2013 米・アカデミー賞を巡る考察

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image courtesy of 20th Century Fox

▊ 「作品賞」のプレゼンター
米・現地時間 2月24日にロスアンゼルスはハリウッドで執り行われたアカデミー賞授賞式。作品賞(及び脚色賞、編集賞)をとったのは、俳優のベン・アフレック氏が主演・監督した「アルゴ」。イランにおける米大使館占拠事件と実際に敢行された奇想天外な人質救出作戦を描いた本作は、文句なしに面白い快作!…ではありましたが、ボクなどは正直、『作品賞もらうほどかぁ?』とちょっとビックリでした。

しかも、元々この映画に関しては、もう一方の当事者国であるイランから「内容が史実とかけ離れ過ぎている!」と抗議の声が上がっているというのに、よりにもよって受賞作品の発表はホワイトハウスからの中継、プレゼンターを務めるのはミッシェル・オバマ大統領夫人!だって云うんですから、良くも悪くも開いた口が塞がりません(笑)。アメリカって国はホントに…。(^_^;)
PHOTOS OF THE FIRST LADY : Tagged: Academy Award

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さらに今回のアカデミー賞ではもう一つ “不用意な” 事件が起こってしまいました。

▊ アン・リー監督の失言
皆さんは、今年のアカデミー賞で、監督賞、撮影賞、作曲賞、視覚効果賞という最多4部門を受賞した「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」をご覧になりましたか? この映画は、ため息が出るほど綺麗な映像美と、圧倒的にナチュラルな視覚効果が公開前から話題になっていました。ただし、せっかく視覚効果賞を受賞したというのに、そのビジュアルの立役者であるリズム&ヒューズ社という VFXプロダクションは、なんと!授賞式の二週間前、今月11日に倒産していたのでした。
Rhythm + Hues

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image courtesy of BayouBuzz0com

そして、受賞の際にこの件について言及しようとした関係者のスピーチは、あからさまにマイク音声がカットされて封殺され(!)、またアン・リー監督が述べた次のコメントが、ハリウッドで仕事をしている全 VFX業界人を激怒させてしまいました。

“I would like it to be cheaper and not a tough business [for VFX vendors]. It’s easy for me to say, but it’s very tough. It’s very hard for them to make money. The research and development is so expensive; that is a big burden for every house. They all have good times and hard times, and in the tough times, some may not [survive].”

もっと安くて、(VFX制作会社にとっても)もっと楽な仕事だったら良いんですけどね。云うは易しですが、実際、厳しいんですよ。儲けを出すのが難しい。莫大な予算がかかる調査と開発が全ての制作会社を圧迫しているんです。どんなビジネスにも楽に稼げる時とそうでない時があるものですが、この業界で厳しい時は生き残れない会社が出てきます。

この監督の言葉に反発したコンポジターの Phillip Ray Brosteさんは、Facebookページ上にアン・リー監督に宛てた公開書簡を掲載。そして、氏のメッセージに賛同した VFXアーティストの皆さんが結集し、プラカードを掲げてハリウッドの目抜き通りをデモ行進する事態に発展します。
Phillip Ray Broste : An Open Letter to Ang Lee

RespectVFX
image courtesy of Aaron Kupferman

▊ 米・VFX業界の主張
デモに参加した VFX業界の人々の主張を要約してみましょう。

 • 調査と開発に莫大な費用がかかるのは確かだが、一番コストをかけるべきなのは我々 VFXアーティストの技術に対してである。

 • 自分たちがどれだけの時間と労力をかけて仕事をしていると思っているのか?軽々しく「もっと安くなって欲しい」などと言うなかれ。

 • アカデミー撮影賞に値すると評価されたシーンは、すべて我々がポスト処理で評価に値する絵にするのを助けたことを忘れてはいないか?


RhythmHuesStudios1
image courtesy of CGMEETUP

 • そもそも実写不可能なシーンの連続だった本作を、監督の意図通りに一から作りあげたのは誰だったか覚えているか?

RhythmHuesStudios2
image courtesy of CGMEETUP

 • 受賞コメントでは大がかりなプールでの水中撮影クルーに感謝していたが、そのプールを大海に変身させ、存在しないトラをボートに乗せて見せたのは誰か?

 • 本作の視覚効果を担当したリズム&ヒューズ社の倒産について知ってもらおうと思った矢先、「JAWS」のテーマ曲が鳴り響いてスピーチはかき消された。

 • これがジョークのつもりなら、ちっとも面白くない!。


倒産したリズム&ヒューズ社は、カリフォルニア本社のほかにインド、マレーシア、カナダ、台湾に支社を持つ業界大手であり、2012年に制作された作品だけでも「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」、「ハンガー・ゲーム」、「スノーホワイト」、「ジャンゴ 繋がれざる者」といった大作を幾つも手がけているほか、本作以前にも「ベイブ(1995)」で視覚効果賞を受賞している老舗です。

11日の倒産後に更新された米版 Wikipediaの同社に関するページには倒産の理由として、「税金」が安く「残業代」が発生せず「健康保険」が不要な、第三国の競合他社の台頭により、上記3つがすべて高額なカリフォルニアに拠点のある同社は競り負けてしまった、と記されています。
Wikipedia : Rhythm and Hues Studios

FairtradeVFX
image courtesy of Aaron Kupferman

▊ 華々しい世界の裏で繰り広げられるサバイバル
ボクは授賞式典をリアルに見ておらず、今回の抗議運動を組織した Phillip Ray Brosteさんの書いたレポートだけを頼りにこの記事を作っています。そして、引用された言葉を拝見する限り、ボクには特にアン・リー監督が VFX業界を軽んじているようなニュアンスは感じられませんでした。

ただし、リズム&ヒューズ社は実際に倒産してしまいましたし、その事実を公表しようとする行為は力ずくで阻まれてしまったのです。

専門外の話ゆえボクにはこれ以上突っ込んだコメントは書けませんが、このような “産業構造の歪み” に関しては、日本はずっと以前からアニメ業界で似たような話がハラホレヒレハレ、枚挙にいとまがなかったように思います。

業界最高峰の栄誉であるアカデミー視覚効果賞を受賞した時には、その特殊効果を作った会社は潰れていた!というショッキングな出来事に端を発するハリウッド VFX業界の悲しい出来事。良い仕事をしているからといって、淘汰されない保証はありません。そして、なんでもかんでも価格競争に落とし込まれてしまうと、自国の産業は必ず衰退します。

業界の話か?国の話か?という違いを除けば、昨今話題の TPP問題も似た構図に向かって突き進んでいるように思えて仕方がありません。国にしろ業界にしろ、舵取りの責任者である “プレジデント(大統領、社長)” のサバイバル手腕が問われる時代が始まっています。

VFXmadeArtistsPoor
image courtesy of Aaron Kupferman

45 Comments

  1. kk
    Posted 2014/03/03 at 17:31 | Permalink

    カリフォルニアが税金が高いってのは彼らの言い分を鵜呑みにしすぎでしょう。
    ちゃんとアップルみたいに頭を使って節税すれば、ほとんど払わなくて済むのに、
    会計士を賤業視して言うこと聞かないで適当にやってりゃ税金払いすぎてそりゃ
    会社も潰れますよ。
    アーティストにも色々いますが、私は「楽しみ代」を提唱した漫画家の赤松健さんの支持者です。自分が楽しみたいからって大手の面白そうな仕事を安く請け負っておいて、あとになって「安いからあげてよ」とか言ったって、あげるわけないし、赤字の責任はそんな仕事ばっか受けてくる社長の責任でしょ。

    • Posted 2014/03/03 at 20:04 | Permalink

      えっとですね…。カリフォルニア州の税金が高いという言い分は、その高い税金を払わされ過ぎたから逼迫したという意味では全然ないみたいです。なんというか、そういう『社長が無能だったから潰れたんだ』みたいな単純な図式ではなく、もっと構造的な問題というか。ことはここで採り上げた R&H社の話だけでなく、実はここ10年で 21社もの大手 VFX企業が倒産している現実だとか。

      まぁ詳しくは、この一件を追いかけたドキュメンタリーが YouTubeで公開されているので、そちらをご覧になってみてください。
      ▶︎ LIFE AFTER PI (Official)

  2. とめ
    Posted 2013/03/02 at 12:38 | Permalink

    加州が税金が高いというのは、折に触れて聞くので、そうなのかもしれませんね。
    世界中で荒稼ぎなdesigned in californiaなアップルが税金納めてくれてれば、、。

    税金払ってきた中間層、今回だとvfxスタッフが減り、貧困層が増え、税収停滞。
    困った州知事が増税、
    “優秀”な弁護士会計士事務所と契約してるを会社は膨大な利益を海外に”合法”蓄財。
    加州は相変わらずの税収不足、、。

    勝者はアップル、弁護士など一部専門家と投資家さん。
    敗者はvfx従業員と加州政府。

    カラクチすみません。。。自分の周りでも所得格差すごいカモ、x_x;

    • Posted 2013/03/02 at 15:19 | Permalink

      う〜ん、実際にそういう図式なのでしょうね。節税と脱税が紙一重であったり、効率主義と拝金主義が隣り合わせであったり。だから経営側、雇用側だけでなく、作り手側も「理論武装」しなくては。…と、なんだかギスギスしたイヤな世の中な気がするんですが、それもまた感傷的な見方、と云われてしまうでしょうか。

  3. スタジオVFX
    Posted 2013/03/01 at 17:02 | Permalink

    >「誰でも出来るという事は、誰も儲からない」

    個人的にはR&H社やデジタルドメイン、ILMがやってきたことは映像の発明であると思います。
    今回の虎でも良いのですが、作品以前にこの様な映像表現があったでしょうか?
    この映画で蓄積されたノウハウや手法は方々に分散され、誰でも出来るようになるでしょう。
    開発されたソフトが市販ソフトに搭載されるのも時間の問題です。

    アイデアはただの技術ではないです。
    例えばスマートフォンは今ではそれこそどのメーカーでも作る事が出来ますが、
    登場からある程度完成されていたiOSの使い勝手があったからココまで普及したのです。
    模倣は簡単ですが、オリジナル制作は途方もないアイデアとコストの積み上げ出しか完成しません。

    デジタル制作の会社が人件費の安い地域に流れていくのは必然で止める事は出来ないでしょう。
    しかし、誰も見たいことのない映像体験を供給してくれるスタジオにはとても価値があるし
    それを一列に並べてしまっては市場に安物が氾濫するだけだと思います。

    VFX映画の歴史は誰も見たことのない映像を!のインフレの歴史です。
    その最先端スタジオの連続倒産はこの流れを断ち切る事になるかもしれません。
    最先端技術だけが映画ではないですが、目新しさを失ったVFX映画なんて、とも思います。

    個人的には高いハードルにチャレンジするVFXスタジオは
    興行売り上げの%契約を結べばよいと思うんですけどね。
    フィルムメーカーは嫌がるのはわかってるんですけど、
    虎なんてもう、役者みたいなもんですし(笑)

    • Posted 2013/03/02 at 02:03 | Permalink

      > 興行売り上げの%契約を結べばよいと思うんですけどね。
      先日、『興収58億円の大ヒットを記録した「テルマエ・ロマエ」で、原作者は100万円しかもらえなかった』ってニュースが流れた時に、「え〜!」って驚いたら、知人に「それは、アーティストの側がマネジメントをしっかりしないとダメなんだよ」と諭されたことを思い出しました。そういうこと、なんですかねぇ…。

    • tedukakaz
      Posted 2013/03/04 at 05:19 | Permalink

       横から失礼します。
       昔、私が漫画を描いていた話をさせて頂いたことがあったと思いますが、あれを辞めた理由がまさにこの辺の契約の不透明さだったのです。
       業界改革のつもりもあって、本業のVFXやCGを活用した多人数制作を試みてみたのですが、アニメ化を勝手に編集が断り、挙げ句、編集と同じ宗教団体に所属するうちのスタッフの作画担当の一人を勝手に権利者にしてきたのでクレームを出したところ、絶版だと宣言され、連載中止に。
       その後、ウチのカミさんは怪我はするわ泥棒は何件も起きるわと、もうハチャメチャでした。

       担当の暴走というだけで無く、会社ぐるみ、業界ぐるみでの行為で、アーティストがマネジメントを云々というレベルでは無かったですね。
       映画やアニメ業界は酷いと思ってましたが、その数段下を行くのが出版です。
       それ以来、うちではマンガを業務とすることは禁止となってます。
       アマゾンの参入で一斉にマンガ家が電子出版を考え始めているのもよくわかります。

    • Posted 2013/03/04 at 05:32 | Permalink

      うひょ〜!(゚Д゚;) マジですか。なんかその昔話自体がマンガのストーリーみたいなんですけど。噂には色々聞いたことがありますが、身近な人から具体的な話を伺うのは初めて。では一体どうすれば良いんでしょうね? 君子危うきに近寄らずで、危ない業界の仕事はオフリミット! …な〜んて云ってたら、安全な業界なんてどこにあんの?ってな話になっちゃいそうですし。困ったものですね。

    • tedukakaz
      Posted 2013/03/04 at 06:11 | Permalink

       「雑誌連載は宣伝で、コミケで利益を上げれば良い」とか平気で言い出しちゃう業界ですからね(^^;
       ネット動画で課金が流行ったら、連中みたいなのがこっちにも出てきて「テレビは宣伝で、ネット動画で利益を上げれば良い」とか言い出しますよ。

       私自身はリバタリアンなので自由経済主義者なのですが、こういう時にはコモンウェルスの適度に統制され、保護された経済を羨ましく思います。

  4. 犬丸
    Posted 2013/02/28 at 15:37 | Permalink

    >日本はずっと以前からアニメ業界で似たような話がハラホレヒレハレ、枚挙にいとまがなかったように思います。
    これって、アニメ好きな人が、低賃金でもいいからアニメ業界で働きたい、との思いから起きるわけですか?
    だとするなら、それでいいんじゃないですかね?自分でそれを選択したのだから。
    低賃金でもアニメ界に貢献したい、との思いがあるけでしょ。
    部屋に監禁して仕事をさせてた、なら問題だけどw

    アメリカの話しも仕方のないことに思えます。
    競争原理を否定するなら共産主義でいくしかない。

    • 犬丸
      Posted 2013/02/28 at 15:53 | Permalink

      >そして、受賞の際にこの件について言及しようとした関係者のスピーチは、あからさまにマイク音声がカットされて封殺され
      確かにこれは異常だと思う。

      >そして、なんでもかんでも価格競争に落とし込まれてしまうと、自国の産業は必ず衰退します。
      ほんじゃ、ユニクロとか否定するわけ?
      あと、低賃金の国へ仕事が流出することで貧困だった流出先が潤うわけで理にかなってると思う。
      なので、 VFX労働者が、「僕は絶対 VFXの仕事がやりたい!」と思うのであれば、インドに行き VFXの仕事をやればいいと思う。

    • A
      Posted 2013/02/28 at 16:30 | Permalink

      VFXをやりたい方は残業代無しでハリウッドに行った方がよいですよ!
      インドで手に入れる事の出来る賃金は安過ぎで日本人に向いてませんよ!
      がんばるなら物価の高い所で勝負するべきですよ!

      残業代の出るプロフェッショナルは存在しませんよ!
      ゴルゴ13の残業代は時間割が妥当ですかね?

    • 犬丸
      Posted 2013/02/28 at 16:46 | Permalink

      なるほど。
      インドまで行かなくても、ハリウッドでVFXが出来るんですね。

    • A
      Posted 2013/02/28 at 16:58 | Permalink

      どこに行っても挑戦してみる人の心は同じで自分に合わせて良いのでは。

    • uuu
      Posted 2013/02/28 at 19:15 | Permalink

      犬丸とか言う奴が頭悪すぎて話にならない。

    • Posted 2013/02/28 at 19:48 | Permalink

      > 犬丸さん
      なるほど…。アカデミー賞を受けるほど良い仕事をしていながら、『経済的な競争力で海外にかなわない』という理由で会社が倒産、失職してしまったクリエーター。彼らの側の視点にのみ共感して記事を書いてしまったもので、今改めて読み返してみると、我ながら最後の段落は「じゃぁ保護主義政策でも敷けってのか?」と突っ込みを入れたくなりますね(笑)。失礼しました。

      ただ、個人的に『経済原理に忠実に動けばそれでいいんだ』という意見に 100%同意はしかねるので、「ほんじゃ、ユニクロとか否定するわけ?」と問われれば、否定はしないけど自分は買わない(応援しない)という立場ですかねぇ…。

      > Aさん
      ゴルゴ13は最初から残業代を請求する必要がないくらい高額なギャラが保証されている、ということはありませんか?(あと、すみません。途中の細切れのコメントをまとめさせて頂きます!悪しからず)

      > uuuさん
      犬丸さんの云ってること、どういう風に頭が悪いですかね?

    • 犬丸
      Posted 2013/03/01 at 02:26 | Permalink

      raitankさん
      >「ほんじゃ、ユニクロとか否定するわけ?」と問われれば、否定はしないけど自分は買わない(応援しない)という立場ですかねぇ…。

      おお、これは興味深い発言です。
      理由を教えて下さい。

    • Posted 2013/03/01 at 12:34 | Permalink

      > 犬丸さん
      少し前に「ユニクロは洋服の好きな人がほとんどいない会社」という話がありましたけど(http://agora-web.jp/archives/1125088.html)経済的な効率を最優先のテーマに定めてしまうと、「企業を大きくして雇用を創出する」ことで社会に貢献はできても、業種としての本分(ユニクロの場合でいえば、服屋としてどーよ?の部分)がおかしくなることが多いと思うからです。

      で、それはそれで「その企業の哲学」ですし、皆が一つの方向を向く必要はないので(それこそ共産主義っぽい)前回書いたように否定はしないですけど、ボクは個人的には、「服が好きな人がデザインし、作った服を買いたいと思う」ということですね。

    • とおりすがりさん
      Posted 2013/03/01 at 11:24 | Permalink

      いつも記事楽しく拝読させていただいています。
      ためになる内容ありがとうございます!

      > ただ、個人的に『経済原理に忠実に動けばそれでいいんだ』という意見に 100%同意はしかねるので

      僕も同様ですね。みんなで足並みそろえた共産主義も遠慮したいのですが、
      効率主義のみも遠慮したい、難しいですが。。。

      効率主義といえば、アメリカですが、米国企業は生産拠点をどんどん海外に移転して
      国内は仕事がなく、失業率が高い状態が続いてきました。

      大統領選の頃は中国に生産拠点を移した企業を呼び戻すためにオバマさんは
      各社の社長をホワイトハウスに呼んでお願いしてましたが、これを共産主義とは
      呼ばないとおもいます。殆どのアメリカ国民は拍手喝采でしょう。

      ところで相手のロムニーさんは討論会でシリアル番号を偽造してコピー商品
      作って大もうけするなど、法律を守ってない中国にちゃんと法律守らせるとか
      いっていたのが気になりました。

      というのも、ちょっとした撮影用品は中国製の同じものが出ていることに
      気づきませんか?。シグマやタムロンが互換レンズを出すとかのレベル
      じゃなく一眼レフのボディグリップやら電池やら、ほぼ純正と同じようなものを
      売ってますね。またライティング関係だと全く同じ中国製のものがどういう理由だか、
      違う日本メーカーから出ています。意外なところでロムニーさんのハナシに通じてるなと。

      勿論、我々の先輩も恐らくコピーから入ったわけですが、そこまで露骨な商売を
      していたというハナシは、、、、個人的には聞きません。。。

      ところでアマゾンで買ったものの一覧が、日本製品であってもドル建てになっているのを
      不思議に思ったことはありませんか。

      直接関係あるとはいえませんが、アメリカの主要企業、amazon,starbucks,apple,
      google等々、ルクセンブルクだか、アイスランドだったかどっかの島だったか
      忘れましたが色々なところに名ばかりの本社を置き、節税のために稼いだお金を
      現地の国にも、本国にも置かずに移動させ、法人税を僅かしか納めていないのだとか。。。

      米国の富裕層も節税対策でにたようなことをやっており、ロムニーさんが支持率を
      落としたのは過去にそういったことをしていたのが報道されたのも1つありますね。

      節税こそ、究極の効率主義です。日本では考えにくいですが、ロンドンではスタバの店を
      一般のひとが囲んでデモしてたようです。イギリスで儲けたならイギリスにも税金払えとか。

      事情がよくわからない我々はどう考えていいのか分かりませんが、共産主義はダメなことは
      歴史上明白ですが、効率主義だけでもダメそうに見えます。

      ちなみにデジタルドメインは中国系企業に買収されたようですね。
      タイタニックが出た頃、自腹でsiggraphにいきましたが
      あの頃のvfxは輝いていました。。。

    • 犬丸
      Posted 2013/03/01 at 12:23 | Permalink

      とおりすがりさん
      >大統領選の頃は中国に生産拠点を移した企業を呼び戻すためにオバマさんは各社の社長をホワイトハウスに呼んでお願いしてましたが、

      1社も戻って来ませんでしたw
      だと思うけどwww

      大統領にお願いされたからと言って、会社を倒産させるような社長さんはまずいないと思うけど。
      で、それは健全なことだと思う。

    • Posted 2013/03/01 at 13:27 | Permalink

      > とおりすがりさん 経由で 犬丸さん
      う〜ん。効率主義とか、その非常に近しい親族であることが多い(?)拝金主義って、どちらも「経営者視点」なんですよね。つまりはシステム(お金儲けの仕組み)の側の論理。

      ここ10年ばかり、なんの業種も「異業種参入」と「価格破壊」で、てんやわんやになっていますけど、たとえば「¥1,000ジーンズ」のように商品の値段が下がるのは嬉しい反面、それが本当に公正な手段で作られた品物であるか?は、かなり疑わしい。
      http://www.espace-sarou.co.jp/jokou/

      また、コーヒーやカカオなどの豆に関しては、すでに様々な告発を経て、「フェアトレード」といった概念も誕生していますが、まだまだ全ての企業(特に一番影響力がある大手各社)が取り組みに参加しているわけではありません。
      http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/

      つまりは「バランスの問題」なんでしょうけれど、やっぱりボクは『経済原理に忠実に動けばそれでいいんだ(経済原理に忠実に動くのが健全である)』という意見に 100%同意はしかねますなぁ。

    • 犬丸
      Posted 2013/03/01 at 15:50 | Permalink

      raitankさん
      >(ユニクロの場合でいえば、服屋としてどーよ?の部分)
      これは好みの問題ですね。
      服には1、必需品としての服2、ファッションとしての服という2つの側面があると思います。
      ユニクロは1、の方に重きを置いているだけのことだと思う。

      あと、フェアトレードの話しだけど、労働環境のいい悪いがあるとしても、
      仕事の選択肢が増えれば増えるだけフェアトレードに近づくのではないですかね?

      ・インド的にはVFXの仕事がないより、VFXの仕事がある方が、フェアトレードに近づける
      ・中国的にはユニクロの仕事がないより、ユニクロの仕事がある方が、フェアトレードに近づける
      じゃ、ないかな~

    • 犬丸
      Posted 2013/03/01 at 16:07 | Permalink

      あと、コーヒーに関しては、
      ・エチオピアの国自体が、外国のコーヒーの貿易商に乗っ取られてる
      ってことなんですかね?
      たとえば、
      ・エチオピア国がコーヒーの貿易商になる
      ・コーヒーの生産国が同盟を結びコーヒー豆の価格をコントロールする
      等々色々やり方があると思うけど。

    • 犬丸
      Posted 2013/03/01 at 16:33 | Permalink

      あと、興味があるのは、
      >イランにおける米大使館占拠事件と実際に敢行された奇想天外な人質救出作戦を描いた本作は、文句なしに面白い快作!…ではありましたが、ボクなどは正直、『作品賞もらうほどかぁ?』とちょっとビックリでした。
      これで、
      つまるところ、
      ・ハリウッドは石油資本に支配されてる
      ってことなんですかね?

    • Posted 2013/03/02 at 02:03 | Permalink

      > ハリウッドは石油資本に支配されてる
      さぁ、どうなんでしょうねぇ? 昔からアメリカの放送・映画業界はユダヤ系って話を聞きますが、石油資本ってユダヤ系なんですか?(その辺、興味がないので全然知らないです)

    • A
      Posted 2013/03/02 at 00:45 | Permalink

      日本人はこれから何をするべきですか?日本人はVFXはするべきですか?日本人は映像に興味を持ってもよいですか?犬丸さん

    • 犬丸
      Posted 2013/03/02 at 04:28 | Permalink

      raitankさん
      >石油資本ってユダヤ系なんですか?
      なんかそうでもないみたいですw
      http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/db29e2571db1f42830a561fafd7884d8
      ただ、この話しは面白かった

      Aさん
      わかっないッス

      あと、ユニクロは
      1、必需品としての服
      ではなく、
      1、大量に作っても売れる服の創出
      ですね、きっと。

    • Posted 2013/03/02 at 15:10 | Permalink

      > ただ、この話しは面白かった
      おぉ、本当に面白かった!…というか、知りませんでした。

      …ときに犬丸さん、ボクは単純に対応に困っていただけで、心が広いのではありません。一つあとの書き込み(スパムコメントとして削除させて頂きました)で、犬丸さんが色々と理解した上でわざと「まったり問答」を続けておられることがわかりましたので、「これ以上の書き込みはご遠慮ください」とお願い致します。

  5. A
    Posted 2013/02/28 at 10:44 | Permalink

    ハイエンドを目指しライバルに勝ち続けると孤立し、全て無かった事になるのはこの世の真理なのか?

  6. ysjack
    Posted 2013/02/28 at 01:33 | Permalink

    今回のこの記事はとっても為になるというか。ヒトゴトではないな(といっても実際絡む部分ZEROですがw)映像業界はアメリカがリーダーと言う時代が終わるとなるとアカデミーはどうなるんでしょうね?

    僕はVFXが昔スターウォーズ=VFXみたいな構図から成長して「トラと漂流」みたいな見た目にVFXがわからないような巧妙な使われ方が大好きで、映画製作のコストダウンには大きな役割を持っていると思っています。まあ ひょっとしたらこの目に見えない努力に対する評価がどこか間違ってきているのでしょうね?一般人はマジ海での撮影と思ってるわけだし。www

    アメリカ人って発想がとっても素敵なのでそういう意味では発想の限界?も着ているのかなとも感じます。そうするとあとはまねのできるコストの安い国に負けちゃうのは資本主義社会ではどうしようもないことで^^;

    まだまだハリウッドには頑張ってほしいものです。
    そう思う反面、あまり手の内とか技術とか一般に見せすぎなんかも。うちらもそうですけど製作コストとか手の内見せるから値切られちゃうってありますよね。

    http://matome.naver.jp/odai/2135770305334994901

    この記事 凄く参考になりました。感謝です。

    • Posted 2013/02/28 at 02:51 | Permalink

      ホントですね。ボクもたまたま Facebook、タンさんのタイムラインでこの話題に触れて、わ〜!書かねば!と思ったのでした。書いた結果、皆さんから寄せられたコメントをこうして読むことができました。批判的な目で見ても、好意的に解釈しようと努力しても、はたまた「なるようにしかならない」と諦めても、結局のところ押し流されていくしかないのかな〜と思うとちょっとアレですが…(泣)。

      ちなみにボクは「スターウォーズ」から「ライフ・オブ・パイ」まで VFX全般が好きですが、やっぱ「トラと漂流」のような効果のほうが、メーキングを見た時に「えっ!(゚Д゚;)」と云える楽しみがあって好きかなぁ(笑)。

  7. Posted 2013/02/27 at 15:07 | Permalink

    Raitankさん、私のFBシェア情報が役に立っててうれしいかぎりです。
    (私は毎日このブログをチェックしてますが、まさかRaitankさんも私のTLをご覧になってるとは…)

    R&Hが倒産したのは会社の経営責任ではありますが、職を失ったクリエイターたちの悔しさは計り知れません。“良い仕事をしているからといって、淘汰されない保証はありません”ということになりますもんね。若いクリエイターを育成する教育現場にいるような私がどう彼らの不安を払拭するか今後問われるような気がします。

    今回の公開書簡とデモが訴えているのは”低賃金”ではないのは明らかですね。クリエイティブに対して、きちんとした評価をもらえているのか、理解されているのか、という非常に”心情”的な対象です。逆に言えば、心情的に受け入れられるものなら報酬なしでも働くと安直に考える人もまたいるもんです:
    任期は1年・報酬無し、大阪市の「天王寺区広報デザイナー」募集内容がひどい

    まぁ、Raitankさんも私もデザイナーでクリエイターなので、気持ちよく仕事するには我々のモチベーションの上げてくれるディレクターかクライアントが必須ですねw
    デザイナーのモチベーションを根こそぎ奪う!たった7つの魔法の言葉

    • Posted 2013/02/27 at 21:04 | Permalink

      tanさん、この度の情報提供に感謝します。ボクは Facebookはそんなに頻繁に見ているわけではないんですが、なぜか、tanさんのタイムラインが目にとまる確率はかなり高く(笑)、TEDに関する情報をはじめ、よく個人的に勉強させて頂いています。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。今回のニュースをブログに掲載したことをご連絡した Brosteさんも喜んでおられましたよ。(^_^)v 今後ともどうか宜しくお願いします。

  8. Posted 2013/02/27 at 14:32 | Permalink

    以前はVFXは特殊技術でした。高価な機材やソフトウェアを使用し、スタジオが持つノウハウ自体が売り物になってたんですよね。

    ですが、VFXの多くの部分が人力なんです (笑。一番のコストは人件費なんですよね。アーティストを多く抱えているスタジオよりも、単価が安い方にシフトするのは至極当然な気がします。

    大きなスタジオである必要がなくなり、小回りの効くノウハウを持った集団が重宝されます。

    なんか恐竜が絶滅した時に近い気がするのは気のせいでしょうか?隕石も落ちましたし…。

    これは、VFXに限った事じゃなくて全ての業種でも言えることで、「誰でも出来るという事は、誰も儲からない」事になる気がします。

    • Posted 2013/02/27 at 14:50 | Permalink

      >「誰でも出来るという事は、誰も儲からない」

      そうそう! さすがは ishicawさん、良いこと云うわぁ。それを云いたかったです。(^_^)v けど、アレですか、もう隕石も落ちたし、そちらに流れるのは歴史的に見て必然なんだから、今さらデモ行進したって恐竜は絶滅するしかないんだおー!ってことでしょうか。

      ま、実際20年前、一足先に「誰でもできる」の洗礼を受けた出版・印刷業界は、現場に近いところから次々と色々な職種・業種の絶滅が続き、しまいに電子書籍の到来で、今や最上層部まで淘汰・再編されそうな勢いですものね…。

  9. Posted 2013/02/27 at 13:24 | Permalink

    やっほです!

    僕のTwitterのTLでは怨嗟の嵐でした。マイクがカットされた瞬間は「WHAT THE FxxK!」みたいな!

    いまプロテストの一環でBefore VFXってサイトができて、続々と画像がUPされてます。
    http://beforevfx.tumblr.com/

    デジタルドメインもそうですが、ヒューゴでオスカー受賞したPixomondoもロンドンのスタジオを閉鎖してますし。

    アンリーはでもR&Hのこと「悲しい」ってコメントしてましたねどっかで。これだ!
    http://www.hollywoodreporter.com/news/life-pi-director-ang-lee-422270

    • Posted 2013/02/27 at 14:13 | Permalink

      おぉ〜!この Before VFXってサイトはわかりやすいですね!(笑) アン・リー監督の記事も!っていうか、こちらはこの記事を公開する前にボクが見つけておかなくちゃいけなかった情報っすね。赤面、赤面…。いやしかし、ブロストさんの Facebookページを見て、アン・リー監督宛に公開書簡を作ったのは、あくまでも注目度を高めるための方便だな〜って思ってました。

      こういう事件がきっかけになって、何か建設的な業界全体の流れになれば良いですけど、全世界的な TPPのような動きを見ると、あたかもエントロピーの法則通りに(?)グローバリズムは進行する一方ですよね。どうなってしまうんでそ?(´・_・`)

  10. tedukakaz
    Posted 2013/02/27 at 13:12 | Permalink

     VFXの話は、私の連載でもなんとか書いてきた事ではありますが、まさに中国・新興国問題なのです。
     ところが、中国フィルムメーカーの台頭がある為、そこを非難しづらい「空気」があり、その空気を読んだ結果ジョーズのテーマだったのでは無いか、という批判です。
     あと、今回は省かれてますが、実際には中国や新興国の最大の問題は、彼らが「正規ライセンスを買ってない」という問題が最大のものです。
     つまり、以前お話ししたVFXの予算のうちで最大部分を占める「機材投資」がほぼPC部分だけで済むわけで、そりゃ、先進国の企業が敵うわけ無いのです。

     とはいえ、実は日本の場合、ハリウッドが耐えられないような低予算での制作が普通になってしまっています。これもまた大問題。
     日本の場合には、中国人の3倍くらい速く作れる超凄腕の人間だけが、最低賃金ギリギリの生活をしているために成り立っているわけですが……
     これで良い訳がないですよね。

    • Posted 2013/02/27 at 14:13 | Permalink

      なるほどー。正規のライセンス品を買ってない。労働基準が曖昧。健康保険は要らない。機材投資はPCだけ。…と考えると、PCのハードを作ってるメーカーは安泰そうな気もしますけど(笑)、実際には例えば DELLなどは IPOをとりやめて株式非公開化に向かおうとしていますね。これなんか、やはり米国ベースの IT企業は『いつまでも製造業のままでは生き残れない』って判断なのではないでしょうか。かくして “激動の時代” はまだまだ続くのですねぇ。

    • tedukakaz
      Posted 2013/02/27 at 14:53 | Permalink

       これだけ製造業の機械化が進むと、ハード製造もソフトですから、コピーを安価に作れるんですよね。
       実際、中国では一世代前のPCのコピー品が出回っているわけですし、だからこそ大手メーカー各社はコピーを作りにくいノートPCに移行しているわけでして。

       過去日本も今の中国側の立場でやってきたことではあるのですが、いや、残酷です。

    • Posted 2013/02/27 at 15:00 | Permalink

      これまた、「なるほどねぇ〜」としか云いようがありませんね(笑)。なにごとも、連鎖し流転し続けるがゆえに苔むす暇とてない “転がる石” でありますか。ふ〜む…。

    • Posted 2013/02/27 at 15:08 | Permalink

      これ、AdobeやAutodeskはアメリカ企業なんだし、例えばハリウッドのスタジオに「遺法コピーを使ってる悪徳会社には発注するな」とか圧力かけるもしくは合意を取り付けることってできないもんなんですかね。。まあ下請けの下請けの下請けとかだからうやむやになっちゃうのかな。

      日本だと違法コピーでVFX会社作るなんてありえないし、そんな会社信用してもらえなくて発注もらえないと思うけど、、、、そうでもないのだろうか、、、、

    • tedukakaz
      Posted 2013/02/27 at 15:43 | Permalink

       日本でも違法コピーでやってる新しい会社はそこそこある様子ですが、狭い世界なのであっという間にソフトメーカーから問い合わせが行くでしょうね(笑)
       そもそも、様々なプラグインや環境変化に対応するために、メーカーとの関係が大事ですし。だからこそ、メーカーサポートが無いと動かないソフトをありがたがる珍妙な風潮も生まれるのですが(^^;

  11. Posted 2013/02/27 at 10:07 | Permalink

    コメントさせて頂きます。
    知りませんでしたーリズム&ヒューズ社には何人か日本人が働いていたと思います。
    倒産の原因は低コスト、低賃金でまかなえる新興国に設立されたVFX会社などとの
    競争に負けたとありますね。

    「近年、カリフォルニアに拠点を置くVFX工房は、カナダやイギリス、
    インドなどを拠点に、低賃金や税優遇措置を生かしてサービスを提供する
    ライバルに仕事を奪われ、すでに6社以上が倒産している。
    グローバル化による国境を越えた競争で、低賃金や税優遇措置を
    生かして成長する企業もあれば、進出が遅れて倒産している企業もでている」

    ジェームズ・キャメロンのデジタルドメイン社も昨年に倒産したとの事。

    世界最先端のVFX発祥の地、アメリカでこのような事が起きるなんて・・・
    驚いております。

    ただ、見方を変えると、もはやアメリカ流のVFX技術は世界のどこでも
    真似ができてしまうようになってきているという事ですよね。
    つまり、コンピューターとソフトウェアとそれを扱える人材がいれば
    あっ!と驚くVFX映像が作れてしまう時代なんですね。

    YouTubeなどでも大学生が作ったVFX映像のクオリティーが、とてつもなく
    高いなんて事があたりまえになってきているのを見ていて、
    映像業界のプロとアマチュアの境がかなり曖昧になってきているようにも感じます。

    実はルーカスフィルムが日本に誘致された事が過去にあるんですよ。
    ただ、ルーカス・フィルムは日本では英語がダメなのと、コスト面がかかり過ぎる
    という理由で、シンガポールに行ってしまいましたが・・・

    はたしてVFX業界は今後、どうなっていくのか?
    興味あるテーマであります。

    • Posted 2013/02/27 at 14:12 | Permalink

      あらま!デジタルドメインって潰れてたんですかー? それはまた…。パソコンとソフトがあれば誰だって… と云われればその通りですし、人海戦術で云ったら新興国が圧倒的に有利なことも理解できますけれど、ホントにそれでいいのか!?って話ですよね。オバマさん、奥様にプレゼンターやらせている場合じゃないっしょっ!!って張り扇で叩く人がいないと、マジでやばそうですね。

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