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フォーラム » Raitank Forum » フォーラム » 手持ち撮影について
皆さん、こんにちは。今日も今日とて農業学校のロケで、すっかり出遅れてしまいました。どうもすみません。fujinonさんに面白いネタを振って頂きましたので、せっかくですから新規トピックのほうで続けさせて頂ければと思います!どうか宜しくお願いいたします〜!
[ココまでのまとめ]
>> fujinonさんwrote
■手持ち撮影について。
僕はカメラマン出身でないのでカメラ担いで手持ちで撮影というのはやったことがありません。 ホームビデオでは手持ちはやったことありますが… そこでお聞きしたいのですが手持ち撮影の意味って何か?ということです。 機動性があるのは分かるのですがハイビジョンになって大画面で見るようになり揺れる画像は非常に辛いです。 これは年を取って動体視力が弱くなったせいでしょうか。 CMで意識的に主観カメラとして揺らしているのはかなり意識して撮っているようでなんとか我慢できるのですが バラエティーなどの手持ち撮影はひどく、すぐチャンネルを変えてしまうものさえあるくらいです。 移動ショットを全てドリーやクレーン、ステディカムでというと大変なのかもしれませんが手持ち撮影ってどのような時に使われますか?
>> 3RD EYE-STUDiOさんwrote
> 手持ち撮影
演出的な意味で言うと、三脚で撮ると「いかにも準備して撮ってます」感が出てしまう、というのが僕の印象なので、ライヴ感を出したいときには手持ちにします。手持ちといってもハンディで手持ちだとおっしゃるように手振れが酔うようになってしまうので、肩載せや1脚を使ってある程度安定させてというのが条件です。もしくはステディですね。日本のドラマは三脚が多すぎて「お芝居すぎる」と思います。僕の記憶では天海祐希が弁護士をやってたドラマがあえて手持ち感を出して撮ってて好印象だったのを覚えてます。
バラエティ番組などのADくんがオールオートでテキトーに撮ってる絵は、勘弁してくれと思います。まあテレビはアンテナも立ててないので1年以上見てませんが。
67sikiさん、初めまして!ようこそいらっしゃいました。どうかごゆっくりしていらしてください。 :D
>> 67sikiさんwrote
横からすいません、初めまして。 毎日楽しみに見ていましたが、これからは参加したいと思います。 皆様どうぞよろしくお願いいたします。
さて「手持ち撮影」についてなんですが、私の場合、撮影はほとんど「手持ち撮影」です。 私はテレビ番組(地上波じゃないですけれど)の制作をメインにしていますが、 情報番組やドキュメンタリー番組で取材をする場合、相手の都合に合わせなければいけないので、 例えばお店の店内ではお客さんの邪魔にならないように、ですとかイベントだとそもそも三脚を 立ててはいけない、とかそういう制約がどうしても多いのです。 なので三脚はもちろん、ステディカムも現実的には使うのはなかなか難しいですね。
そういう意味では、情報番組やドキュメンタリー番組の撮影には、実はDSLRが向いているのではと 思っています。小さくて「撮影されている」ことをあまり意識させないボディ、暗くてもかなり映る 明るいセンサーは、特にドキュメンタリーでは有効だと思っています。 あとは、私も基本ワンマンオペレートなんですが、取材時の機材は出来るだけ少なくして、 身軽に動きたいなと思っているので、三脚ですらあまり持ちたくはない、という事もあります。 もちろんVPの様なかっちりした作りのモノの場合には、逆に手持ち撮影を「アクセント」として 使う事はよくあります。深度の使い分けもそうですが、あくまで撮影する状況と演出によると思います。
あと、実はテレビカメラマンの場合、小さなデジタルビデオカメラを扱えない、使った事がない、 という人が意外と多いんです(使うのが業務用の担ぎなので)だから酷い手持ち撮影をしているのは、 大抵ディレクターの回す、ディレクターカメラだったりするんですよね。
ボクは手持ち撮影!と聞いて、まず、ポンと最初に頭に浮かぶのが、岩井俊二監督の「スワロウテイル」ですねぇ。 スワロウテイルって、かねがね日本映画離れした叙情性とスケール感のある物凄い作品だと思ってるんですが、なんだか相応しい評価を受けていないようが気がしてなりません。…が、まぁそれは置いといて。 スワロウテイルの手持ち撮影は、かなり好きです。けっこう全篇通してユラユラグラグラしてるんですが、そのユラグラが直接的にあの作品世界の切なさやリアリティに繋がっていて、手持ちでなくちゃならんのだ!という気がしてます。
もう一つ、ボク的に手持ち撮影が大成功しちゃってた例が、「第9地区」でしょうか。あの映画も、かなり全篇通してユラグラ映像で押し通してましたが、これまたあの主人公の早口の軽口と相まって、手持ち撮影でなくちゃならない世界だったのではないか?と思います。 ちなみに、この映画はカメラがRED ONEだったそうですね。
反対に、その手持ち撮影でちょっと気持ち悪かったのが、「ハート・ロッカー」でしょうか。「フルメタル・ジャケット」でしょうか。「プライベート・ライアン」でしょうか。…あれ、全部、戦争映画だ(爆)。ユラグラのせいじゃなくって、ユラグラしたあと、もげた手足が飛んだりするからかも?
…と、fujinonさんがトピックを始めた意図からちょっと外れているような気もしますが、とりあえず!
これまたこのスレッドに書いて良いのかどうか?ビミョーに微妙なんですが、「手持ち撮影」繋がりということで(笑)。
先日、1-300さんに指摘されて勉強した Glidecamの「ダイナミックバランス」、効果が絶大なんです。今も今日、撮ってきた素材を確認していたんですが、誠に手前味噌な話ながら、以前と比べて如実に腕が上がったよねぁ!と自ら錯覚するくらい安定した絵が撮れるようになってきました。 子どもたちの顔が写っているためサンプル映像をアップできないのが歯がゆいです(と言っておきます(笑))。
Glidecamは Steadicamとは違い、普通にカメラをバランスさせれば自動的にダイナミックバランスがとれる構造をしている、というのが「勉強の成果」だったワケですが、それでも「ダイナミックバランスとはなんぞや?」という知識を持っているのと知らないのとで、こんなにも違いが出るものか!?と驚いてしまいます。やはり、知=力なんですねぇ。。。
おはようございます 手持ち撮影の揺れを効果的に演出に活用すると言うのはよくわかりました。 積極的に手振れを使うのであれば重量慣性、重心、軸などを考えた支持器具を使って撮影してみたいと思います。 揺れ方の科学というかどんな揺れが心地いいのか分析されているのでしょうかraitankさん海外サイトで見られたことあります? 小型カメラには手振れ補正なんかが付いてますが使われますか? グライドカムに乗せたカメラに手振れ補正って効果あるんでしょうか? 基本的にファジーな動きを好まない性格なので何度やっても違う動きの手持ち撮影は特に勇気がいります(笑) CMで使う場合カメラNGは出来るだけ避けたいと思ってしまうもので。まぁカメラ操作も演技の一つととらえればいいんでしょうけど。
こんにちは。 岩井俊二監督といえば、日本で最初にFCPで映画を作った人であり、初めて5DMarkⅡをミュージックビデオの撮影に使った監督ですが、 その作品 http://www.youtube.com/watch?v=lhEK1mxOm-I を改めて観てみると、やはりかなり揺れてますが(笑)そのせいか合間に入るSteadicam(Glidecamかも)の浮遊感のある画が効果的な印象になっている気がします。距離感と浮遊感の絶妙なブレンド具合といいますか…こういう表現方法にも挑戦してみたいですね。 あと少し話しはずれますが、After Effects CS5.5はワープスタビライザー機能で手ぶれを補正できるようですが、どれぐらい効果があるんでしょうかね。デモ映像を見る限りではかなり効いてるみたいですが…
おぉ、そう問われてうっすらと思い出しましたが、そういえば、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」のDP様が、なにやらその辺りに関して語っていたインタビューを読んだ記憶が…。
というのも、あの映画、全体の1/8(だったかな?)を、史上最大サイズ(?)の IMAX カメラで撮っていて、しかもそんな、オトナの男が4人がかりでも持てないくらい重く大きなカメラで「手持ち撮影風に撮ってくれ!」と監督から指示が出て(笑)、撮影部一同で頭を悩ませたらしいんですよ。…で、どうしたんだったかな? クレーンで吊った状態で走りながら(!)撮ったんだったか? 詳細が思い出せないんですが、とにかく「ダークナイト」撮影時には、撮影部をあげて「手持ち風」に揺れている状態をリアリティに結びつけるにはどうしたらいいか?を研究したとかなんとか…
さらにその後日談として、撮影部さんたちが工夫したその手持ち風 IMAX 映像をいたく気に入ったノーラン監督に、「わ〜お、やればできるじゃん!すごいすごい。…う〜ん、よし決めた!次回は全篇 IMAX で撮ろう!」と決められちゃって、撮影部一同、頭を抱えたとかなんとか(笑)。
あ、あ、あれ? これ本当に「ダークナイト」の話だったかな? 「インセプション」の間違い? あああ、ごめんなさい。き、記憶が…
クリストファー・ノーラン監督の(あやふやな)話だけで、ひとつ話が終わってしまいました(爆)。
Glidecamに載せるカメラに「手ぶれ補正(Canonで言えば IS)」レンズを組み合わせた場合の効果ですが、そういえばコレ、以前1回試した事があるんですが、その時はそんなに効果があるとは思えなかったです。でも、もう一度試してみる価値ありです。なんとなれば、その実験時はGlidecamが届いて二日目で(爆)、ダイナミックバランスはおろか、Glidecamの調整自体、きちんとできていたかどうか… なので。 来週末の撮影時に試して結果をお知らせしますね。
でも、fujinonさんが抱かれた疑問に関して言えば、そもそも上手な Steadicam、あるいは Glidecamオペレーター氏が撮影した揺れなどは問題ないんですよねぇ? そういうのではなく、ただがさつにユラユラブラブラしてるだけの手ぶれ映像が許せん!&気持ち悪い!というお話ですものね。
>何度やっても違う動きの手持ち撮影は特に勇気がいります(笑)
モーション・コントロール・カメラを自作された方ならではのコメントとして、首肯せざるを得ないものがありました(笑)。
手持ちの揺らぎが効果として重要なファクターになるとすればそれを意識的に作り出す方が有効かと機械屋の僕としては思うのです(笑) ステディの揺れはある程度理屈はわかり手持ちのそれとは全く違うものです。 手持ちでもショルダー型と手首で持つタイプでは揺れ方も軸のあり方も大きく違うでしょう。 何よりもカメラマンの技量や腕力に大きく左右される。
シミュレーターライドのような8軸マニピュレーターの上にカメラを乗せて動かしながら撮影する? これだと揺れ具合をコンピュータでコントロールできます。そんなあほなマシン使って撮るヤツおるか!って言われそうですが(笑) でもハリウッドならこんなことも考えそうでしょ。 モーションコントロール手振れ発生装置(笑)
After Effects CS5.5のワープスタビライザー機能ですがフレーミングを勝手にやってくれるというだけで 昔からあるスタビライザーと大きく変わらないと思います。 デジタルスタビライズはカメラの光軸に対してXYZ回転の補正であって上下左右前後の移動に関しては補正不可能です。 更に言えばブレた時のフレームのモーションブラーはキャンセルできません。シャッター速度が速ければ目立ちませんが。 つまり後処理によるスタビライザーはあくまでも緊急時のためであって積極的な撮影時のスタビライズとは全く意味の異なるものです。 一部これによってステディカムさえ不要になるなんて思い込みをしている人もいるようですがとんでもない勘違いだと思います。 そういう意味ではカメラの光学手振れ補正機能も限定的なものですね。
> でもハリウッドならこんなことも考えそうでしょ。 モーションコントロール手振れ発生装置(笑)
真面目なはなし、コレって今まさに撮影中な、バットマンの次回作「ダークナイト・ライゼス」の現場に持っていったら、その場でお買い上げ!いただけると思いますよ。 …あ、まだ現物はないのか(笑)。
スタビライザーのお話… ボクなりの理解は、「極力動かないようにカメラを構えていた場合」=「カメラの重心軸が1点(に近いところ)で固定されている場合」に限って有効、ということでしょうか。それ以外、スタビライザー上の設置されたカメラなど、「カメラそのものが動いている場合」は効果なし、と? なるほどなるほど。Glidecamオペレーション時にISレンズを使っても、スタビライジング効果の向上は望めないのですね。
…そうすると、カメラやレンズに内蔵された「手ぶれ補正」機能と、ヘリコプター空撮などで使う「ジャイロ」っていうのは、そもそもの原理からして、まるで別物ということですね?(って、すみません、原理くらい理解してから書くべきですが(汗))。
全く効果がないというのではなくあくまでも小手先の補正でしかないということです。 見苦しい映像を大人しくさせると言う効果は充分ありますが積極的に使うツールではないということです。 映画やCMで見苦しい映像をあえて撮って後処理ってありえないでしょ? 報道やバラエティーなど状況的にしょうがなく揺れてしまった映像を強制的に「まし」にしようというツールではないかと。 レンズ中心点を固定して動かした映像は基本的に二次元的な動きになるのでデジタルスタビライザーのような二次元処理でほぼ完全に固定されると言っていいでしょう。 レンズ自体が空間移動した場合は移動による視差が発生するのでそれは補正不可能ですがグライドカムのようにゆったりと一定に移動するものであれば細かな振動は吸収してくれます。ただグライドカムは細かく揺れることはないですよね。 あと揺れの振幅と被写体の距離によっては視点の揺れによる視差はあまり気にならないレベルになるでしょう。 いずれにしてもそんなことを考慮して手持ち撮影することはないでしょうからあまり後処理のスタビライザーに頼ることは避けた方がいいかと…
そういえばEOSムービーの「偽色」を補正ツールもありましたね。 そんなに使えない偽色なら他のカメラを使えばいいのにと思ってしまった次第で… ちょっと違うか(笑)
まぁ使う現場によってそれぞれなんで決めつけるわけではないですが原理を知らないと見た目だけでだまされるツールはいろいろありますからね。
僕も何年か前、グライドカム 4000を買ってその後すぐにSonyのXR520Vを購入し、あの強力な手振れ補正機能をグライドカムに載せたらどうなるんだろう!と、ワクワクしながら試しましたが、なんの効果もありませんでした。4000に対してXR520Vが軽すぎたかも。。
グライドカムを操作していて一番ムズイのが左右の揺れ(ねじれ)を抑えることで、あれはいまだにうまくできません。。。raitankさんのようにスムーズシューターを買えばちょっとはマシになるかもしれませんが、そこまでグライドの絵に需要がなくて躊躇したままです、、、、、B&Hで買えば10万そこそこで買えるんで買おうかなと思うんですが、どーですか?やっぱ違います?>raitank師匠。
ダークナイトは部分部分IMAXなので、その話はきっとインセプションじゃなくてダークナイトじゃないですかね。。。ブルーレイに収録されてたメイキングでその逸話を見た覚えはないですけど、、、
全然関係ないですが、ダークナイトのブルーレイを見たときに、シネスコと16×9に画面が切り替わるので、なんじゃこりゃ!!ってワーナーに問い合わせたことあります。。(すんませんでした)
たびたび失礼します。
手持ち撮影のアフターエフェクツでの後処理スタビライズは、CMOSの場合、ローリングシャッター現象のため、ほとんど無意味ですね。 絵の位置は同ポジに修正できても、形がウネウネなっちゃいますし。。。。
>B&Hで買えば10万そこそこで買えるんで買おうかなと思うんですが、どーですか?やっぱ違います?
ボクも当初は Glidecam4000本体だけを買ったんですよ。で、喜び勇んで練習を始めたものの、ものの三日で腕が腱鞘炎のような状態になり、それが直っても結局すぐプルプル震えがきちゃうので、1回の撮影につき5分以上回せず、これは無理だぁ!と速攻で追加購入した次第です。
つまり、『効果があるなんてもんじゃあ、ございません!』、3rdEye さん。一度知ってしまったら、コレなしでは生きられないカラダになること必須でございますよ。絶対に必要! なしなんて、あり得ません。このジャケットを着ていれば、極端なはなし一日中 Glidecam で撮影できるんですから〜!
というわけで、超絶に強力にお勧めします。
うわ!!やばい!!B&Hのカートに入ってるんです。。。。。。「いつも夜中に独りで買い物してる!!!」って奥さんに怒られており、、、、
あはは。もしアレでしたら、ポチッとする前にちょっと使ってみますか? 3rd Eyeさん、東京ですよね? 平日ならいつでもお貸しできますよ? (もちろん無料で結構ですし、今なら「ダイナミックバランス」講座付き〜!(笑))
うわーうれしい!!超うれしいっす。ってか師匠にお会いしたい!!!東京です。新宿です。
じゃあ、代わりにっちゃあなんですが、SalにSkierのフォローフォーカスを借りてきます。Sal(ちなみにサルヴァトーレです)はこないだ「Skierの新しい機材をいろいろ発注してるんで、来たら試す?」って言ってくれてたんで、まとめて借りてきます。
8月あたまとかご都合いかがですか?本気なんでメール入れておきます!
いやいや、3rd Eyeさん、師匠はよしてください。シロートに毛が生えたくらいの駆け出しですから。マジで。ホントに。
Skierのフォローフォーカス、ぜひ試してみたいと思ってましたんで、こりゃ渡りに舟でお互いにメリットありますね(笑)。ボクは最近使ってないですが、うちの shoot35のFFも試してみてください。 8月のあたま、結構です。基本、週末の自然塾以外はそんなに忙しくないんで、いつでもどこでも何時でも(笑)。
いやあ、なんか楽しい夏休みのイベントって感じで…(笑)。
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フォーラム » Raitank Forum » フォーラム » 手持ち撮影について
投稿: 591
Permalink
on: July 2, 2011, 23:39
皆さん、こんにちは。今日も今日とて農業学校のロケで、すっかり出遅れてしまいました。どうもすみません。fujinonさんに面白いネタを振って頂きましたので、せっかくですから新規トピックのほうで続けさせて頂ければと思います!どうか宜しくお願いいたします〜!
[ココまでのまとめ]
>> fujinonさんwrote
■手持ち撮影について。
僕はカメラマン出身でないのでカメラ担いで手持ちで撮影というのはやったことがありません。
ホームビデオでは手持ちはやったことありますが…
そこでお聞きしたいのですが手持ち撮影の意味って何か?ということです。
機動性があるのは分かるのですがハイビジョンになって大画面で見るようになり揺れる画像は非常に辛いです。
これは年を取って動体視力が弱くなったせいでしょうか。
CMで意識的に主観カメラとして揺らしているのはかなり意識して撮っているようでなんとか我慢できるのですが
バラエティーなどの手持ち撮影はひどく、すぐチャンネルを変えてしまうものさえあるくらいです。
移動ショットを全てドリーやクレーン、ステディカムでというと大変なのかもしれませんが手持ち撮影ってどのような時に使われますか?
>> 3RD EYE-STUDiOさんwrote
> 手持ち撮影
演出的な意味で言うと、三脚で撮ると「いかにも準備して撮ってます」感が出てしまう、というのが僕の印象なので、ライヴ感を出したいときには手持ちにします。手持ちといってもハンディで手持ちだとおっしゃるように手振れが酔うようになってしまうので、肩載せや1脚を使ってある程度安定させてというのが条件です。もしくはステディですね。日本のドラマは三脚が多すぎて「お芝居すぎる」と思います。僕の記憶では天海祐希が弁護士をやってたドラマがあえて手持ち感を出して撮ってて好印象だったのを覚えてます。
バラエティ番組などのADくんがオールオートでテキトーに撮ってる絵は、勘弁してくれと思います。まあテレビはアンテナも立ててないので1年以上見てませんが。
67sikiさん、初めまして!ようこそいらっしゃいました。どうかごゆっくりしていらしてください。 :D
>> 67sikiさんwrote
横からすいません、初めまして。
毎日楽しみに見ていましたが、これからは参加したいと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
さて「手持ち撮影」についてなんですが、私の場合、撮影はほとんど「手持ち撮影」です。
私はテレビ番組(地上波じゃないですけれど)の制作をメインにしていますが、
情報番組やドキュメンタリー番組で取材をする場合、相手の都合に合わせなければいけないので、
例えばお店の店内ではお客さんの邪魔にならないように、ですとかイベントだとそもそも三脚を
立ててはいけない、とかそういう制約がどうしても多いのです。
なので三脚はもちろん、ステディカムも現実的には使うのはなかなか難しいですね。
そういう意味では、情報番組やドキュメンタリー番組の撮影には、実はDSLRが向いているのではと
思っています。小さくて「撮影されている」ことをあまり意識させないボディ、暗くてもかなり映る
明るいセンサーは、特にドキュメンタリーでは有効だと思っています。
あとは、私も基本ワンマンオペレートなんですが、取材時の機材は出来るだけ少なくして、
身軽に動きたいなと思っているので、三脚ですらあまり持ちたくはない、という事もあります。
もちろんVPの様なかっちりした作りのモノの場合には、逆に手持ち撮影を「アクセント」として
使う事はよくあります。深度の使い分けもそうですが、あくまで撮影する状況と演出によると思います。
あと、実はテレビカメラマンの場合、小さなデジタルビデオカメラを扱えない、使った事がない、
という人が意外と多いんです(使うのが業務用の担ぎなので)だから酷い手持ち撮影をしているのは、
大抵ディレクターの回す、ディレクターカメラだったりするんですよね。
投稿: 591
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on: July 2, 2011, 23:56
ボクは手持ち撮影!と聞いて、まず、ポンと最初に頭に浮かぶのが、岩井俊二監督の「スワロウテイル」ですねぇ。
スワロウテイルって、かねがね日本映画離れした叙情性とスケール感のある物凄い作品だと思ってるんですが、なんだか相応しい評価を受けていないようが気がしてなりません。…が、まぁそれは置いといて。
スワロウテイルの手持ち撮影は、かなり好きです。けっこう全篇通してユラユラグラグラしてるんですが、そのユラグラが直接的にあの作品世界の切なさやリアリティに繋がっていて、手持ちでなくちゃならんのだ!という気がしてます。
もう一つ、ボク的に手持ち撮影が大成功しちゃってた例が、「第9地区」でしょうか。あの映画も、かなり全篇通してユラグラ映像で押し通してましたが、これまたあの主人公の早口の軽口と相まって、手持ち撮影でなくちゃならない世界だったのではないか?と思います。
ちなみに、この映画はカメラがRED ONEだったそうですね。
反対に、その手持ち撮影でちょっと気持ち悪かったのが、「ハート・ロッカー」でしょうか。「フルメタル・ジャケット」でしょうか。「プライベート・ライアン」でしょうか。…あれ、全部、戦争映画だ(爆)。ユラグラのせいじゃなくって、ユラグラしたあと、もげた手足が飛んだりするからかも?
…と、fujinonさんがトピックを始めた意図からちょっと外れているような気もしますが、とりあえず!
投稿: 591
Permalink
on: July 3, 2011, 00:39
これまたこのスレッドに書いて良いのかどうか?ビミョーに微妙なんですが、「手持ち撮影」繋がりということで(笑)。
先日、1-300さんに指摘されて勉強した Glidecamの「ダイナミックバランス」、効果が絶大なんです。今も今日、撮ってきた素材を確認していたんですが、誠に手前味噌な話ながら、以前と比べて如実に腕が上がったよねぁ!と自ら錯覚するくらい安定した絵が撮れるようになってきました。
子どもたちの顔が写っているためサンプル映像をアップできないのが歯がゆいです(と言っておきます(笑))。
Glidecamは Steadicamとは違い、普通にカメラをバランスさせれば自動的にダイナミックバランスがとれる構造をしている、というのが「勉強の成果」だったワケですが、それでも「ダイナミックバランスとはなんぞや?」という知識を持っているのと知らないのとで、こんなにも違いが出るものか!?と驚いてしまいます。やはり、知=力なんですねぇ。。。
投稿: 71
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on: July 3, 2011, 09:43
おはようございます
手持ち撮影の揺れを効果的に演出に活用すると言うのはよくわかりました。
積極的に手振れを使うのであれば重量慣性、重心、軸などを考えた支持器具を使って撮影してみたいと思います。
揺れ方の科学というかどんな揺れが心地いいのか分析されているのでしょうかraitankさん海外サイトで見られたことあります?
小型カメラには手振れ補正なんかが付いてますが使われますか?
グライドカムに乗せたカメラに手振れ補正って効果あるんでしょうか?
基本的にファジーな動きを好まない性格なので何度やっても違う動きの手持ち撮影は特に勇気がいります(笑)
CMで使う場合カメラNGは出来るだけ避けたいと思ってしまうもので。まぁカメラ操作も演技の一つととらえればいいんでしょうけど。
投稿: 2
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on: July 3, 2011, 13:27
こんにちは。
岩井俊二監督といえば、日本で最初にFCPで映画を作った人であり、初めて5DMarkⅡをミュージックビデオの撮影に使った監督ですが、
その作品 http://www.youtube.com/watch?v=lhEK1mxOm-I を改めて観てみると、やはりかなり揺れてますが(笑)そのせいか合間に入るSteadicam(Glidecamかも)の浮遊感のある画が効果的な印象になっている気がします。距離感と浮遊感の絶妙なブレンド具合といいますか…こういう表現方法にも挑戦してみたいですね。
あと少し話しはずれますが、After Effects CS5.5はワープスタビライザー機能で手ぶれを補正できるようですが、どれぐらい効果があるんでしょうかね。デモ映像を見る限りではかなり効いてるみたいですが…
投稿: 591
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on: July 3, 2011, 13:28
おぉ、そう問われてうっすらと思い出しましたが、そういえば、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」のDP様が、なにやらその辺りに関して語っていたインタビューを読んだ記憶が…。
というのも、あの映画、全体の1/8(だったかな?)を、史上最大サイズ(?)の IMAX カメラで撮っていて、しかもそんな、オトナの男が4人がかりでも持てないくらい重く大きなカメラで「手持ち撮影風に撮ってくれ!」と監督から指示が出て(笑)、撮影部一同で頭を悩ませたらしいんですよ。…で、どうしたんだったかな? クレーンで吊った状態で走りながら(!)撮ったんだったか? 詳細が思い出せないんですが、とにかく「ダークナイト」撮影時には、撮影部をあげて「手持ち風」に揺れている状態をリアリティに結びつけるにはどうしたらいいか?を研究したとかなんとか…
さらにその後日談として、撮影部さんたちが工夫したその手持ち風 IMAX 映像をいたく気に入ったノーラン監督に、「わ〜お、やればできるじゃん!すごいすごい。…う〜ん、よし決めた!次回は全篇 IMAX で撮ろう!」と決められちゃって、撮影部一同、頭を抱えたとかなんとか(笑)。
あ、あ、あれ? これ本当に「ダークナイト」の話だったかな? 「インセプション」の間違い? あああ、ごめんなさい。き、記憶が…
投稿: 591
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on: July 3, 2011, 13:28
クリストファー・ノーラン監督の(あやふやな)話だけで、ひとつ話が終わってしまいました(爆)。
Glidecamに載せるカメラに「手ぶれ補正(Canonで言えば IS)」レンズを組み合わせた場合の効果ですが、そういえばコレ、以前1回試した事があるんですが、その時はそんなに効果があるとは思えなかったです。でも、もう一度試してみる価値ありです。なんとなれば、その実験時はGlidecamが届いて二日目で(爆)、ダイナミックバランスはおろか、Glidecamの調整自体、きちんとできていたかどうか… なので。
来週末の撮影時に試して結果をお知らせしますね。
でも、fujinonさんが抱かれた疑問に関して言えば、そもそも上手な Steadicam、あるいは Glidecamオペレーター氏が撮影した揺れなどは問題ないんですよねぇ? そういうのではなく、ただがさつにユラユラブラブラしてるだけの手ぶれ映像が許せん!&気持ち悪い!というお話ですものね。
>何度やっても違う動きの手持ち撮影は特に勇気がいります(笑)
モーション・コントロール・カメラを自作された方ならではのコメントとして、首肯せざるを得ないものがありました(笑)。
投稿: 71
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on: July 3, 2011, 14:43
手持ちの揺らぎが効果として重要なファクターになるとすればそれを意識的に作り出す方が有効かと機械屋の僕としては思うのです(笑)
ステディの揺れはある程度理屈はわかり手持ちのそれとは全く違うものです。
手持ちでもショルダー型と手首で持つタイプでは揺れ方も軸のあり方も大きく違うでしょう。
何よりもカメラマンの技量や腕力に大きく左右される。
シミュレーターライドのような8軸マニピュレーターの上にカメラを乗せて動かしながら撮影する?
これだと揺れ具合をコンピュータでコントロールできます。そんなあほなマシン使って撮るヤツおるか!って言われそうですが(笑)
でもハリウッドならこんなことも考えそうでしょ。
モーションコントロール手振れ発生装置(笑)
投稿: 71
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on: July 3, 2011, 14:59
After Effects CS5.5のワープスタビライザー機能ですがフレーミングを勝手にやってくれるというだけで
昔からあるスタビライザーと大きく変わらないと思います。
デジタルスタビライズはカメラの光軸に対してXYZ回転の補正であって上下左右前後の移動に関しては補正不可能です。
更に言えばブレた時のフレームのモーションブラーはキャンセルできません。シャッター速度が速ければ目立ちませんが。
つまり後処理によるスタビライザーはあくまでも緊急時のためであって積極的な撮影時のスタビライズとは全く意味の異なるものです。
一部これによってステディカムさえ不要になるなんて思い込みをしている人もいるようですがとんでもない勘違いだと思います。
そういう意味ではカメラの光学手振れ補正機能も限定的なものですね。
投稿: 591
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on: July 3, 2011, 16:05
> でもハリウッドならこんなことも考えそうでしょ。
モーションコントロール手振れ発生装置(笑)
真面目なはなし、コレって今まさに撮影中な、バットマンの次回作「ダークナイト・ライゼス」の現場に持っていったら、その場でお買い上げ!いただけると思いますよ。 …あ、まだ現物はないのか(笑)。
スタビライザーのお話… ボクなりの理解は、「極力動かないようにカメラを構えていた場合」=「カメラの重心軸が1点(に近いところ)で固定されている場合」に限って有効、ということでしょうか。それ以外、スタビライザー上の設置されたカメラなど、「カメラそのものが動いている場合」は効果なし、と?
なるほどなるほど。Glidecamオペレーション時にISレンズを使っても、スタビライジング効果の向上は望めないのですね。
…そうすると、カメラやレンズに内蔵された「手ぶれ補正」機能と、ヘリコプター空撮などで使う「ジャイロ」っていうのは、そもそもの原理からして、まるで別物ということですね?(って、すみません、原理くらい理解してから書くべきですが(汗))。
投稿: 71
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on: July 3, 2011, 17:00
全く効果がないというのではなくあくまでも小手先の補正でしかないということです。
見苦しい映像を大人しくさせると言う効果は充分ありますが積極的に使うツールではないということです。
映画やCMで見苦しい映像をあえて撮って後処理ってありえないでしょ?
報道やバラエティーなど状況的にしょうがなく揺れてしまった映像を強制的に「まし」にしようというツールではないかと。
レンズ中心点を固定して動かした映像は基本的に二次元的な動きになるのでデジタルスタビライザーのような二次元処理でほぼ完全に固定されると言っていいでしょう。
レンズ自体が空間移動した場合は移動による視差が発生するのでそれは補正不可能ですがグライドカムのようにゆったりと一定に移動するものであれば細かな振動は吸収してくれます。ただグライドカムは細かく揺れることはないですよね。
あと揺れの振幅と被写体の距離によっては視点の揺れによる視差はあまり気にならないレベルになるでしょう。
いずれにしてもそんなことを考慮して手持ち撮影することはないでしょうからあまり後処理のスタビライザーに頼ることは避けた方がいいかと…
そういえばEOSムービーの「偽色」を補正ツールもありましたね。
そんなに使えない偽色なら他のカメラを使えばいいのにと思ってしまった次第で… ちょっと違うか(笑)
まぁ使う現場によってそれぞれなんで決めつけるわけではないですが原理を知らないと見た目だけでだまされるツールはいろいろありますからね。
STUDiOS
投稿: 32
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on: July 6, 2011, 00:26
僕も何年か前、グライドカム 4000を買ってその後すぐにSonyのXR520Vを購入し、あの強力な手振れ補正機能をグライドカムに載せたらどうなるんだろう!と、ワクワクしながら試しましたが、なんの効果もありませんでした。4000に対してXR520Vが軽すぎたかも。。
グライドカムを操作していて一番ムズイのが左右の揺れ(ねじれ)を抑えることで、あれはいまだにうまくできません。。。raitankさんのようにスムーズシューターを買えばちょっとはマシになるかもしれませんが、そこまでグライドの絵に需要がなくて躊躇したままです、、、、、B&Hで買えば10万そこそこで買えるんで買おうかなと思うんですが、どーですか?やっぱ違います?>raitank師匠。
ダークナイトは部分部分IMAXなので、その話はきっとインセプションじゃなくてダークナイトじゃないですかね。。。ブルーレイに収録されてたメイキングでその逸話を見た覚えはないですけど、、、
全然関係ないですが、ダークナイトのブルーレイを見たときに、シネスコと16×9に画面が切り替わるので、なんじゃこりゃ!!ってワーナーに問い合わせたことあります。。(すんませんでした)
STUDiOS
投稿: 32
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on: July 6, 2011, 00:32
たびたび失礼します。
手持ち撮影のアフターエフェクツでの後処理スタビライズは、CMOSの場合、ローリングシャッター現象のため、ほとんど無意味ですね。
絵の位置は同ポジに修正できても、形がウネウネなっちゃいますし。。。。
投稿: 591
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on: July 6, 2011, 00:53
>B&Hで買えば10万そこそこで買えるんで買おうかなと思うんですが、どーですか?やっぱ違います?
ボクも当初は Glidecam4000本体だけを買ったんですよ。で、喜び勇んで練習を始めたものの、ものの三日で腕が腱鞘炎のような状態になり、それが直っても結局すぐプルプル震えがきちゃうので、1回の撮影につき5分以上回せず、これは無理だぁ!と速攻で追加購入した次第です。
つまり、『効果があるなんてもんじゃあ、ございません!』、3rdEye さん。一度知ってしまったら、コレなしでは生きられないカラダになること必須でございますよ。絶対に必要! なしなんて、あり得ません。このジャケットを着ていれば、極端なはなし一日中 Glidecam で撮影できるんですから〜!
というわけで、超絶に強力にお勧めします。
STUDiOS
投稿: 32
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on: July 6, 2011, 00:58
うわ!!やばい!!B&Hのカートに入ってるんです。。。。。。「いつも夜中に独りで買い物してる!!!」って奥さんに怒られており、、、、
投稿: 591
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on: July 6, 2011, 01:03
あはは。もしアレでしたら、ポチッとする前にちょっと使ってみますか?
3rd Eyeさん、東京ですよね? 平日ならいつでもお貸しできますよ?
(もちろん無料で結構ですし、今なら「ダイナミックバランス」講座付き〜!(笑))
STUDiOS
投稿: 32
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on: July 6, 2011, 01:10
うわーうれしい!!超うれしいっす。ってか師匠にお会いしたい!!!東京です。新宿です。
じゃあ、代わりにっちゃあなんですが、SalにSkierのフォローフォーカスを借りてきます。Sal(ちなみにサルヴァトーレです)はこないだ「Skierの新しい機材をいろいろ発注してるんで、来たら試す?」って言ってくれてたんで、まとめて借りてきます。
8月あたまとかご都合いかがですか?本気なんでメール入れておきます!
投稿: 591
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on: July 6, 2011, 01:18
いやいや、3rd Eyeさん、師匠はよしてください。シロートに毛が生えたくらいの駆け出しですから。マジで。ホントに。
Skierのフォローフォーカス、ぜひ試してみたいと思ってましたんで、こりゃ渡りに舟でお互いにメリットありますね(笑)。ボクは最近使ってないですが、うちの shoot35のFFも試してみてください。
8月のあたま、結構です。基本、週末の自然塾以外はそんなに忙しくないんで、いつでもどこでも何時でも(笑)。
いやあ、なんか楽しい夏休みのイベントって感じで…(笑)。
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