寺田克也という稀代の天才絵師がいます。一歳年下の彼とは、縁あってもうかれこれ20年来の友人。しかもず〜っとご近所さんでして、実は今も隣町に住んでおるんですが、まぁそれはさておき。


※ 天才絵師とおれ（2002年）

その寺さんが昨秋「おれ来年、長崎で龍の絵を描くんすよ」と言うんですな。よくよく話を聞いてみると、長崎から橋を渡って陸路で行ける伊王島という島で、ライブドローイングをやるのだとか。

長崎で島…？ といったら、あのすったもんだの末に世界遺産になった『軍艦島』があるわけですね。ぼく、ずっと行ってみたかったんですけど、もう老朽化が進み過ぎていつ崩れるかわからないからキケンが危ないと。いちおう遊覧船に乗っていって上陸するツアーもあるそうですけど、岸壁周辺 200mのプロムナードから先へは進入禁止だと。まぁそういう話だけ、小耳に挟んでおりました。



…さて。途中経過をバッサリ省略いたしますが(笑)、昨年11月、寺さんが最初の打ち合わせで長崎入りする際、（呼ばれてもいないのに(笑) ）勝手に随行して以来、本プロジェクトは『寺田克也 四龍プロジェクト』という立派な名称の一大イベントに成長！ 寺さんは、当初予定の伊王島の他に、高島、池島、端島（軍艦島）と、長崎周辺の４つの島々を巡りながら４匹の龍を描くことになりました。


※ 3月に下見に行った池島の廃墟団地で

ぼくはこの、寺田克也・長崎の島々巡礼に随行して天才絵師の仕事を収録する役回りということで、年明け２月からは毎月長崎へ行っております。(^_^)



こちらは、３月に高島で一匹目の龍を描いた際のドキュメント。



４月に池島で描いた二匹目の龍は、ただいま絶賛編集中！
そしてそして今月５月25日（水）には、遂に軍艦島に参ります！ 長崎市様のご協力も得て、岸壁プロムナードを超え、普段は立ち入り禁止のエリアにまで入らせて頂く許可をいただきました。据え置きカメラだけじゃモッタイナイので、ドローンだって３機くらい飛ばしちゃいます！（たぶん）

…と、“前振り記事” をココに書いているのは他でもありません。実は若干名の皆様をお連れできる運びとなり まして、一緒に行きませんか？というお誘いの記事なのでした(笑)。



といっても旅費・宿泊代等は自己負担でお願いします！という話なんで『ご招待』ではありません。また、軍艦島のあと７月下旬に伊王島で開催されるフィナーレイベント『BLUE FES』に向けて、軍艦島訪問の感想や写真等を Facebook等で拡散してください！というお願いもあります。

そうした条件をご了承頂ければ、ぜひ！
天才絵師・寺田克也の仕事を間近で見るチャンス！
滅多なことでは入れない軍艦島の立ち入り禁止エリアへ！

寺田克也 四龍プロジェクト
2016年5月25日［参の龍：端島（軍艦島）］



ちなみに先月下見に出かけた際には、荒天で波が高く上陸できませんでした。その時のもようを繋いだ『予告編』が、こちら。



天気と波がちと心配ですが、首尾よく上陸できた暁には、この上もない体験になることでしょう！ 見学の申し込みほか詳しくは、こちらの公式 HPでどうぞ！ (^_^)v
▶︎ 寺田克也 四龍プロジェクト