深度のbitについてですが、確かに私も「32bit浮動小数点処理」という記載スペックを読んで、これならなんでもござれなのかなー ってぐらいにしか考えておらず、また、扱うファイルも 8bit4:2:0 だけなので、恥ずかしながら正しい知識を持っていません。 (^ ^ ;;)
私も、そこのところ、HDSLRカラーグレーディングの先駆者であるraitank先生に是非ご教授願いたいです。
「Resolve Lite VS Colourists ll」非常に興味深い... ですが私も、BMCCとハックGH2の比較などを見てしまい、その色情報の圧倒的な差に愕然としてしまいます。 余談ですが、InterBeeのSONYブースで体験した4K映像&4Kマスモニの組み合わせには、思わず息を呑みました。
colorista2&premiere(我が家は5.5です)については、ただただ共感するばかりです。特にバグですね.... たしかにこっちもプロではない、でもそんなに安いプラグインでもないのに.... と言いたいところです。
最近は、メインマシンがiMacということもあって、FCP&Resolve Lite に鞍替えしようとずっと思案中です。プロの皆さんから大不評の X も、一からはじめる自分にとっては関係ないのかなと。 まぁ、クラウドサービス開始のお陰で、Adobe税の支払い回数が増えそうというのが本音だったりしますが。(^ ^ ;)
投稿: 591
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on: April 28, 2013, 11:26
soruさん、kurasakiさん
まず、なにをおいても一番最初に!ボクは決して、金輪際、絶対に HDSLRカラーグレーディングの先駆者などではございません。そんな事書かれると暗闇で背中を刺されますので、どうかご勘弁を(汗)。(^_^;)
で、本題。「bit」の問題は soruさんの疑問の通り、『Apple Colorや DaVinci Resolveでグレーディングした絵が高画質なのは、ホントに計算時の bit数のおかげなの?』という根本的な疑問に対して、ボクも明確な回答を見つけられずにいます。
ただ厳然たる事実として、Colorや Resolveから書き出した絵は、NLE上で行うカラコレ、グレーディングとは別世界です(きっと AfterEffectsもそうなんでしょうか?ボクは使ったことがないのでわからないのですが…)。
あと、そうしたソフトでグレーディングする際の素材ですが、もちろん 10bit、4:2:2以上の素材であるに越したことはありません。が、たとえ 8bit、4:2:0素材であっても… というか、どちらかというと、そういう “危ない素材” であればあるほど、専用カラコレソフトを使う意味が増すと思っています。
なぜなら 16bitあるいは 32bit浮動小数点演算が本領を発揮するのは、カラコレによって元素材の色情報が変更された時に行われる「新しい色情報を生成する過程」においてだからです。
4:2:0素材のように “ちょっといじると破綻する確率が高い” 素材を扱う時ほど、きちんとした階調を保ってグラデーションを作ってくれる演算能力が必須になる、と考えれば「(4:2:0だから)あんまり意味がない」どころか、8bit素材をカラコレする時にこそ、高 bit演算できる環境が必要になるのではないでしょうか。
BMCCは、いっろいろと “致命的な欠陥” を抱えた問題児ですが、たとえ RAWで撮らなくても、ハック不要で(笑) 最初から ProRes 4:2:2(HQ)(=最大ビットレート220Mbitの 10bitイントラコーデック)+フィルム LOGガンマで撮影できちゃう!ってところがモンスター級に素晴らしいです。
そういう意味では、もうすぐ登場予定の Blackmagic Pocket Cinema Cameraは、本格的なカラーグレーディングをやってみたい人にとっては、革命的な福音となると思っています。こちらはこちらでやはり色々と問題点はありますが、なんといっても上記の BMCCと同スペックの絵が撮れる M4/3マウントのシネマカメラが、たったの¥10万!で手に入るんですからね(笑)。そそ、そんな、GH3よりも安い “シネマカメラ” って一体… (^_^;)
投稿: 315
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on: April 28, 2013, 19:36
みなさん、こんにちは
raitankさん、お仕事が忙しいようで何よりです。
わたくし、BMPCCを予約した手前、DaVinci Resolveを習得しなければと無料版をダウンロードし、raitankさん提供の素材(http://www.raitank.jp/archives/13057にリンクされている「BMCC LOG オリジナル・データ」)を使って練習してみました。
ところが、https://vimeo.com/49423581のセカンダリー補正レベル?の画像までは何とかたどり着いたのですが、どうしてもフルグレーディングレベルのすっきりした画像にはならないのです。(;。;)
私が試みたグレーディングの手順は、下記の通りです。
①"Color"メニューで"3DLUT"から"Blackmagic Cinema Camera Film to Rec709"を選びます。
②"Color Wheels"を"Log"にした上で、Waveformを見ながらShadowが最低に、Highlightが最高になるように調整します。Midtoneはグラデーションが分かるように見た目で合わせました。
③次にVectorscopeと画面を見ながら、顔色が自然に見えるように肌色インジケータに沿いOffset Wheelで調整します。
④Power Windowsを使って顔の部分を選択しましたが、ここからのセカンダリー補正にどのツールをどのように使えば良いのかが分かりません。Saturationやカーブなどを適当にいじりましたが、うまくいきません。(;。;)
多分、Qualifier paletteあたりを使うのだと思いますが、使い方が今ひとつよく分からないのです。
時間ができたときで結構ですので、ご教授ください。
投稿: 591
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on: April 28, 2013, 20:50
moribunさん
うへぇ〜! 今、久しぶりに自分の「https://vimeo.com/49423581」を見直してみて、腰が砕けました。よくもまぁ、こんなヒドいグレーディング・サンプルを掲げたものです!>自分 …と落ち込むくらい、これを作った時の自分は Resolveを「使えていなかった」ことが、今わかりました。ガックシくると同時に、まぁそういうもんなんだろうな、と思ったり。
では、これを今見直して具体的にどこがダメか?というと、「顔はもっと明るくできます」し、「明るくする補正をトラッキング」していないので、女性が動くとビネットが外れてたりして(汗)。超みっともない。(x_x;)
…という具合に日々勉強していると、たかだか半年かそこいらでグッと進歩するのですね(と、負け惜しんでみたり)。ですので、moribunさんは moribunさんで、これから一歩を踏み出されるワケですから、無理せずゆっくり行きましょう。…んで、そんな修行中の身で偉そうなことは全く言えない私ですが、先ほど moribunさんが書かれていた手順で、個人的に「?」と思ったことを幾つか。
手順 ①、「Rec.709」LUTは充ててはダメだと思います。せっかく広大な LOGカラースペースで収録されているのに、LUTを充てたら狭くて窮屈な Rec.709色空間(TV用の色空間)に収められてしまいます。ボクの理解では、放送用のデータを最終出力する時でもない限り、Rec.709 LUTを充てる必要は全くないような?
手順 ②、LOGデータを補正するからといって、カラーホイールは別に LOG(逆対数モード)にこだわる必要は全くありません。シャドーやハイライトのレベル合わせなら、普通の3ホイールで OKです。
手順④、PowerWindowはご存知なんですね? どのツールを使えば良いか?は、moribunさんが何をしたいか?によって変わってきますよね。
ボクが用意したサンプルは、わざと「背景明る過ぎ:前景暗過ぎ」の状態で撮影されていますから、例えば、まずは背景に合わせて全体の色調を整え、次いでビネットツールで女性の回りにマスクビネットを切って女性の部分だけシャドー&中間調を持ち上げて別補正。また、主要な被写体=女性ですから、彼女を目立たせるために周囲及び背景は彩度を若干落としたり、あるいはシャドービネットで明るさを落とすのもありでしょう。…なんてのが、常套手段か?と。
Qualifierは色味によって選択領域を切り分けて調整する機能なので、画面内に気になる色(派手過ぎて不要に目を引く色を不活性化するとか、逆に彼女の瞳の色を緑に変えて目立たせるとか)があれば、使えば良いと思います。
って、言葉で説明するには限界がありすぎるトピックですね(汗)。この辺り、 Resolveの基本的な使い方とかは、常々、記事なりチュートリアル・ビデオなりを作りたいと思っているのですが、なにしろ、時間が… (◎_◎;)
投稿: 315
Permalink
on: April 28, 2013, 21:17
raitankさん
早速のレスポンス、ありがとうございます。
そうですか、LUTは当てない方が良いのですね(^_^)
カラーホイールについても了解しました。
PowerWindowについても、おっしゃるような方法でやってみます。
Davinci Resolveのチュートリアルビデオは、出れば絶対に売れると思いますよ(^o^)
期待しています。
投稿: 1798
Permalink
on: April 28, 2013, 23:06
raitankさん
BMCCにも興味が無いし、全くの門外漢のワタクシですが、質問があるんですけど・・・
>ただ厳然たる事実として、Colorや Resolveから書き出した絵は、NLE上で行うカラコレ、グレーディングとは別世界です(きっと AfterEffectsもそうなんでしょうか?ボクは使ったことがないのでわからないのですが…)。
この先、もしかしたら編集用PCやらソフトやらを新調するかもしれないので、予備知識として知っておきたいのですが、貴兄の仰る「別世界」って、例えばYouTubeレベルの画質でも実感できるのでしょうか?
また、その「別世界」を実感できるようなサンプル(いわゆるメーカーの宣伝ではなく)ってどこかにあれば教えていただきたいのですが<(_ _)>
>4:2:0素材のように “ちょっといじると破綻する確率が高い” 素材を扱う時ほど、きちんとした階調を保ってグラデーションを作ってくれる演算能力が必須になる、と考えれば「(4:2:0だから)あんまり意味がない」どころか、8bit素材をカラコレする時にこそ、高 bit演算できる環境が必要になるのではないでしょうか。
こういうことなら尚更興味が湧いてきます( ゚∀゚)
バージョン: 1.0.34 ; 表示するページ: 0.181 秒。